Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
1 2 3
第2章(ヤゴス島)
1 2
第3章(西アルディア)
1 2 3
第4章(スメリア〜クレニア)
1 2
第5章(フォーレス)
1
第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
1 2 3
第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
1 2 3
第12章(アミーグ)
1 2
第13章(バルバラード)
1 2
第14章(殉教者の塔)
1 2 3 4 5 6
最終章(ロマリア〜空中城)
1 2 3 4 5 6 7 8
番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―第7章(ロマリア・ロマリアトンネル)―

ヒエンで独りロマリア戦艦から脱出したシュウは、ロマリア城塞都市の周りにあるクズ鉄の町に潜入していた。
シュウ「ここがロマリアの、クズ鉄の町か。 思った以上にひどいな…。シャンテのことも気になるが、まずはロマリアに潜入する方法を考えなければ…」
シュウはまず、情報の得られそうな酒場の方を訪れてみた。店内は暗く薄汚れており、その中で、店の奥で呑んでいる男に声を掛けた。
トッシュ「何だ?お前は。この町は、よそ者の来るところじゃねぇよ。それが解ったら、とっとと家に帰りな」
次に店のマスターに話を聞いてみる。
マスター「いらっしゃい。お客さん、ここは初めてだな」
シュウ「ああ」
マスター「まあ、ゆっくりしていきな」
シュウ「マスター」
マスター「ん?」
シュウ「ロマリアのことを、教えてくれないか?」
マスター「ロマリア、ねぇ…」
シュウ「どうかしたか?」
マスター「あんた、ロマリアの何を知りたいか解らんが、この町でそんな事を聞いて回るのはやめときな。あいつらに目を付けられたら、この町で生きていけないぜ」
シュウ「有り難いが、いらん心配だな。この町に誰か、話の解る奴はいないのか?」
マスター「どうしても、って言うなら…」
シュウ「言うなら?」
マスター「この町の宿屋に、モーリスって名前の、物知りな男がいる。そいつに聞いてみれば、何か教えてくれるかもよ」
シュウ「分かった。モーリスだな」
マスター「ま、あまりハデにやらんことだな」
シュウは早速宿屋のモーリスに会うために酒場を後にする。外に出ると、何やら声がする。見れば、ロマリア兵数人が一人の男を問い詰めている。シュウはそれを止めに入り、バトルとなる。
ダニー「何だよ、やめてくれよ!!」
ロマリア兵1「貴様もレジスタンスの一員か!!」
ロマリア兵2「さっさとアジトの場所を吐け!!」
ロマリア兵3「黙ってないで、何か言ったらどうだ。このゴミ野郎!!」
シュウ「やめろ!!」
ロマリア兵2「何だ貴様!? 貴様もレジスタンスの一員か!」
シュウ「俺はレジスタンスなんて者ではない。ただ、抵抗出来ない者を痛め付ける卑怯な奴を見過ごせないだけだ」
ロマリア兵1「貴様、我々に楯突く気か!」
ロマリア兵3「我々が何者か知らんのか?」
シュウ「お前らが誰だろうと、俺には関係ない。卑怯な事は止めて、そいつを放してやれ」
ロマリア兵1「くそっ、ふざけた奴め。貴様もレジスタンスとして連れて行くぞ!」
ロマリア兵達はシュウを取り囲んだ。
シュウ「やめろ!!」
ロマリア兵1「貴様、なかなかやるな。では、貴様から始末してやるわ!!」


バトル!!
仕切り線

シュウ:レベル37
モンスターはLV38のニンジャマスター1体に、LV36のウェアウルフ2体。
ニンジャマスターに背後から襲われると50以上(60〜80になる事もよくある)のダメージを受ける事があるので、そうなるとすぐに回復果物で回復する。ここで粘りは禁物。このロマリア編ではキュアなどの回復の特殊能力を持つキャラは登場しないので、HPの回復は回復果物の残数が全てとなる。
仕切り線

