幻水専門館トップへ
 
ストーリー攻略タイトル画像

 
 
Page.1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7 ・ 8 ・ 9
 
 

- + - ク ス ク ス - + -



 クスクスの街に到着したら、街の入り口の近くにある鍛冶屋でしっかりと武器を鍛えておこう。ここで取り敢えずレベル6まで鍛える事が出来る。そして、道具屋ではガントレットを買い、最低でも前衛のキャラの防御力だけはしっかりと高めておこう。
 また、街の左上隅の大きめの家の本棚にレシピ9(フライ)があるので、今取っても良いし後にハイ・ヨーを仲間にしてから取っても良い。
 準備が整ったら、街を出てずっと南へと進み、サウスウィンドゥを目指す。


<サウスウィンドゥ市周辺 出現モンスター>
むささび、ブラックバニー、ターゲットレディ

<入手アイテム>
◯むささび : おくすり6、おくすりの封印球、?つぼ(せいじのつぼ)
◯ブラックバニー : かたあて  /  ◯ターゲットレディ : ピクシーの封印球



- + - サ ウ ス ウ ィ ン ド ゥ - + -



 サウスウィンドゥに辿り着くと、街の入り口ではビクトールが仲間達の合流を待ってくれていた。
アイリ「だれだい、あそこで大声だしてるのは? あんたの知り合いかい、主人公?」というアイリの質問には、当然「クマさんだよ」と答えよう☆ それがビクトールに対する正しい作法である(きぱっ
ビクトール「きこえたぞ、主人公。だれがクマだってーーーー?」とノってくれる。

 ジョウイの姿が見えないと呟くビクトールに対し、正直に経緯を説明すると、怒りを露にする訳でもなく、恬淡としていた。親しかったアナベルを暗殺したジョウイに対し、何か考えがあっての事なんだろう、と冷静に受け入れるビクトールの心境が良く分からない。既にそういった情報を掴んでおり、その事情を知っているのかもしれない。

 ここで、アイリ・リィナ・ボルガンの装備を外しておこう。彼女達は一旦パーティを離れるからである。特にリィナからは火の紋章も外しておく。

 宿屋に入り、フリックとも再会した一行は、早速これまでの事を整理して話し始めた。
 ビクトールとフリックが昨日到着し、その次が主人公達だった。レオナやバーバラなどはまだの様だ。
 ビクトールとフリックは、このサウスウィンドゥ市の市長グランマイヤーと面会をする約束をしているというので、主人公とナナミはそれに同行する事にする。アイリ達は宿屋で待つ事にするので、ピリカを預け、市庁舎へと向かった。

 市長グランマイヤーに会うと、早速グランマイヤーは、この街の北西にあるノースウィンドゥでの事件について語り始める。最近ノースウィンドゥの周辺で女性が行方不明になるという事件が発生しているというので、そのノースウィンドゥ出身であるビクトールに調査を依頼してくる。
 断りきれず、渋々とこれを受けるビクトール。グランマイヤーは、副官であるフリード・Yを同行させてきた。
 化け物、滅んだ村、女性が行方不明。そして挿入されるCGムービー。そう。前作で、夜の紋章の具現化した姿である星辰剣を手に、ビクトールの手で倒した筈の吸血鬼ネクロードであった。

◯パーティーの状態 < 仲間 : 23 / 108 >

主人公 LV26 -- 紋章 : 輝く盾の紋章・返し刃の紋章 -- 天牙双 : Lv.6 / 18 火の紋章
サークレット・けんぽうぎ・ウィングブーツ・力おび・力おび

ナナミ LV26 -- 紋章 : 返し刃の紋章・怒りの紋章 -- 百花棍 : Lv.6 / 22 火の紋章
サークレット・マジックローブ・力おび・力おび・ブルーリボン

アイリ LV19 -- 紋章 : 水の紋章 -- スラッシュナイフ : Lv.6 / 31 火の紋章
サークレット・マジックローブ・力おび・力おび・力おび

ビクトール LV22 -- 紋章 : しっぷうの紋章 -- し交の剣 : Lv.9 / 55 雷の紋章
ハーフヘルム・チェインメイル・力おび・力おび・力おび

フリード・Y LV20 -- 紋章 : 必殺の紋章 -- 雷光丸 : Lv.6 / 27 雷の紋章
サークレット・チェインメイル・カイトシールド・水のアミュレット・力おび・力おび


