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お風呂イベント集 タイトル画像

 
 

異国の女たち 〜イザベル・ネリス・シャルミシタ〜

 
シャルミシタ「イザベルさんは赤月帝国、ネリスさんは群島諸国からいらしたんでしたね?」
イザベル「ああ」
ネリス「シャルミシタさんはアーメスの方ですから、ここにいるのはファレナ人でない者ばかりということになりますね」
シャルミシタ「あら、確かに」
イザベル「しかし、来てみねばわからぬものだ。正直、ファレナはもっとひどい国だと思っていたぞ。奴隷を売り買いしているだの、女王が専制を敷き暗殺組織を使っているだの、ロクでもないウワサが伝わっていたからな。そこへ、兄が妹に反逆して決起したなどと聞いたものだから、これは成敗せねばと勇んでやって来たのだが・・・。まさかその反逆した兄に協力して戦うことになるとは思ってもみなかった」
ネリス「群島諸国は古くからファレナと交流がありましたから、比較的正確な情報が伝わっていました。でも、アーメスについては悪いウワサばかりが流れていましたね。シャルミシタさんには失礼ですが、山賊海賊が作った国だとか、平気で侵略を行う好戦的な国家だとか・・・」
シャルミシタ「そういうものなんですから、仕方がありませんわ。どこの国の支配者だって、自分の国の中で他国の方が良い国だなんて言われるのはガマンならないはず。わざと他国をおとしめるウワサを流して、ウチの国はあそこよりマシなのだと民に思わせようとするものですわ」
イザベル「その思惑に乗せられているとも知らず、そういう話を好きこのんで信じたがる民、広めたがる民も少なくはないしな。・・・まあ、乗せられてファレナに来てしまった私が偉そうに言うことではないが」
ネリス「でも、実際に来てみて誤解は解けたわけでしょう? 民の間にももっと交流があれば、互いに無用な警戒心や敵意を抱くこともないのに・・・」
シャルミシタ「それはきっと、遠い未来の夢ですわね。ほとんどの民は生まれた土地にそのまま骨を埋めるだけですもの。今のわたくしたちにできるのは、こうして集えた幸運を無駄にしないことですわ」
ネリス「ええ・・・」
イザベル「そうだな」

 
 
 

戦う女たち 〜ウルダ・ハヅキ・キャザリー〜

 
ハヅキ「キャザリー殿。折り入って貴殿に頼みたいことがある」
キャザリー「手合わせの相手、か?」
ハヅキ「お見通しか。ならば話は早い。私は貴殿に出会って初めてガンというものを見た。恥ずかしながら、この武器の使い手と闘うとしたらどうすれば勝てるのか、まるで見当がつかぬ。貴殿をダシにするようで申しわけないが、せめて手がかりなりとつかんでおきたいのだ!」
ウルダ「・・・ちょっと。入浴中にそんな物騒な話は遠慮してくれない?」
ハヅキ「あ、ああ・・・すまぬ。これは失礼した」
ウルダ「ふん・・・まったく、人間はどうしてこう野蛮なのかしら・・・。ところかまわず殺し合いの話はするわ、ガンなんて恐ろしい武器は造るわ・・・」
ハヅキ「むっ・・・」
キャザリー「ガンが恐ろしいか?私はエルフの弓の方がよほど恐ろしいと思うが」
ウルダ「・・・どういう意味?」
キャザリー「ガンは絶対数が少ない上に、いくさで使われることもまずないから撃たれて死んだ者はさほど多くない。どちらがたくさん人を殺したかと言えば、エルフの弓の方が圧倒的に上だろう。恐ろしくないか?」
ウルダ「・・・ヘリクツを・・・」
キャザリー「では君がガンを恐ろしいと言う根拠は何だ?」
ウルダ「な、何って・・・。あんな得体の知れない音や光を出して鉄の弾を飛ばすのよ!? 恐ろしいに決まってるじゃないっ!!」
キャザリー「正確には鉄ではなく鉛だが・・・。まあ、そういうことだ」
ハヅキ「な、何?」
キャザリー「ガンの優位性と言うのは要するに得体が知れないという一点から来る恐ろしさにすぎない」
ハヅキ「ハッタリ・・・だと?」
キャザリー「今のところはな。ガンはまだ発展途上の武器だ。扱いやすさも速射性もエルフの弓に劣る。それがわかっていれば対処はそう難しくはない」
ハヅキ「な、なるほど・・・そうか! 貴重なご教示、かたじけない!」
キャザリー「いや。 もっとも・・・。ガンの性質を一番よく知っているのは我々ガンナーだ。ガンのハッタリが効かない相手と闘う方法も他にいくらでも心得ているが」
ハヅキ「な・・・。ま、待てキャザリー殿! それでは貴殿の助言は無意味ということではないか! 待てと言うのに!!」
ウルダ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり野蛮だわ」