シュウ「おい、大丈夫か?」
ダニー「いてて、助かったよ」
シュウ「早く行け、別の兵士が来るぞ」
ダニー「そうするよ、あいててて」
ロマリア兵を追い払い、男を行かせるとシュウは真直ぐに宿屋へ。女主人に、モーリスの宿泊している部屋を尋ねる。
女主人「はい、いらっしゃい。宿泊は100Gになります。お休みになりますか?」
シュウ「いや、違うんだ。済まんが、ちょっと話を聞かせてくれないか?」
女主人「あらやだ、お客さんじゃないの?  …まあいいわ。で、何が聞きたいの?」
シュウ「この宿屋に、モーリスという男が泊まっていると聞いたのだが…」
女主人「モーリス! …あんた、あのろくでなし会いに来たのかい。あいつなら、ずっと前から、あそこの奥の部屋に泊まってるよ。部屋に閉じ籠っては、本を読んでばかりだから、行ってみてごらん」
シュウ「済まない」
女主人「もし、面倒ごとになるんなら、余所でやっておくれよね」
シュウ「ああ」
すると、先程ロマリア兵に囲まれていた男が入って来て、シュウを呼び止める。
シュウ「?」
ダニー「さっきはどうも、俺はダニーってんだ。なあ、あんたレジスタンスの人だろ?俺、レジスタンスに入りたいんだ」
シュウ「俺に言われても、知らん」
ダニー「なあ、入れてくれよぉ。こう見えても俺、結構役に立つんだぜ。だからさ、仲間にしてくれよ」
シュウ「そんなに騒ぐと、また捕まるぞ!」
ダニー「す、すいません…」
シュウ「俺は、レジスタンスとは全く関係ない。お前も、そんな事を考えずに、さっさと帰った方がいい」
ダニー「そんな事言わずにさぁ、頼むよ………な?」
シュウ「大人しく帰れ!」
ダニー「…ちぇっ、分かったよ」
邪魔者がいなくなったところで、シュウはモーリスの部屋に入る。
シュウ「モーリス、入るぞ。 あんたが、モーリスか?」
モーリス「誰です。貴方は?」
シュウ「俺はシュウ、ハンターをしている」
モーリス「そのハンターさんが、私に何か?」
シュウ「あんたに、ロマリアに入国する方法を教えて欲しい」
モーリス「ロマリア!? 何をお考えかは知りませんが、そんな方法などありませんよ。ロマリアは、国の周りに城壁を作り、他の国からの侵攻を防いでいます。城壁を通る事が出来るのは、せいぜいロマリア軍の巨大列車ぐらいでしょう」
シュウ「空から行く事は出来ないのか?」
モーリス「並の飛行船なら、辿り着く前に撃ち落とされますよ。ロマリアに入国するなんて、絶対に不可能です」
シュウ「なら、レジスタンスは何処にいる?」
モーリス「この私が知っているとでも思っているのですか?貴方何か、勘違いなさっている様ですね。それに、私が知っているとしても、教える訳がないじゃないですか。あんな連中に関わっていたら、此処では生きていけませんよ」
シュウ「この町の人間は、全てロマリアのいいなりか…」
モーリス「何ですって!余所者の貴方に、何が分かると言うのです!ロマリアの連中のために、私達がどれ程…」
シュウ「だったら教えてくれ!俺は奴を…ガルアーノを、絶対に逃がす訳にはいかないんだ」
モーリス「ガルアーノですって!?」
シュウ「何か知っているのか?」
モーリス「いいえ…別に…。………この町の酒場で、赤い髪の男がいつも呑んでいる筈です。その男と話をしてみて下さい。きっと何か、教えてくれる筈です」
シュウ「…分かった」

ここで場面は変わり、ロマリア四将軍の一人、ザルバドが初登場となる。
ロマリア兵「ご報告致します」
ザルバド「入れ」
ロマリア兵「パトロール部隊から、怪しい人物が町に侵入したとの報告が届いております」
ザルバド「レジスタンスの連中か?」
ロマリア兵「それが定かではありませんので、現在調査させておりまして…、正体が判明次第ご報告致します。ただ、その者が兵士に暴行を働いた上で逃走したらしく、何らかの関係はあるものかと…」
ザルバド「(ガルアーノを追って来た賞金稼ぎ共か…?)レジスタンスの内情を探るには、取り敢えずいい材料になる…か。見つけ出して監視を付けておけ、覚られぬ様にな」
ロマリア兵「はっ!」
ザルバド「わざわざ殺されにやって来るのだから、つくづく愚かな連中だな」