 紋章屋・防具屋・道具屋で装備を整える前に必ずセーブを。そして掘り出し物を確実に購入しよう☆
 特に、防具屋でカイトシールドをフリード・Yに買ってあげると良い。また、紋章屋で雷の紋章(又はミューズ市で火の紋章)を買い、クスクスの街の鍛冶屋で武器に宿せば、通常攻撃をした時に雷属性の追加ダメージを与える事が出来る。
 そして、街の右端の方で植木が並んでいる場所があり、右から2番目の「手入れのゆきとどいた植木」を調べると友情の封印球を入手する事が出来る。これは、108星の仲間が増える程攻撃力が高まっていく武器に宿す封印球である。
 更に装備を完璧にしようとする人は、このサウスウィンドゥから東へ進んだ所にラダトの街があるので行ってみると良い。この街の道具屋の掘り出し物でマジックローブ(20000ポッチ)やスピードリング(16000ポッチ)が買える。かなり高価だが、それだけの価値がある。


- + - ノ ー ス ウ ィ ン ド ゥ - + -



 クスクスの街の西へ進むと、ノースウィンドゥの村が見えて来る。ビクトールの故郷であるノースウィンドゥに入ったが、其処では人の姿は見当たらず、滅んだ村の跡しか無かった。
 数年前、この村は吸血鬼ネクロードに襲われ、滅んでしまった。たまたま村を出ていたビクトールは生き残る事が出来たのだが、その後、トラン湖南西のロリマー地方にあったネクロード城へ乗り込み、夜の紋章の化身である星辰剣の力を借りてネクロードを倒す事が出来た。
 そういった話をしていると、ビクトール達の前に、居る筈の無いネクロードの姿があった。
 月の紋章を宿した不死身のネクロードは滅んではおらず、ビクトールをしきりに挑発する。星辰剣にも恨みがあるので、一緒に復讐をしてやりたいのでさっさと剣を取りに行ったらどうだ、とまでネクロードは言う。
 ビクトールはノースウィンドゥの南西にある風の洞窟へ星辰剣を取りに行く事にした。


- + - 風 の 洞 窟 - + -



 この洞窟では、非常に強力な防具が入手出来る。それは風のぼうし。防御力は+24、速さも+7と大幅に上昇し、ラストバトルまでお世話になる最強クラスの防具なので、此処で幾つか入手しておくべきだ。この風のぼうしはグリフォンが時々落とすので、出来れば4つくらいは頑張って入手しよう。そうすれば、2主人公・坊ちゃん・アイリ・リィナ・ナナミ・シエラ・カスミなど、軽装備のキャラの防御力は飛躍的に高まる。
 装備を整えておけば楽勝出来るモンスターばかりで、又ごずが時々特効薬3を落とすので回復も問題無い。延々と戦い続けても辛くは無い筈だ。唯一苦戦しそうなのはにちりんまおうだが、速さのある主人公やナナミに返し刃の紋章を宿し、武器に火か雷の紋章を宿しておけば、この二人の攻撃だけでも倒す事が出来る。返し刃が無い場合は、レベルアップをしていく必要がある。

 それ以外に、にちりんまおうが低確率で落とすぬりかべの封印球も使い方によってはなかなか役立つ。この紋章は特殊なもので、防御力が2倍にまで高まる代償として、「ぼうぎょ」以外の行動が出来なくなる。つまり、ただひたすら盾になって耐えるだけのキャラになってしまうのだ。相当手強い敵と戦う場合に、ほたるの封印球(自分に攻撃を集中させる)と併用して前衛キャラに宿しておけば、それ以外のキャラを守る事が出来るだろう。その場合、地の紋章か大地の紋章を武器に宿しておけば、防御力を高めながら毎ターンHPが回復するので、盾キャラとしてはもう完璧(爆