 
 
 

凸凹凹 〜エレシュ・シュンミン・レレイ〜

 
シュンミン「わ〜〜〜、ひろ〜〜〜い!」
レレイ「ふう・・・」
エレシュ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぶくぶくぶくぶく・・・」
シュンミン「わ、わっ!? エレシュちゃん!?」
レレイ「お、おい!! 大丈夫かっ!?」
エレシュ「・・・・・・ぷはっ!! ・・・はあ・・・はあ・・・どうも・・・ありがとう・・・ございます・・・ここで入浴するには・・・エレシュは身長が足りないようです」
レレイ「そうか・・・では・・・そうだな・・・私の膝の上に座るといい」
エレシュ「よろしいのですか?」
レレイ「ああ」
エレシュ「それではお言葉に甘えて失礼させていただきます。 ああ、これは快適です。レレイ、ありがとうございます」
レレイ「いや・・・」
シュンミン「う〜〜〜・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぶくぶくぶくぶく・・・」
レレイ「シュンミン!?」
シュンミン「ぶくぶくぶくぶく〜〜〜!」
レレイ「こ、こら! そういう悪ふざけはやめろ!!」
シュンミン「だってえ・・・」
レレイ「だってじゃない! 心配するだろう!! どういうつもりだ!?」
エレシュ「シュンミンもレレイの膝に座りたいのでしょう」
レレイ「え・・・。そ、そうなのか?」
シュンミン「・・・ダメ?」
レレイ「い、いや・・・別にダメではないが・・・」
シュンミン「ほんと!? わ〜〜〜〜〜い!! ふわ〜〜〜! レレイさん、足なが〜〜〜い! エレシュちゃんとふたりで座っても平気なの!」
エレシュ「快適でしょう?」
シュンミン「うんっ!!」
レレイ「そ、そうか・・・それは・・・よかった。ふふっ・・・背が高くていいこともあるんだな」
シュンミン「え? なに?」
レレイ「いや・・・なんでもない」

 
 
 

乙女の追求 〜キサラ・ラン・スバル〜

 
ラン「うわ! 男だ! 男がいるっ!!」
スバル「なんだとっ!? てめえっ!!」
ラン「なに怒ってんだよ? 誰もおまえのが小せーとか男みてーとか言ってねーじゃん」
スバル「言った!! いま言ったっ!! このやろー・・・ちっとばかしデカいからっていい気になりやがって・・・なに食ったらそんなにふくれるんだーーーっ!!」
ラン「はぁあ? ほとんどおまえと同じモンだけど? おまえ、ガキのころさんざんウチでメシ食ったんだから知ってるだろ?」
スバル「むぐぐぐぐ・・・ うがーーーーーっ!!!」
キサラ「ふたりとも、いいかげんにしなさい。子供じゃないんだからお風呂で騒がないの」
スバル「あ・・・」
ラン「ご、ごめん、母さん・・・。 見ろ! おまえのせいで怒られたじゃねーか!」
スバル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか、わかったぜ!」
ラン「あん?」
スバル「てめえ、アレ飲んで育ったからデカくなったんだなっ!?」
ラン「ばっ・・・ば、ばっきゃろーーーー! なに恥ずかしーこと口走ってやがるっ!!」
スバル「なにが恥ずかしーだっ!! 他に考えられねーだろっ!!!」
キサラ「あら、じゃあスバルも飲んでみる?」
スバル「ええええっ!?」
ラン「か、母さんっ!?」
キサラ「懐かしいわねえ。私は子供に飲ませるものじゃないって言ったんだけどね。あの人がうまいから飲めーってランにもムリヤリ飲ませてたのよ」
ラン「・・・・・・はあ?」
キサラ「ランったら苦い苦いってまぶたがハレるくらい大泣きしてねえ。確かに、ランの目が大きくなったのはアレのせいかもしれないわね。まだあったかしら?提督にいただいたお茶」
スバル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スバル「・・・目ですか」
ラン「・・・お茶ですか」