宿屋を出たシュウは、すぐさま酒場に戻る。それを背後からつけてくるダニー。
シュウ「ちょっといいか?」
トッシュ「何だ、お前か…」
シュウ「モーリスから、あんたに会えと言われたんだが…」
トッシュ「聞いてるよ。レジスタンスの事だろう?この町のあちこちでよく見掛けると思ったが、最近色々と、嗅ぎ回っているそうじゃねぇか。で、その目的がレジスタンスに会うためだってわけか」
シュウ「モーリスは、あんたに頼めば、会えるような事を言っていた。あんたには迷惑かもしれんが、頼む!!」
トッシュ「残念だが、諦めな」
シュウ「何故だ!?」
トッシュ「お前もちょっとは考えねぇか! お前みたいな胡散臭い奴に、レジスタンスが会う訳ねぇだろ」
シュウ「それは…」
トッシュ「奴らだって、危ない話は聞き流すに決まっているじゃねぇか。ましてや、ロマリアに忍び込む?ま、バカな話はやめる事だな」
シュウ「バカな話じゃない!俺は本気で言っているんだ!」
トッシュ「だからバカな話なんだよ。ま、そういうことだ。分かったら、お前も大人しくとっとと家に帰りな」
トッシュは最後の一杯を呑み干し、フラッと立ち上がる。すると、シュウが言った。
シュウ「もう一度頼む、トッシュ!!」
トッシュ「…お前、その名前をどこで…。そうか、ハンターだって言ってたな。何が狙いだ? 俺たちの首か?」
シュウ「いいや、俺はあんたたちを狙っているわけじゃない。俺は、ガルアーノという奴を追って、此処まで来たんだ」
トッシュ「ガルアーノ?奴は死んだ筈じゃねぇのか?」
シュウ「『白い家』という研究所から、逃げ延びている筈なんだ。奴を追って、此処まで来たからには、何としても奴を仕留めたい!」
トッシュ「………ついて来な」
シュウ「トッシュ!」
トッシュ「俺の名前を知ってる奴に、これ以上うろつかれたくねぇからな」

そして二人が向かったのは町から外れた所にある鉄クズ置き場。
トッシュ「さて、と…」
シュウ「……………レジスタンスのアジトって感じではないな」
トッシュ「当たり前だ。どんな事情があるのかは知らねぇが、そう簡単に、お前を信用する訳にはいかねぇんでな。お前がロマリアの手の者じゃない、とも言い切れねぇだろ?」
シュウ「そう思われても、仕方が無いからな。で、此処で俺の口を封じる積もりか?」
トッシュ「いや、その積もりはねぇ。無闇に人を傷つけるのは、俺の性に合わんのでな。ただ、このまま黙って、この町を出て行ってもらいたい」
シュウ「嫌だ、と言ったら?」
トッシュ「その時は仕方ねぇ。力ずくでも追い出すまでさ」
シュウ「ウワサ話に聞く通りに、血の気が多いんだな」
トッシュ「どうする? このまま大人しく従えば、痛い目に遭わなくて済むぜ」
シュウ「それは、どうかな。俺も引き下がる訳にはいかないんでね。あんたには力ずくでも、俺の頼みに応えてもらおう!!」


バトル!!
仕切り線

シュウ:レベル38
先制攻撃を仕掛けてくるのはトッシュ。時に60〜70のダメージをいきなり受けるので、先程の町中での傷を癒してないのなら強力果物で回復しないと間に合わない。魔法のりんごでチャージして背後から攻撃すれば、ほぼ一撃で決着はつくはず。
また、未コンバート時ならトッシュのレベルは46で、やはりトッシュの先制攻撃となる。
仕切り線