 途中、強風が吹き抜けている場所に出るので、岩を動かして風を遮って通過しよう。岩を4つ動かす必要のある場所で上の方の通路へ行くと、其処には宝箱が3つあり、更になぞの老人が佇んでいる。この洞窟は長い道のりなので、出口まで送ってやろうか?と言ってくれるので、お願いします、と選ぶと洞窟の入り口まで戻る事が出来る。

 更に暫く進むと、男が一人佇んでいた。話し掛けると、男はビクトールが来るのを待っていたと言う。
 男の名はカーンと言い、代々ネクロードを追い続けているバンパイアハンターの血族マリィ家の者だった。そして、祖父や父はネクロードによって殺されているので、ネクロードと戦う事は家柄としての宿命でもあり、またカーン個人にとっても敵討ちという事になる。
 カーンによれば、ビクトールが以前倒したネクロードは現し身の秘法による身代わりに過ぎず、ネクロード本体ではなかったという。
 ネクロードの魂を、夜の紋章、即ち星辰剣によって捕らえ、結界に封じる事が出来れば倒す事が出来る筈だ、という具体的な事まで知っているカーンが自分で星辰剣を手に出来なかった理由は、星辰剣が激怒しており、手に負えない状態だったからだ。そしてその原因は、星辰剣をこんな洞窟の奥へ放置したビクトールにある。

 更に先へ進み、星辰剣に話し掛けると、激昂した星辰剣が襲い掛かってきた。
 星辰剣は通常攻撃では中央の二人へ縦一列の攻撃を繰り出し、更に全体へ魔法でダメージを与えてくる。1ターンで2回攻撃をしてくるのでダメージも大きい。よって、主人公の輝く盾の紋章か、又は水の紋章でパーティ全体を回復させながら戦おう。
 又、星辰剣に対しては、武器に火の紋章を宿しておくと良い。通常であれば攻撃の1/4の追加ダメージなのだが、星辰剣へは1/2のダメージとなるので、少しでも多くのダメージを与えられる。
 ある程度ダメージを与え続けると、星辰剣とのバトルは終了となる。

 
<風の洞窟 出現モンスター>
ソーサラー、ごず、グリフォン、にちりんまおう、せいしんけん

<入手アイテム>
◯ソーサラー : すりぬけの札  /  ◯ごず : 特効薬3、やきにく3、ゴズの封印球
◯グリフォン : 風のぼうし、風の封印球  /  ◯にちりんまおう : ぬりかべの封印球
◯せいしんけん : なし
◯宝箱 : たいようのバッチ、さかなのバッチ、炎のかべの札、3000ポッチ、蒼き門の封印球、おくすり6、直守の石、ハーフヘルム



◯パーティーの状態 < 仲間 : 24 / 108 >

主人公 LV28 -- 紋章 : 輝く盾の紋章・返し刃の紋章 -- 天牙双 : Lv.6 / 18 火の紋章
風のぼうし・けんぽうぎ・ウィングブーツ・力おび・力おび

ナナミ LV28 -- 紋章 : 返し刃の紋章・火の紋章 -- 百花棍 : Lv.6 / 22 火の紋章
風のぼうし・マジックローブ・力おび・力おび・ブルーリボン

アイリ LV27 -- 紋章 : 水の紋章・火の紋章 -- スラッシュナイフ : Lv.6 / 31 火の紋章
風のぼうし・マジックローブ・力おび・力おび・力おび

ビクトール LV27 -- 紋章 : しっぷうの紋章 -- し交の剣 : Lv.9 / 55 ちんもくの紋章
ハーフヘルム・チェインメイル・力おび・力おび・力おび

フリード・Y LV27 -- 紋章 : 必殺の紋章 -- 雷光丸 : Lv.6 / 27 雷の紋章
ハーフヘルム・チェインメイル・カイトシールド・水のアミュレット・力おび・力おび

カーン LV27 -- 紋章 : 破魔の紋章 -- 暗器・百式 : Lv.6 / 17 魔力吸いの紋章
皮のぼうし・レザーアーマー・やみのマント・炎のかべの札3・優しさのしずく札3