 
 
 

少女たちの関心 〜ジーン・マリノ・ルウ〜

 
ルウ「うっわ〜〜〜! ジーンさん、イロっぽ〜〜〜い!! めっちゃくちゃキレイ!」
マリノ「ほ、ほんと・・・大人の女ってカンジ・・・」
ジーン「そう? あなたたちだってかわいいわよ」
ルウ「あー、バカにしてるー。それってさー、コドモっぽいってことじゃん?」
マリノ「あ、あたしも・・・かわいい、より、きれい、って言われたい・・・」
ジーン「そんなものかしら? 私はかわいいなんて言われたことないから、一度くらい言われてみたいと思うけど」
ルウ「え〜〜〜? それ、おかしいじゃん?」
マリノ「そうよ! いまキレイな人は子供のころ絶対かわいかったはずだもの」
ジーン「あら、でもウソじゃないのよ。本当に言われたことはないわ」
マリノ「え・・・?」
ルウ「・・・じゃ、じゃあ・・・もしかして・・・ジーンさんって・・・昔はすっっっごいブサイクだったんだ!!」
マリノ「る、ルウちゃん・・・!?」
ルウ「でしょでしょ!?」
ジーン「さあ、どうかしらね。ふふふふふ・・・」
ルウ「ブサイクからでもそんなにキレイになれるんだったら、アタシなんか超絶ビジン間違いナシじゃん♪ ねーねー、どーやったらなれるの!? 教えてよー!!」
ジーン「ふふふ・・・」
ルウ「あ、わかった! 魔法ね!? ブサイクがビジンになる魔法があるんでしょ!?」
ジーン「ふふふふふふふふ・・・」
マリノ「・・・ルウちゃん・・・」

 
 
 

妹たちの幸福 〜ジョセフィーヌ・フェイレン・メルーン〜

 
フェイレン「ねえ、ユ・・・」
ジョセフィーヌ「その名前を口にしたら湯船に浮かばせてさし上げますわよ!! プカプカとっ!!」
メルーン「にゅお〜♪ にゅお〜♪ にゅにゅお〜〜♪」
フェイレン「・・・ジョセフィーヌ?」
ジョセフィーヌ「はい、何ですの?」
フェイレン「あんたさあ、すげえ兄貴がいたんだね。顔もいいし地位も人望もあるし。ウチの兄貴とは大違いだよ」
ジョセフィーヌ「・・・そうですかしら? ワタクシはむしろあなたのお兄様の方が好ましいと思いますわ」
フェイレン「なんで!? うすらデカいくせに地味で目立ねーし、いっつもボーッとしてるし!」
ジョセフィーヌ「存在するだけで重い兄よりもマシですわ。何でも人並み以上にできて、常に正しいことを言う人の妹でいるのがどんなに息苦しいか!」
メルーン「にゅお〜♪ にゅお〜♪ にゅにゅお〜〜♪」
フェイレン「ああ・・・そう言われるとちょっとわかるような気もするなあ」
ジョセフィーヌ「でしょう? ああいう兄はああいう兄でタイヘンな重荷なんですのよ? ・・・もっとも、ルセリナさんの重荷に比べればたいしたことありませんけれど」
メルーン「にゅお〜♪ にゅお〜♪ にゅにゅお〜〜♪」
フェイレン「ありゃあ重荷っつーよりただのお荷物だよ。 ルセリナ、かわいそうなの通り越して尊敬しちゃうね」
ジョセフィーヌ「ファレナで一番不幸な妹かもしれませんわね」
フェイレン「じゃあさ、ファレナで一番幸せな妹は?」
ジョセフィーヌ「決まってますでしょう?」
フェイレン「だね」
ジョセフィーヌ「よくないこともたくさんありましたけれど、あの方にはファレナで一番のお兄様がいらっしゃいますもの」
フェイレン「うん」
メルーン「にゅお〜♪ にゅお〜♪ にゅにゅお〜〜♪」
フェイレン「・・・そういや、あの子も妹なんだよね・・・」
ジョセフィーヌ「ものすごく幸せそうですわね・・・」
メルーン「にゅお?」