トッシュ「ぐっ…。 ふう、なかなかやるじゃねぇか」
シュウ「いや、運が良かっただけだ。次も勝てるとは限らん。あんただって、そう思っているだろ?」
トッシュ「違いねぇ、はははっ」
シュウ「トッシュ」
トッシュ「ああ?」
シュウ「俺が勝ったら、俺の頼みを聞いてくれるんだろう?」
トッシュ「………まあな。なあ、シュウ。何でお前は、ロマリアにこだわるんだ?ガルアーノとお前との間に、一体何があった?」
シュウ「奴にやられた、仲間の仇をとりたい…。…それだけさ」
トッシュ「ガルアーノは、ロマリアの四将軍の一人だ。簡単に倒せる相手じゃねぇぞ」
シュウ「だからと言って、逃げる訳にはいかん!!」
トッシュ「…ガンコな奴だな。だが、俺は気に入ったぜ!」
シュウ「トッシュ…」
トッシュ「俺の仲間に会わせてやる。さあ、行くぞ!」
シュウ「!!」
トッシュ「どうした?」
シュウ「隠れてないで、出て来たらどうだ!!」
ダニー「へへへ、見付かっちまったか。今の戦い、俺はバッチリ見ちゃったぜ。やっぱレジスタンスはすげーや」
シュウ「俺はあの時、帰れと言った筈だぞ!」
ダニー「そうだけど…。俺、どうしてもレジスタンスになりたいんだ」
シュウ「いい加減にしろ!」
シュウはダニーに殴り掛かる。
シュウ「消えろ、二度と俺の後をつけるな!!」
トッシュ「いいのか?」
シュウ「いいさ。俺には、こいつは必要ない。さあ、連れて行ってくれ」
トッシュ「…ああ」
ダニー「へっ!絶対諦めるもんか!!」

トッシュ「こっちだ、ついて来な」
シュウ「此処は? アジトに連れて行く約束じゃなかったのか?」
トッシュ「まあ、そう、慌てなさんな」
トッシュは酒樽のレバーを倒し、隠し通路を出した。
トッシュ「こっちだ」
ダニー「あれ? 何処に消えたんだ?」

レジスタンス「お疲れさまです」
トッシュ「おう。準備の方はどうだ?」
レジスタンス「順調に進んでいます」
トッシュ「そうか」
レジスタンス「そちらの方は?」
トッシュ「心配ない、俺の知り合いだ」
レジスタンス「では、どうぞ」

