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モンスターを殺してください

依頼人 : ホープ仕事の場所 : プロディアス〜ヤゴス島報酬 : 3000G(750G)
難易度 : 高めギルドポイント : 8(2)登場キャラクター : ホープ、アルウェン、ヴィルマー、悪霊
出現モンスター : ジンバラ1体
入手アイテム : グランドロッド(フロアアイテム)、ジンバラの体液、退魔ポーション
発生条件 : キメラ研究所本部をクリアする / 消滅条件 : パレンシアタワー攻略を開始する
成功時に発生する仕事 : なし

仕事の内容

 モンスター退治をお願いします。このままじゃ彼が、彼が…。詳しくは、アパート2号室まで。
 

経緯

 場所は、エルクの部屋のあるプロディアスのアパート。その、エルクの部屋の右隣が依頼人の待つ2号室。
エルク「そう言えば、此処の2号室にギルドの依頼主がいたっけ…どうしようか…?」
『内容を聞きに行く』
エルク「ギルドで依頼を受けた者ですけど…」
ホープ「はい、どうぞお入り下さい」
アルウェン「……!?」
エルク「あんたが依頼人かい?」
ホープ「ええ」
エルク「モンスターを退治して欲しいという事だけど…?」
ホープ「そうです、貴方の目の前にいるモンスターを退治して欲しいのです」
エルク「はあっ? あんたを殺す!?」
アルウェン「何だって!!」
エルク「!?」
アルウェン「誰です、貴方は!?」
ホープ「アルウェン…」
エルク「知り合いか」
ホープ「ええ、私の…」
アルウェン「ボクはホープの保護者だ。で、貴方は?」
エルク「俺はハンターのエルクだ」
アルウェン「ハンター!? こんな所に何の…」
ホープ「ごめんなさい、エルクさん。今夜は満月…先程の依頼の訳は今夜話します」
エルク「今夜?」
ホープ「ええ、今夜この部屋に来て下さい」
アルウェン「ホープ!!」
ホープ「いいのよ、アルウェン…」
エルク「分かった、夜にまた来る」
ホープ「わがまま言って、ごめんなさい」
エルク「いや、いい」
アルウェン「ホープ…」
ホープ「ごめんなさい。アルウェン。でも、これ以上私は…」