- + - ノ ー ス ウ ィ ン ド ゥ - + -



 ノースウィンドゥの城に入ってすぐの小部屋に火の封印球があるので、入手したら誰かに装備をさせよう。武器に付ける場合はクスクスの街へ、体に宿す場合はサウスウィンドゥの街へ。
 暫く進むと、不気味な石像のある行き止まりの小部屋に辿り着く。中央に茶色のマス目があるので、そこへ一体はみ出した石像を押して行って置くと、新たな通路が出現する。又、真ん中と左端の石像を動かすともう一つ小部屋が出現し、其処には闇の封印球があるので入手しておく。
 そして先へ進むと、今度は10本の燭台が並んでおり、その内の4本に火が灯っている。
 上段・下段共に右から2番目を残して他に火を灯すと小部屋が出現し、其処にはブルーリボンがあるので入手しておく。これでナナミもアイリも直接攻撃は受けなくなる。又、上段全ての燭台に火を灯せば先へ進む通路が出現する。

   城の一番奥へ到達すると、今作でもやはりネクロードがパイプオルガンで荘厳な楽曲を演奏していた。
 ネクロードは、夜の紋章(星辰剣)とマリィ家の人間を前にして、対策を講じていた。それは、ビクトールから星辰剣を取り上げ、それぞれを別々に始末する事だった。その為に、ネクロードがビクトール達の前に出現させたものは、ビクトールの幼馴染みの娘ディジーだった。
 しかし、ビクトールはそんな下劣な幻影に惑わされる事はなく、ディジーの姿をしたゾンビの首を刎ねる。
 ネクロードは分が悪いと判断し、早々に姿を消してしまう。そしてビクトール達の前に立ち塞がったのは、ヘカトンケイルというアンデッドの化け物である。

 ヘカトンケイルはネクロードの僕に共通する属性を備え、その姿の通り、火と聖に弱い。よって火の紋章と破魔の紋章を駆使し、一気に大ダメージを与えて倒してしまおう。
 火の紋章LV3のおどる火炎で800弱、破魔の紋章LV3の破魔で1200弱、雷の紋章LVの天雷で600〜700も与える事が出来るので、2ターンもあれば充分倒す事が出来る。

<ノースウィンドゥ 出現モンスター>
ソーサラー、かげおとこ、ゾンビ、ヘカトンケイル

<入手アイテム>
◯ソーサラー : さかなのバッチ  /  ◯かげおとこ : 毒消し4
◯ゾンビ : ?つぼ(しっぱいのつぼ)、ハーフヘルム  /  ◯ヘカトンケイル : なし
◯宝箱 : 火の封印球、魔守の石、闇の封印球、ブルーリボン、首輪、チェインメイル



 若い娘の行方不明事件の元凶は突き止めたものの、肝心のネクロードは逃がしてしまった。しかし、一応追い払う事は出来たという事で、取り敢えずサウスウィンドゥに戻り、グランマイヤー市長へ報告する事にした。
 カーンはネクロードの行方を追う為、別行動を取らせてもらうと言い、パーティから外れてしまう。そして、サウスウィンドゥへと向かおうとすると、其処へフリック達が皆やって来た。
 サウスウィンドゥが、ハイランド王国の手に落ちてしまった為、此処まで逃げて来たという。
 ビクトール達がノースウィンドゥへ向かって間もなく、ソロン・ジー率いる王国軍が急襲を仕掛けて来た。勝ち目が無いと判断をしたグランマイヤー市長は全面降伏をしたのだが、翌朝、城門に市長の首が吊るされていた。その上、反乱を抑える為に、各地でミューズ市やサウスウィンドゥ市の元兵士を捕らえているという。
 このままではハイランド王国軍とまともに戦う事が出来ない為、何処か安全な地へ逃げようと考え、主人公達はクスクスの街へ向かう事にした。
 しかし、クスクスの街も既にハイランドの兵によって港が封鎖されており、船を出す事は出来ない状態になっていた。サウスウィンドゥへ行ってみても、街の入り口に兵士が立ち塞がり、入る事は当然出来ない。
 ノースウィンドゥへ戻り、ビクトールに報告をすると、誰も良い対策が思い付かなかった。このままでは、王国軍によって此処も占拠されてしまうかも知れない。
 するとアップルが、王国軍に対して勝ち目がある、一つの可能性を挙げた。ラダトの街に住むシュウという男であれば、王国軍に対抗出来る奇策を思い付くかも知れないと言う。シュウはアップルと同じくマッシュ=シルバーバーグの弟子で、破門はされているが一流の軍師であるという。
 主人公達はラダトの街へ向かう事にし、フリックとビクトールはサウスウィンドゥ市の兵を少しでも集めようと動いてみる事にした。