………作戦室………。
トッシュ「みんな、聞いてくれ!四将軍の一人であり、キメラ研究所の司令者でもあるガルアーノが、西アルディアの『白い家』から逃げて、今はロマリアに居るという情報が入った」
レジスタンス「それは本当ですか?」
トッシュ「ああ、確かな情報だ。更に詳しい所在は、俺達の仲間が調査している」
モーリス「トッシュ、調査していた、と言って下さい」
シュウ「!! あんたは…!?」
モーリス「ガルアーノは今、城壁内に在るキメラ研究所本部にいます。たった今、私に届いたほやほやの情報ですよ」
トッシュ「よっしゃぁ!! ガルアーノとキメラ研究所本部、まとめて叩くのは今しかねぇ!!」
モーリス「では、最終打ち合わせをしますので、お二人ともこちらへどうぞ」
トッシュ「ついて来な。 どうだ?潜り込めそうか?」
モーリス「ロマリアの周りには、要塞都市と言ってもいい程の、守備が敷かれています。これを見て下さい。上空にも地上にも、鉄壁と言える程の守備が作られています」
トッシュ「力に任せて突破しようとしても…」
モーリス「我々の人数では、かなり難しいでしょう」
トッシュ「モーリス、お前の持つ知恵で何とか出来ないのか?」
モーリス「唯一つ…」
トッシュ「唯一つ?」
モーリス「巨大列車の通行している、大トンネルならば、侵入が可能かもしれません」
トッシュ「とは言うが、あのトンネルも警戒が厳しいぜ?」
モーリス「ええ、解っています。しかし、あそこ通る巨大列車をこちらに奪ってしまえば?」
トッシュ「そうか!列車を盾に、トンネルを抜けるって訳か!」
モーリス「列車の中なら他に比べて、幾分か防御が手薄になっている筈です。奪い取った巨大列車を使い、トンネルを抜けさえすれば」
トッシュ「それを盾に、キメラ研究所に潜入する事も可能か!流石だぜ、モーリス!」
モーリス「いえいえ、それ程でも…」
ダニー「放せ!!」
トッシュ「ん?何だ?」
レジスタンス「隠し扉の部屋を探っていた、怪しい少年を捕まえました」
ダニー「何もしてないって言ってるだろ!」
トッシュ「そいつを静かにさせろ」
ダニー「あ、やっぱりいたな!つけ回ってれば、レジスタンスのアジトまで行けると信じてたよ」
トッシュ「どうする?」
ダニー「へへへっ、俺は、ぜーーったい諦めないって言っただろ」
シュウ「……………。好きにしろ、俺には関係ない」
トッシュ「話してやんな」
ダニー「やった!!」
トッシュ「モーリス、俺とシュウで、列車を偵察して来るからよ、後を頼むぜ」
モーリス「分かりました」
トッシュ「行くぜ、シュウ」
シュウ「ああ」
ダニー「な、あんたが此処のリーダーだろ?頼むから、俺をレジスタンスに入れてくれよ。な? 絶対に役に立つからよ!いいだろ? な?」
トッシュ「勝手にしろ!」
ダニー「ちょ、待ってくれよ、俺も行くからよぉ!」
トッシュ「シュウ、お前も準備しろよ。準備が整ったら、出発するぜ。 おう、準備は出来たのか?」シュウ「出来ている」
トッシュ「じゃあ、行くかい!」
ダニー「ちょっと、待ってくれよ!」


攻略のPoint!!
仕切り線

トッシュが仲間になったところで、装備を確認してギルド仕事にチャレンジしよう。
シュウ独りでも何とか大成功には出来るのだが、はっきり言って慣れない人にはキツいと思う。ここはやはり、トッシュの力を借りてじっくりとイベントを楽しんでいきたいところ。鉄クズ置き場で登場するメイジバットは魔法のりんごを落とすし、また盗めるので、今後に備えて一人1個ずつ装備させ、余った分でMP回復という手もある。
ここから先は少人数の休みのないイベントが連続するので、くれぐれも回復果物の補給だけは忘れずに。
ロマリアトンネル・キメラ研究所本部を乗り切るには20前後持っておいた方が無難。それはクズ鉄の大穴で痛感するはず。もしも回復果物をあまり持たずにクズ鉄の大穴のギルド仕事3つを楽にこなした人は、かなりのアークマニア(モンスターゲーム使用時を除く)。ただ、トッシュ・シュウのレベルが45〜47程度に達していれば楽勝かも。
回復果物はクズ鉄の大穴に出現するモンスターの内、スケルトンナイトからは盗めるし、キングドラゴンは落としてくれる。ただ、この方法で入手するには効率が悪いが。

クズ鉄の町ショップ

復活の薬
<1000G>
万能薬
<1000G>
回復果物
<400G>
いい薬草
<82G>
カタナ
<1000G>
ライトハンマー
<3000G>
フレイル
<1000G>
ダガー
<3000G>
フレイムトライデント
<3000G>
パワークラブ
<4000G>
ロッド
<1000G>
クロー
<800G>
ひざあて
<1500G>
ライトシンバル
<8000G>
ウィップ
<400G>
マシンガン
<2000G>
ビートアタッカー
<1000G>
ビーク
<1000G>
マスク
<20G>
ライトシックル
<2000G>
ホワイトビーズ
<2000G>
皮の服
<800G>
ショルダー
<2000G>
 