その夜

アルウェン「ホープ、またなのか?」
ホープ「お願い、アルウェン…逃…げて…」
エルク「何だ!?」
アルウェン「貴方は昼間の…!? !! ぐああ…」
悪霊「がはははっ」
アルウェン「またお前か!」
悪霊「お前か、とはつれないなぁ。前に言っただろ? この娘とオレは一心同体なんだよぉ」
アルウェン「黙れ、ホープに取り憑いた悪霊め!」
悪霊「ふん、ホープだぁ?この娘が記憶を失っているのをいいことに、勝手な名前を付けやがって。だが、まんざら間違ってもいないぞ。ホープ…希望、そう、オレがこの世界で力を奮うための希望なんだよ、この娘は!オレが何者か想像がついたか、そこのハンター!」
エルク「キメラ研究所の実験体か!? まだ生き残りがいたとはな。だが、のこのこ出て来たのは間違いだったな。この場で、ぶっ殺してやるよ」
アルウェン「!! やめて下さい!!彼女は悪くないんです!!あの悪霊さえ何とか出来れば…」
悪霊「くっくっく。どうする?ハンター。ぶっ倒すんじゃなかったのか?」
アルウェン「くっ!」
悪霊「どうした、オレは無防備なんだぜ。ほれ、やってみろよ。くっくっく、出来ねえよなぁ。下手にオレを傷付ければ、この娘もやばいもんなぁ。さて、何もしないのなら…オレが貴様らをぶっ殺してやるよ!!」
アルウェン「やめてくれ、ホープ!!」
ホープ「アル…ウェ…ン。させない!!」
悪霊「ぐあっ、こ、この女…まだ…抵抗するのか…まあいい…時間をかけて、いずれこの体を…支配してやる…」
アルウェン「ホープ!! 大丈夫かい!」
ホープ「うっうっ…」
アルウェン「ど、どこか痛むのかい!?」
ホープ「ごめん…ごめんなさい。私の…私のせいでこんな…」
アルウェン「いいんだよ、悪いのはあの悪霊なんだ」
ホープ「でも、このままじゃいつか貴方を…」
アルウェン「…今日はもう休んだ方がいい」
ホープ「………。 お願い、その人と少しお話させて…」
アルウェン「…分かった…ボクは部屋の外にいるよ」
ホープ「噂は聞いてます、エルクさん」
エルク「!?」
ホープ「もう、分かってますよね…。私は、白い家から逃げて来たキメラの実験体…。だけど、まだ完全な状態じゃないんです。でも、日に日に私の中にいる力が強まっていくのが判るんです。このままじゃ私、彼を殺してしまうかも知れません」
エルク「だからオレに、この仕事の依頼をしたのか…。それにあんた、記憶が戻ってるんじゃないのか?」
ホープ「ええ、少し前から記憶は戻ってます。でも、これから私はどうしたらいいのでしょう? 逃げ出す前に、昔、研究所から脱走した博士の噂を聞いたのですが…。結局手掛かりは掴めなかったんです。その博士なら、何とかしてくれると思ったのですけど。そんなに簡単につかまるなら、とっくに研究所に連れ戻されてますよね」
エルク「研究所から逃げ出した博士…。はて、どっかで聞いた様な話だな」
ホープ「えっ!?」
エルク「そうだ、ヴィルマーの事だ!!」
ホープ「知っているのですか?」
エルク「ああ、こんな所捜したって居る筈がない。なんたって、遥か南の島に居るんだからな」
ホープ「そうですか…残念です…」
エルク「へっ?」
ホープ「今の私には、南の島に行く手段がありません…」
エルク「おいおい、オレを誰だと思ってるんだ?法に反しない事なら、どんな仕事でも引き受けるハンターだぜ!」
ホープ「じゃあ、お願い出来るんですか?」
エルク「もちろん、後はあんたが依頼内容を変更してくれればいいんだ。『あんたを殺す』から『ヴィルマーに治す方法を聞いて来る』にな」
ホープ「お願いします、その博士に治す方法を聞いてきて下さい。時間が…時間がないんです。もうすぐ、私でも抑えられなくなります」
エルク「依頼成立だな。安心しな、俺には飛行船がある。すぐに戻って来れるさ」
ホープ「はい、お願いします」

エルクは彼女の部屋を出た。そこで、廊下で待っていたアルウェンが訊ねてくる。
アルウェン「ホープは?」
エルク「安心しな、依頼内容が変更になってね。暫く戻れないが…俺達が帰ってくるまで彼女を守ってやれよ」
アルウェン「私は、ハンターを信用していません。でも、この件に関しては貴方を頼るしかなさそうです。頼みましたよ」
エルク「ああ、必ず彼女を元に戻す方法を探してくる。…それが今回の仕事だからな。 さて、早速行くか。 …やっぱ寝てから行くか」
エルクは自分の部屋で睡眠をとり、それから出発する事にした。
エルク「ふああ…よく寝た」
エルク達は、早速ヤゴス島のヴィルマー研究所へと向かう。
ヴィルマー博士「おお、来おったか。何やら急いでいる様じゃの。訳を話してみろ。力になれる事なら手伝うぞ。 ふむふむ、なるほど。その実験体は、恐らく第二段階に入ろうとしているな」
エルク「第二段階?」
ヴィルマー博士「ああ、霊魂レベルの移植が第一段階。そして、霊魂が肉体に融合すると第二段階でモンスターの力を得る事が出来る。この時点で人間側がモンスターの魂に支配されるとC級モンスターになる。話を聞く限り、その娘はかなりまずい状態じゃな。この島を海岸沿いに北に行くと『ジンバラの風穴』という洞穴があるんじゃ。そこに生息する『ジンバラ』というモンスターの体液を取って来てくれ。そうすれば、ワシが特効薬を作ってやろう」
ユドの村を出て、砂浜に沿って北東に行くと、島の端にジンバラの風穴があった。
エルク「いた!」
ジンバラと戦い、倒してジンバラの体液を入手する。そしてヴィルマー博士の所へ。
ヴィルマー博士「おお、体液を採って来たな。それじゃあ、約束通り薬を作ってやろう。ちょっと待っておれ。 これを持って行け」
エルク「これは…?」
ヴィルマー博士「退魔ポーションじゃよ。これを使えば、大抵の魔物の魂は追い払えると思う。それから、なるべく早く行った方がいいかも知れん。恐らく、時間はあまり残されてはいないじゃろうからな」