- + - ラ ダ ト - + -



 ラダトにあるシュウの自宅を訪い、アップルは力を貸してくれる様に頼み込む。しかし、シュウはアップルに冷たく言い放つ。ルカ・ブライトはこの世の全てを呪っており、都市同盟をズタズタにするつもりだが、俺にはどうでも良い事だ。都市同盟からハイランドに支配者が変わったところで、大した違いはない。何ならこの戦争に乗じて交易商として儲ける事も出来るのだ。と。
 シュウの家を出たアップル達は、どうにかしてシュウを説得出来ないものかともう暫く頑張ってみる事にした。
 取り敢えず、シュウがよく訪れる居酒屋へ行ってみるが、大した情報は得られず、出て行こうとする。すると其処へシュウがやって来る。
 アップルは土下座までしてシュウに必死で頼むが、それでもシュウは首を縦には振らない。だが、プライドまで捨てても、それはマッシュから受けた教えだとはっきりと言うアップルに対して、シュウは多少動揺している様だ。
 もう少し粘ってみる事にし、居酒屋を後にした。

 そして、鑑定屋の前に佇んでいる男に話し掛けると、アップル達の事を知っているという。彼はリッチモンドという自称凄腕の探偵で、交易商のシュウを味方に引き入れに来たのだろう、という事情まで知っていた。
 彼はシュウの情報を仕入れる為、1500ポッチという前金で自分を雇わないか、と話を持ちかけてきた。お金を支払うと、彼は早速動き出してくれた。情報を得たら報告に行くので、宿屋で待っていろ、と言う。
 その夜。寝静まった宿屋の真っ暗な一室に忍び込んで来るリッチモンド。主人公達は何事かと目を醒ます。
 リッチモンドは、シュウが明日の夕方、大事な取引があるので其処へ出向かなくてはならない様だ、と報告し始めた。その場所は、このラダトの街の船着き場だと言う。そして、リッチモンドは早々に立ち去った。

 翌日、一行は早速街の東にある船着き場へと向かった。
 すると、リッチモンドの情報通り、シュウがやって来た。
 諦めず説得をするアップルに対して、シュウはトラン共和国の南の群島諸国で流通しているという銀貨を取り出し、川の中へそれを投げ込み、あれを拾って来る事が出来れば仲間になってやろうと言い始めた。
 この寒い中、川の中を探って小さな銀貨を一枚探し出すのは至難の業。だがアップルは決して諦めず、川の流れを止める為、水門に行こうと言う。
 橋の傍に立っている船乗りらしい男に話し掛け、水門を閉じてくれないかと頼むと、水門は年に数回、特別な時だけしか閉める事は無い、と言う。だが、アップルも引き下がりはしない。
 其処へ、アマダという船乗りがやって来た。この水門を閉める事はハイランド軍に勝つ為に必要で、つまりは多くの人の命が懸かっている、と説明をする。すると、アマダは腕比べで勝つ事が出来れば水門を閉じてやろう、と言ってくれた。


- + - ア マ ダ と の 腕 比 べ - + -



 アマダとの一騎討ちイベントとなる。
 捨て身で来る事が多いので、防御をしていれば楽勝である。その上、アマダは攻撃力がかなり低いので、LV30弱程度でそれなりの装備をしていれば、捨て身を食らってもノーダメージである。