仕切り線

偵察のため、ロマリアトンネル前へとやってきた二人+1。
シュウ「これが、ロマリアトンネルか…」
ダニー「でけぇなぁー」
シュウ「此処がロマリアへの、ただ一つの出入口…」
トッシュ「ま、そんなところだな」
シュウ「此処さえ突破出来れば、奴を…。…ガルアーノを、やっと追い詰められるのか」
ダニー「何だよ、ガルアーノってのは?」
トッシュ「いいんだよ、お前は」
ダニー「ちぇっ。もうちょっとぐらい、俺を認めてくれたって…」

ロマリア兵「動くな!!」
ダニー「な、何だ!?」
ロマリア兵「此処で何をしている!」
ロマリア兵「お前ら、ただの一般人ではないな!」
シュウ「早く逃げろ!」
トッシュ「俺達も逃げるぜ!」
ロマリア兵「追え!! 逃がしてはならんぞ!!」

ダニー「早く! 早く!」
一足先に行かせたダニーにシュウとトッシュが追い付こうとした時、その間にモンスターが割って入った。
モンスター「残念だが、そこまでだぜ。此処からは、逃がしゃしねぇよ」
シュウ「逃げろ、ダニー!」
ダニー「でも…」
トッシュ「いいから、行け!」
ダニー「ちくしょう!」
二人に言われ、自分も何か手伝いたいがそんなことも言っていられないので、仕方なくレジスタンスアジトに逃げ込もうとするダニー。モンスターの片割れがそれを追って行こうとするが、もう1体がそれを制する。
モンスター「おい、放っておきな」
そう言って、自分の体から次々と影を生み出し、それに後を追わせた。
モンスター「これで…よしと。お前が、ガルアーノ様を追って来たという、ハンターか。なるほど、バカっぽい顔をしてやがるぜ」
シュウ「何だと!?」
モンスター「おいおい、怒るなよ。監視されているのも判らねぇんじゃ、そう言われてもしょうがねぇよなぁ」
シュウ「!!」
モンスター「ここで、お前らをぶっ殺せば、残るはザコばかりだからな。これで俺も、ガルアーノ様に憶えがいいってもんよ」
トッシュ「ごちゃごちゃ言ってねぇで、かかって来やがれ!」
モンスター「そう、せかすなよ」
ここで、背後からロマリアの兵士達が追い付いて来る。
モンスター「こちらも、仲間が揃った事だし、お望み通り、始めてやるよ!」


バトル!!
仕切り線

シュウ:レベル45
敵はダークストーカー1体と氷の魔人3体。レベルは前方のダークストーカーと氷の魔人が46。背後からの氷の魔人2体が45〜61程度(コンバート・未コンバートを問わず、トッシュのレベルと同じ)。後方の2体はシュウには重荷になり過ぎる可能性があるのでトッシュに任せる。氷の魔人は1ターンを浪費してアイスシールドを使ってくれる事が多々あるので、その隙にマシンガンでシュウがダメージを与え、トッシュが一撃で反撃を受けない内に倒してしまおう。
仕切り線

その頃、クズ鉄の町の酒場にダニーが着く。

ダニー「急いでみんなに知らせなくちゃ、シュウとトッシュが危ない!」
ダニーが隠し扉を出現させ、アジトに入って行ったそのすぐ後に、トンネルでダークストーカーの放った影が飛び込んで来る。

シュウ「くそっ!奴らは最初から、俺の事に気付いていたのか! 俺が、レジスタンスに近付く事を計算していて…」
トッシュ「悔やむのは後にしろ! 急がねぇと、仲間が危ない!!」
シュウとトッシュは、すぐにレジスタンスアジトに戻る。