ホープ「アルウェン…もう、だめ…。お願い、逃げて!!」
アルウェン「ホープ、頑張るんだ!」
ホープ「だめー!!」
アルウェン「ぐっ…。 ホープ…がん…ば…。 ……」
悪霊「ゲラゲラゲラ、死んだか?」
ホープ「そ…んな…」
ホープ「お前もいい加減に諦めたらどうだ?」
ホープ「アルウェン…アル…ウェン?」
悪霊「その男は死んだ、お前のせいでな。お前が存在している意味はもうない。大人しく、この体を俺に寄越せ」
ホープ「………」
エルク「ちょっと待ちな!!」
悪霊「!! ハンターの小僧か…。いい所なんだ、邪魔をするな!」
ホープ「エルクさん…私、彼を…。お願いです、私を殺して下さい!!」
エルク「落ち着けよ、彼は生きてるぜ」
ホープ「えっ?」
エルク「当たり所が悪くて派手に出血しているが、傷そのものは深くない筈」
悪霊「バカな…」
エルク「てめぇ、前に言っていたな…力を奮う為の希望とか…。画家も満足に殺せない力しか持たないくせに、笑わせるんじゃねぇ!」
悪霊「畜生! 調子に乗るなよ、この…ぐっ! この娘、まだ抵抗するか!」
ホープ「アルウェンがまだ生きてる…早く医者に診せないと」
エルク「今だ!」
悪霊「ぐあああ…。何だ、これは」
エルク「ヴィルマー特製の退魔ポーションさ!強い魔物の魂には効かねえけど、てめえ程度の相手なら、効果てきめんだぜ」
悪霊「おのれぇ、こんな所で…」
ホープ「アル…ウェン」
アルウェン「うっ、うぐ…」
ホープ「!! ごめんなさい!! 私の…私のせいで」
アルウェン「ホープ…無事だったんだ」
ホープ「よかった…。ばか…私の事より自分の事を考えてよ」
アルウェン「そういえば、何だか体が軽くなって気持ち良くなってきた」
ホープ「えっ?」
エルク「(まずい、出血のし過ぎでハイになってる) とにかく医者が必要だな。ラドにでも頼むか…」
アルウェン「ホープ…」
ホープ「アルウェン…」

そして夜が明けた

ホープ「本当にありがとうございました」
アルウェン「その上、医者まで呼んでもらって…」
エルク「別にいいって事よ。それより…早く描けるといいな。彼女の笑顔を!」
ホープ「……!」
アルウェン「今は、まだ無理かも知れません…でも、いつかきっと描いてみせますよ!」
エルク「ああ、頑張れよ」
 

成功ポイント

 ヤゴス島に行き、ジンバラというモンスターを倒して素早くヴィルマーの所に持って行く。これで『退魔ポーション』というアイテムを作ってくれるので、後はホープの元に急ぐだけ。退魔ポーションを入手する時点で自動的に場面がプロディアスのアパートに移る。

ジンバラのHPは1024でレベル60。
かなりの強敵(手強さより、しぶとさという意味で)だ。
このモンスターを倒すと低確率でグランドロッドを落とす。グランドロッド自体は、エルク・ポコでトウヴィルの村人を地下バイオ研究所まで逃がす時の、パレンシアタワー地下坑道のフロアアイテムでもある。
早く倒すには、シュウのバレットやエルク・トッシュあたりのエッジで攻撃力・防御力を低下させ、チャージやストライクパワーで攻撃力を高めつつ一斉に攻撃を仕掛けること。リーザがサラマンダーを入手(合成)できていればかなり助かるはず。