◯こうげき の時の台詞
「さあてまずは小手調べ・・・」

◯ぼうぎょ の時の台詞
「次は、そっちの番だぜ」「やべぇ、やべぇ、負けちまうよぉ」「へへっ、少しは手かげんしねぇとなぁ」

◯すてみのこうげき の時の台詞
「ふぅん、じゃあもうちっと、キツいの一発」「ラチがあかねぇやぁ!!これでもくらいな!!!!!」「いいねえ、もういっちょう行くぞ」「ちっ!次こそ!!!!!」

 一騎討ちに勝つと、アマダは一晩だけ水門を閉めてくれた。
 その夜、アップルと一緒に川底を懸命に探す主人公とナナミ。
 アップルは、シュウが自分に僅かなチャンスさえくれなかった事を知りながらも、それを信じたくなくて意地になっているだけなので、主人公とナナミにもう宿屋に帰ってもいいよ、と言い始める。
 と、その時。主人公は銀貨を発見する事が出来た。
 シュウは、其処までして必死になるアップルに根負けをし、軍師として仲間になってくれた。
 銀貨を確認しようとすると、シュウは主人公の右手の紋章に気付く。そして、それがジョウストン都市同盟にとって特別な意味を持つ、ゲンカク老師に縁がある、という事も知っていた。それについては、ソロン・ジーの軍隊を破った時、話そうと言ってくれた。遂にアナベルから語って貰えなかった真実である。

 シュウは銀貨を小石にすり替えていた筈なのだが、それは探偵リッチモンドの鮮やかな仕事であった。
リッチモンド「ふ・・・・・・仕事はパーフェクトに・・・・・だ」


- + - 本 拠 地 - + -



 本拠地に戻ると、ビクトールは破門された様な軍師で大丈夫か、と漏らす。
 すると其処へ、早々とシュウが駆け付ける。シュウはビクトールに対して、俺に従い、俺の策を信じれば王国軍を破るのは容易いが、信じられないのなら敗れ去る、勝ちたければ俺を疑うな、出来なければ戦いの邪魔だから出て行け、とキツく言い放つ。
 破門された理由が分かる様な気がする、とシュウについて呟くビクトールであった・・・。

 結局、フリックとビクトールは、サウスウィンドゥの元兵士、それに女性や子供、老人なども含めて2000の戦力が確保する事が出来た。しかし、対する王国軍は、全面降伏をしたサウスウィンドゥの兵士を会わせて20000の兵力があると言う。
 しかしシュウは、それでも策は有ると言う。
 このノースウィンドゥの城は元々、トランの赤月帝国からの侵攻があった時、不利を承知で集まった2000の勇士が反撃の拠点とした場所であった。それは今回のこの新同盟軍の状況とよく似ている。
 また、王国軍はサウスウィンドゥを占領したばかりなので、各地の反乱を抑える為に兵力を配置しなければならない。つまり、現時点でこちらへの侵攻として動かせる実質の兵力は半分の10000程度に過ぎず、その内3000程度はサウスウィンドゥの兵士である。条件を整え、こちらに寝返らせる事が出来れば、兵力の差は大分縮まるという事になる。
 サウスウィンドゥの兵士を寝返らせる諜略として、シュウはフリード・Yに対して、敵軍に潜り込んで流言を兵の間に広めさせる工作を指示する。即ち、この戦争が終われば、降伏をしたサウスウィンドゥの兵士は全員殺される、というものである。
 更にシュウはソロン・ジーの軍隊に対し、その包囲網を破る兵の配置を行なう様決めた。王国軍はこの城を陥落させる為、城を包囲して攻城戦を仕掛ける事になるので、少数の部隊をソロン・ジー本隊の背後を突く様に回り込ませるというものだ。
 つまり、ソロン・ジー本隊を突然背後から攻撃する事により、王国軍に動揺を与え、降伏兵が寝返りやすい状況を作り上げるという作戦である。
 ハイランド王国は平地・山地の国であり、湖など水上戦の経験が無い為、その盲点を利用して、近くの村々から集めた船で兵を上手く王国軍の背後に回り込ませる準備まで既にシュウはしていた。
 そして、その襲撃部隊は主人公が直接率いる精兵300とシュウは言う。戦争経験の豊富なフリックやビクトールは逆に、本拠地の防備の強化に当たる事になった。