酒場に入ると、そこはすっかりと荒れ果てていた。カウンターに倒れかかっているマスターに駆け寄る二人。

トッシュ「マスター!しっかりしろ!」
マスター「うう…。 ロ、ロマリアの…モンスターが…。 ぐっ…」
マスターはそれだけ言い残すと意識を失ってしまった。
トッシュ「くそっ!」
急いで酒場の奥に行くと、隠し扉の辺りも破壊されている。そして、床の所々に血痕がある。シュウとトッシュは階段を駆け降り、レジスタンスアジトの作戦室の方へと向かった。………すると、そこは…………。
シュウ「こ、これは………」
トッシュ「モーリス!! ち…っきしょう!」
シュウ「これもみんな、俺の甘さが…」
トッシュ「んなこと言うんじゃねぇ! お前だけが、悪いわけじゃねぇんだ…」
シュウ「トッシュ!!」
その時、奥の作戦室から影が数体忍び寄って来た。
トッシュ「誰だ!!」
影は手配モンスターの『SA-200SP』率いる戦闘用ロボット4体。『SA-200SP』はダニーをこちらへ投げ付ける。
シュウ「ダニー!!」
トッシュ「てめぇら、許せねぇ!!」


バトル!!
仕切り線

シュウ:レベル46
モンスターはLV46のSA-100が1体、LV47のSA-100が1体、LV47のSA-200が1体、そしてLV46のSA-200SPが1体という構成。
戦闘用ロボットたちは皆スピードアップ・スピードダウンを駆使してくる。手配モンスターの『SA-200SP』からは、パラライザーという貴重な銃が盗める事がある。盗むLV3で運良く盗める事を祈ろう。

仕切り線

ダニー「うう………」
シュウ「ダニー!!」
ダニー「俺、つけられて……… 俺のせいで、みんなが………」
シュウ「お前のせいじゃない。俺が、俺が浅はかだったばかりに………」
ダニー「シュウ、トッシュ………すいません」
シュウ「もういい、何も言うな………」

二人は、ダニーをモーリスの泊まっていた宿屋の一室に寝かせた。
トッシュ「…眠ったようだな。思ったよりも、傷が軽かったからな。ゆっくり休めば、元気になるぜ」
シュウ「……………」
トッシュ「あんまり、心配し過ぎんなよ」
シュウ「俺が、もう少し考えていれば…」
トッシュ「自分を責めるのは、もうやめな」
シュウ「しかし、俺があの時!」
ダニー「…うーん。お……かあちゃ………ん」
トッシュ「大丈夫だ、よく眠ってるぜ」
シュウ「…そうか…」
二人は、雨の降りしきる表へ出た。
トッシュ「二人きりになっちまったな。まあ、一人になるよりは、ましってとこか」
シュウ「俺は、いつも独りだった。親の顔も知らず、友と呼べる仲間もなく、ガキの頃の俺は、ずっと独りで生きてきた。ダニーを見ていると、そんな自分を思い出してしまう。あの時のエルクもそうだった…。だから彼らには、俺のような、辛い思いをさせたくなかった」
シュウは、トッシュにだけ珍しく、エルクにも話したことのないだろう自分の過去を語り出した。
トッシュ「俺も親の顔を知らねぇんだ。オヤジに拾われなきゃ、こうして生きている事もなかったろう。そのオヤジが、俺に教えてくれたぜ。『この世界には、こんな俺達にしか守れない者が、大勢いる。そいつを守っていく為に、お前は生きろ』ってな。この言葉、今度は俺からお前に送るぜ」
シュウ「…俺は、不器用な人間だ。やられたら、やり返す…。そんな事しか出来ん。だが、例え独りでも俺はやる、…そして、やり遂げてみせる」
トッシュ「お前一人じゃねぇぜ。二人だけだが、俺がいれば百人力だ」
シュウ「トッシュ…」
トッシュ「あいつら、このままじゃ済ませねぇよなぁ。きっちりけじめを、つけてもらわねぇとな」
シュウ「………そうだな」