ちなみに、この仕事を成功させるためには素早くこなす事が必要に思われるが、ブラキアかフォーレスのどちらかのストーリーを進めれば大成功にはならないと判明した。
以下は、ブラキア編をストーリー・ギルド仕事共に完全に攻略し終えた後でこの仕事を請け負った場合。途中までは全く変化はないが、耐魔ポーションを入手してプロディアスに戻ったところから、展開が一変する。


ホープ「アルウェン…もう、だめ…。お願い、逃げて!!」
アルウェン「ホープ、頑張るんだ!」
ホープ「だめー!!」
アルウェン「ぐっ…。 ホープ…がん…ば…。 ……」
悪霊「ゲラゲラゲラ、死んだか?」
ホープ「そ…んな…」
悪霊「お前もいい加減に諦めたらどうだ?」
ホープ「アルウェン…アル…ウェン?」
悪霊「その男、今ならまだ助かるぞ。助けたければ、お前の体をよこしな!」
ホープ「そんな…その後アルウェンを殺すつもりでしょ…?」
悪霊「……! くっくっく、その通り。よくわかったなぁ〜」
ホープ「くっ、誰があなたなんかに…」
悪霊「ほぉ〜、ならしょうがない。さぞ無念だろうな、夢かなわずして死んでいくのだからなぁ。画家になるという夢がな!」
ホープ「………!! ま、まさか…」
悪霊は非常にもトドメの雷撃を倒れていたアルウェンに見舞う。血飛沫が飛び、アルウェンはこと切れた。
ホープ「そん…な」
悪霊「お前が殺したんだよ、ホープ。そして、お前が存在している意味ももうなくなった。この体、俺がもらうぞ!」
ホープ「………」
エルク「ちょっと待ちな!!」
悪霊「!! ハンターの小僧か…。ちょっと遅かったようだな」
エルク「!!」
悪霊「はっはっは、オレの勝ちだ!!」
エルク「アルウェン…すまねえ…」
ホープ「エルクさん…私、彼を…行き倒れの私にあんなによくしてくれた彼を…。もう私、生きててもしょうがない…。こんな奴に体を乗っ取られるのも嫌…。だからお願い、私を殺して!!」
エルク「…それはできない。俺はアルウェンと約束したんだ…。必ず君を助けるってね」
悪霊「この体は俺がもらう。無能なハンターは引っ込んでろ!」
エルク「てめえは邪魔だよ、消えな!!」
悪霊「ぐあああ…。何だ、これは」
エルク「ヴィルマー特製の退魔ポーションさ! 強い魔物の魂には効かねえけど、てめえ程度の相手なら、効果覿面だぜ」
悪霊「おのれぇ、こんな物で…」
悪霊は完全に消え失せた。
ホープ「アルウェン! どうして…私なんかのために…。お願い、目を開けてよ…。いやーーーーーっ!!」

数日後…

エルク「本当に行っちまうのか?」
ホープ「ええ、しばらく旅に出ようと思います。色々ありすぎて…考えたい事もあるし…」
エルク「そうだな…それがいいかもな」
ホープ「エルクさん、やっぱりアルウェンのお墓の場所、教えてくれませんよね?」
エルク「ああ…今のあんたをアルウェンに会わす事は出来ない…」
ホープ「………」
エルク「いつかあんたが、アルウェンの描きたがっていた笑顔を取り戻したら…その時は案内してやるよ」
ホープ「はい…」
エルク「いい景色の見える場所だぜ」
ホープ「それじゃあ、私はこれで…。お世話になりました」
エルク「馬鹿な事は考えるなよ」
ホープ「もう私一人だけの命ではありませんから…」
エルク「そうか…」
 

失敗ポイント

 ブラキア編またはフォーレス編のストーリーを進める。または、1度請け負った後放棄するか、消滅条件を満たす
 

仕切り線

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