 
 
 

美白の女王 〜ゼラセ・ニケア・ベルナデット〜

 
ニケア「・・・・・・ふ〜〜〜ん・・・」
ゼラセ「・・・何です?」
ニケア「いやあ、ゼラセさんもお風呂入るんだあ、と思って」
ゼラセ「当然でしょう。私を何だと思っているのです」
ベルナデット「そうよねえ」
ニケア「でもゼラセさん、お肌まっ白だね〜〜〜! うらやましいなあ!」
ベルナデット「ニケアさんも胸は真っ白なのね」
ニケア「他んとこの日焼けがひどいから白く見えるだけだよう。そう言うベルナデットさんはまんべんなくキレイな小麦色でこっちもうらやましいなあ!」
ベルナデット「そう? 群島諸国の女はみんなこんなものよ」
ニケア「うわ〜〜〜、スベスベだあ!」
ベルナデット「ちょ、ちょっと、ニケアさん!」
ニケア「ゼラセさんもちょっとさわら・・・」
ゼラセ「私は先に上がらせてもらいます」
ニケア「え? もう?」
ベルナデット「もう少しゆっくりすればいいのに」
ゼラセ「時間のムダです」
ニケア「あ〜あ、行っちゃった。せっかくハダカのおつきあいができると思ったのになあ」
ベルナデット「ニケアさん・・・気がついた?」
ニケア「へ? なに?」
ベルナデット「彼女のお肌・・・真っ白だったわ・・・」
ニケア「そうだけど・・・それが?」
ベルナデット「あんな色白の人がお風呂に入ったら普通、どうなるかしら?」
ニケア「・・・・・・あっっ!! え!? でも、だって・・・ええええっ!?」
ベルナデット「私を何だと思っているのです・・・か」
ニケア「さ、寒気が・・・」

 
 
 

秘密結社 〜ニフサーラ・リンファ・ノーマ〜

 
ニフサーラ「やあ同志ノーマ! 待っていたよ!」
ノーマ「・・・ど、同志?」
ニフサーラ「同志リンファ! 同志ノーマをこちらへ!」
リンファ「はいはい! ささ、同志ノーマ。どうぞどうぞ」
ノーマ「え? え?」
ニフサーラ「我らが秘密結社・美少年保護観察協会の第3回総会にようこそ!」
リンファ「拍手〜〜〜! パチパチパチ〜〜〜!!」
ノーマ「び・・・美少年・・・保護・・・なに?」
リンファ「秘密結社・美少年保護観察協会!」
ノーマ「はあ・・・。え、えと・・・ニフサーラさんはわかるけどリンファさんも?」
リンファ「そりゃあもう!あたしだってカワイイ男の子は大好きよ? あたしがこんなとこに来たのは王子様が誘ってくれたからだもん」
ノーマ「そ・・・そうなんだ・・・」
ニフサーラ「さて同志ノーマ。本日、我が結社の総会に来てもらったのは他でもない。我々がつかんだ情報によると、君の連れであるエルンスト君は呪いによってヒョウの姿になったのであり! 本来は相当な美少年であるということなのだが、事実に相違ないかな?」
ノーマ「う〜〜〜ん、美少年かなあ。昔からずっと一緒だったからよくわからないよ。ああ、でも村のお姉さんたちにはすごくかわいがられてたよ!」
ニフサーラ「聞いたか!?同志リンファ!」
リンファ「ええ、同志ニフサーラ! 素晴らしいわ!」
ニフサーラ「それで同志ノーマ! 呪いを解く方法はないのかな?」
ノーマ「えっと・・・レヴィさんに調べてもらってるけど、まだ何もわかってないよ」
ニフサーラ「うむ・・・そうか。よし、こうしてはおれん! 行くぞ、同志リンファ!!」
リンファ「ええ! 同志ニフサーラ!」
ノーマ「え? ど、どこ行くの?」
ニフサーラ「決まっている! あの怪しげな魔道士のところだ」
リンファ「早くエルンスト君の呪いを解くように、誠意を尽くして徹底的に説得しないとね!」
ノーマ「そ、そう・・・」
ニフサーラ「我等、美少年保護観察協会の理想を推進するために!!」
リンファ「我等、美少年保護観察協会の理想を推進するために!!」
ノーマ「・・・エっちゃんが満月の夜は人間に戻れること、言わない方がよさそうだよ・・・」