場面は変わり、ロマリア四将軍が真の主の下に集結し、現在の各計画の進行状況を報告する。
『いよいよだ。愚かな人間に代わり、我々がこの世界を支配する時が来た。』
ザルバド「はっ! 『空中城』は、ほぼ予定通り完成しております」
『<空中城>を動かす為には人間どもの負のエネルギーが必要なのだ。その為の準備はどうなっている』
アンデル「アークの邪魔により白い家は潰されたものの、キメラの研究は大変な成果を上げております。既に、スメリア、ミルマーナには兵士として配備を済ませております」
ヤグン「我が軍の列車砲『グラウノルン』も既に実戦配備されており、ミルマーナ周辺の国々を既に跡形も無く消し去りました」
『<殉教者計画>はどうなっているか』
アンデル「はい。『殉教者計画』の準備ももうすぐ終了致します。後は各将軍が私の言う通りに動いてくれればですが…」
ガルアーノ「ふざけた事を言うな!お前がアークをのさばらせておくから、貴重な研究所が無くなったのだぞ!小僧一人倒す事が出来んお前が、殉教者計画の指揮など執れるものか!!」
アンデル「貴様こそ、たかが実験材料に良い様に遊ばれておるではないか」
ガルアーノ「ぐ、貴様!!」
『黙れ! 子供だとて油断するな!奴等はあの憎き七勇者の血を引いているのだ。かつて、古の時代に私に逆らい我が身体を封印した憎き奴等。神と共に、我を永遠の闇の中に封じ込めた奴等を許す訳にはいかん。勇者どもへの注意を怠るな!!』
ザルバド「ははっ!」

………キメラ研究所本部監視室………。
ガルアーノ「忌ま忌ましい奴等め。私の研究所をことごとく潰すとは…。このままではアンデル達に手柄を横取りされてしまう…。何としてもこの私の手で奴等を仕留めなければ。 おいっ!賞金稼ぎどもはどうした!? まだアーク達を仕留められんのか!何の為に高い金を出してると思ってんだ!」
次々に自分の計画が潰されて行く中、危機感を覚え始めているガルアーノのところへ兵士がやって来る。
ロマリア兵「報告します!イーガを捕まえたという賞金稼ぎが面会を求めております」
ガルアーノ「イーガを捕まえただと!? …イーガか…面白い! よくやった!此処へ連れて来い!」
ロマリア兵「はっ」
手枷をつけられたイーガを連れ、賞金稼ぎがガルアーノのもとへやって来る。
ガルアーノ「お前が捕まえたのか?」
賞金稼ぎ「見ての通りだ…約束の金を貰おう」
ガルアーノ「ニセモノじゃねえだろうなあ」
賞金稼ぎ「好きなだけ調べればいい…」
ガルアーノ「くっくっく、怒るな、何しろここには…くく…その内解る。オラ、こっち向いて見ろ! うぉっ!」
イーガ「さっさと殺せ!さもないと後悔するぞ!」
ガルアーノ「ふっふっふ、そう焦るな」
賞金稼ぎ「気が済んだか」
ガルアーノ「いいざまだな、勇者様よ。わざと捕まっといてから私を倒そうとでも考えたか?だが、そう上手くいくかな。イーガ、お前にはエサになってもらうぞ。アークらをおびき寄せるエサにな。おい、こいつを牢にぶち込んでおけ。用が済んだら私の手で最高のモンスターにしてやろう。さて…なかなかの腕だな、私の下で働いてみないか。何人か部下もつけてやろう」
賞金稼ぎ「興味ないな、金さえ貰えればそれでいい」
ガルアーノ「気に入った、お前を雇おう!報酬は望むだけくれてやる」
賞金稼ぎ「いいだろう、で、やるのは何人だ?」
ガルアーノ「この研究所を狙っている残りの連中を始末しろ。…出来るか?」
賞金稼ぎ「…やろう」
ガルアーノ「期待してるぞ。ふふふ、これでエルク共々アーク一味を仕留めれば、アンデルに代わり私が、殉教者計画の指揮を執る事になろう」
賞金稼ぎ「殉教者計画?」
ガルアーノ「貴様は黙って奴等を倒せばいい。まあいい、教えてやろう。殉教者計画とは、全ての人間どもを我らの意志で自由に操る計画だ。今、世界各地にその為の『殉教者の塔』が密かに造られている」
賞金稼ぎ「操って、何をさせようという?」
ガルアーノ「破滅させるのよ、自らの世界をな。そして、我らの王が復活…」
賞金稼ぎ「我ら?王?」
ガルアーノ「少し喋り過ぎたな。直に奴等が現れる、準備でもしておけ」

仕切り線

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