- + - 本 拠 地 防 衛 戦 - + -



 シュウの予測通り、指揮官であるソロン・ジーは背後からの襲撃など一切考えていなかった。クルガンは念の為にそういった配慮も出来る冷静な将なのだが、ソロン・ジーに従って城を一気に目指した。
 そして、東の森の中から回り込んだ主人公達は、ソロン・ジーのユニットを攻撃する。
 そしてその時、フリード・Yがサウスウィンドゥの兵達に向かって叫ぶと、兵達は一斉に寝返って王国軍を攻撃し始めた。暫く耐え続け、ソロン・ジー、クルガン、シードといった精鋭に立ち向かっていると、やがて王国軍は撤退していく。

 本拠地に戻ると、シュウはこのノースウィンドゥの城を本拠地として、ハイランド王国に対抗していこうと言い始めた。そしてそのリーダーは、都市同盟の英雄ゲンカクの子である主人公が相応しいという。ゲンカクは都市同盟にとって特別な存在であり、そしてゲンカクと同じ輝く盾の紋章を宿した主人公が、同盟軍を率いていくべきであると。
 突然その様な重責を背負わされ、動揺する主人公とナナミ。そんな二人に、ビクトールが酒場でアナベルの伝えられなかった事を話してやろうと言う。

 1階の酒場に行くと、ビクトールは語り始めた。
 30年程前、ハイランド王国とジョウストン都市同盟との間で、大きな戦争が起こった。都市同盟の方から仕掛けた戦だった様だが、その都市同盟軍を率いていたのが、アナベルの父であるミューズ市長ダレルだった。そして、ハウランド王国軍を率いていたのは、王国第一軍の将軍ハーン・カニンガム。
 しかし、ダレル市長には戦に対する力は無く、素人同然であった。そんな都市同盟軍が王国軍に対抗出来たのは、英雄ゲンカクの登場の為だった。
 ゲンカクは王国軍の緇重を叩いて反撃を行い、王国軍優勢であった筈の戦争は一進一退の状態となった。また、当時は戦争に対する緊張感が異なっており、同じ村の出身で親友であったゲンカクとハーンは、戦いの合間に酒を酌み交わす事もあったという話が残っている。つまり、戦争というよりは、それぞれの軍勢の真っ向からの力比べ、とでも言えるものだった様だ。更に二人は、この戦争が無意味なものだと言う事も知っていた。
 そして。ゲンカクとハーンは休戦協定を取り決めたが、ダレル市長は国境付近のキャロの街については、都市同盟軍の領地であると譲らなかった。そういう意地を張っていた為、折角の休戦協定はスムーズに締結される事がなく、状況が悪化していった。
 そこで、ハイランド王国の国王アガレス・ブライトは、両軍のトップであるゲンカクとハーンとの一騎討ちによって勝敗を決しようと提案をした。
 しかし、ダレル市長はゲンカクに渡した剣の刀身に猛毒を塗っており、確実にハーンを仕留められる様な工作を行っていた。それを知ったゲンカクは、一騎討ちにおいて剣を抜く事は無かった。遂に、ゲンカクはそのまま剣を取らず、ハーンがゲンカクの剣を叩き落として首に剣を当てる事でハイランド王国の勝利という事になった。
 それについて、都市同盟側の人々は、ゲンカクがこの勝負を汚したという事で、真相を知らずゲンカクを非難した。そして、ダレル市長はゲンカクを裏切り者として都市同盟から追放する事にしたのだ。

 翌朝、主人公はシュウに対し、同盟軍リーダーとなる事を了承した。
 そして其処へ、ミューズ市から逃れてきたホウアン先生がやって来た。名医ホウアンも、この同盟軍に参加してくれる事となった。
 本拠地の名前も付けたところで、一同の前に、門の紋章を宿した魔術師レックナートが現れた。前作と同様、108の宿星の名を刻む『約束の石版』を託しに。そして数年が経って見た目は成長しても、性根の悪さは何も変わっていないルックを預けに(笑


- + - N e x t - + -




inserted by FC2 system