 
 
 

探求者たちの日常 〜ビッキー・ローレライ・ツヴァイク〜

 
ビッキー「むう〜〜〜・・・」
ローレライ「・・・しぶといヤツだな。素直に吐けばいいものを。あの時、深き薄明の森の遺跡に現れたのはおまえだろう!?」
ビッキー「だから、違うって言ってるのに!!」
ローレライ「ウソをつくな! 瞬間移動の能力を持つ上にあんな奇天烈な格好をした女がそうそういるわけがないっ!!」
ビッキー「ホントに知らないってばあ!!」
ローレライ「この・・・」
ツヴァイク「待ちたまえ。ウソではないようだぞ」
ビッキー「ひわあっ!?」
ローレライ「なっ・・・つ、ツヴァイクっ!?」
ツヴァイク「どうした? 私にかまわず話を続けてくれたまえ」
ビッキー「や、やだーーーっ!!」
ローレライ「お、おまえっ!! ここで何をしているっ!!」
ツヴァイク「だから私のことは気にするなと言うのに」
ローレライ「気にするに決まっているだろうっ!! ここは女湯だぞっっ!!!」
ビッキー「そ、そうだそうだ!」
ツヴァイク「ふう・・・愚かな。いいかね、ローレライ? 例えば、君が男湯の前を通りかかったとしよう。中から私と誰かの声が聞こえる。どうやらシンダル文明の謎について語り合っているらしい。さて、君はどうするかね?」
ローレライ「・・・聞きに行く」
ビッキー「えっ!?」
ツヴァイク「そうだろう? 私も同じだ」
ローレライ「・・・なるほど。それでは仕方がないな」
ビッキー「えええっ!?」
ローレライ「騒ぎ立ててすまなかった」
ツヴァイク「いや、理解してくれたのならそれでいい」
ビッキー「うわーーーっ!! この人たちヘンだよおっ!!」
ツヴァイク「君に言われたくはないが」
ローレライ「まったく同感だ」
ビッキー「うわーーーん! もうやだーーー!!」
ツヴァイク「・・・消えたな」
ローレライ「しまった・・・逃げられた」

 
 
 

最大の危機 〜ミアキス・リオン・ロイ〜

 
ミアキス「リオンちゃんとお風呂はいるのも久しぶりねえ」
リオン「ええ」
ミアキス「背中の傷、大丈夫? 見てあげるから脱いで脱いで!」
リオン「は、はあ・・・」
王子「やあ」
ミアキス「あら王子ぃ、どうしましたぁ? あぁ!もしかして、一緒に入りたいんですかぁ?」
リオン「え・・・」
ミアキス「もぉ、こっちは女湯ですよぉ? しょうがないですねぇ。でも、王子ならいいかぁ。ね? リオンちゃん」
リオン「・・・・・・ロイ君」
ミアキス「えっ!?」
王子「な、なに言ってるんだリオン! オレは・・・」
ミアキス「・・・オレ?」
ロイ「うっ!!」
ミアキス「じい〜〜〜〜〜・・・」
リオン「ロイ君、もうしないって言ったのにまた約束破りましたね?」
ロイ「い、いや、待て! オレはホントにリオンのケガが心配で・・・」
ミアキス「う〜ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜・・・そおですかぁ。あなただったんですかぁ・・・」
ロイ「え・・・!?」
ミアキス「そんなに女湯に入りたいならいっそ女の子になっちゃいますかぁ?」
ロイ「な、な、なに言ってんだ、あんた・・・」
ミアキス「だいじょおぶ〜。すぐすみますよぉ。わたし、斬るのは得意ですからぁ」
ロイ「ひ・・・ひいいいいーーーーーっ!! カンベンしてくれええーーーーーっ!!!」
ミアキス「甘いですぅ!! 女王騎士から逃げられると思ってるんですかぁ!?」
ロイ「うわああああーーーーーっ!!!」
リオン「あ・・・・・・ミアキス様・・・見破れなかったのが悔しいんですね・・・」

 
 
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