Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
1 2 3
第2章(ヤゴス島)
1 2
第3章(西アルディア)
1 2 3
第4章(スメリア〜クレニア)
1 2
第5章(フォーレス)
1
第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
1 2 3
第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
1 2 3
第12章(アミーグ)
1 2
第13章(バルバラード)
1 2
第14章(殉教者の塔)
1 2 3 4 5 6
最終章(ロマリア〜空中城)
1 2 3 4 5 6 7 8
番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―第8章(グレイシーヌ)―

………ミルマーナ軍本部………。
ヤグン「ガルアーノがやられたらしいな。ククク、今度はお前の番かもしれんぞ」
アンデル「下らん、ガルアーノが弱すぎただけだ。奴の力など我々の足下にも及ばん」
ヤグン「それにしては、アークに良い様に遊ばれておるではないか」
アンデル「お前こそ、グレイシーヌの方は大丈夫なんだろうな」
ヤグン「『殉教者計画』の事か?」
アンデル「グレイシーヌはロマリアに次ぐ大国だ。それにあそこにはラマダの僧がいる。早い内に潰しておく必要があるのだ」
ヤグン「そして、ラマダ山にも『殉教者の塔』を建設するのか?世界中に『殉教者の塔』を建てて、全ての人間を思いのままに操ろうとは。お前らしい計画だな、アンデル」
アンデル「この殉教者計画は、我が偉大なる王の復活の為には必要不可欠な計画だ。世界中に建てた塔を使い、人間達を欲望の趣くままに行動させる。そうして得られた負のエネルギーで空中城を浮上させ、王の復活を果たすのだ!」
ヤグン「心配するな、私の力で落とせぬ国などない!」
アンデル「口先だけではない所を見せて貰いたいものだな」
兵士「将軍、グレイシーヌより和平の申し込みの使者が来ておりますが……」
ヤグン「殺せ」
兵士「は?」
ヤグン「殺して、死体をグレイシーヌに送り返せ」
兵士「しかし……」
ヤグン「構わん、奴等に教えてやるのだ。降伏か死か、奴等に選択出来るのはその二つだとな」
兵士「はっ!」
アンデル「いつになく、強気だな」
ヤグン「当たり前だ、私に勝てるものなどこの世にはおらん。フッフッフッフ」

グレイシーヌに到着した一行は、まずは近くの街ペイサスを訪れた。国立図書館の前で不思議な占い師に会い、占ってもらうと次の様に言われた。
占い師「何?占って欲しいの?」
『ああ、頼む』
占い師「……………。大きな闇が見える」
エルク「闇?」
占い師「闇が貴方達を飲み込もうとしてるわ」
エルク「その闇とは何だ?」
占い師「分からない…。でもとてつもなく巨大で邪悪なもの。今のままではその闇に勝つ事は出来ない。例え勇者であってもね」
エルク「! ではどうすればいい?」
占い師「そこまでは分からないわ。後は自分でなんとかする事ね」
エルク「いい加減だな……」
占い師「再び、私の力が必要になる時が来るわ。それまで頑張るのね』

それから、急いでラマダ寺に行くと、早速大僧正の部屋に通された。
門兵「! 師範!」
イーガ「うむ!」
門兵2「よくご無事で!」
イーガ「お前達も元気で何よりだ」
門兵2「アーク様達もよくいらっしゃいました」
門兵「どうぞ中へ」
一行はラマダ寺の大僧正の部屋を訪れた。
僧「イーガ師範、お待ちしておりました」
イーガ「ミルマーナの様子は?」
僧「隣国を攻め落とし、ペイサスに向かっております。時間の余裕はありません」
イーガ「我が国の王はどうなさっておるのだ」
僧「ミルマーナに和平の申し込みをするために使者を出したと」
トッシュ「無駄だなっ!ヤグンにそんな話が通じるわけねぇ!」
イーガ「いざとなれば我々でこの国を守らねばならんか」
僧兵「我らラマダ僧兵、いつでもその準備は出来ております」
イーガ「うむ」
僧兵「師範!師範にお会いしたいと言う者が」
僧兵「こら、大人しく奥で待っていろ!!」
サニア「あなた達が悪名高きアーク一味ね」
イーガ「何者だ?」
サニア「私はサニア、占い師よ」
トッシュ「その占い師が何の用だい?」
サニア「いい情報があるの。ミルマーナ軍が何処にいるか知りたくない?」
イーガ「!?」
アーク「何故その情報を俺達に教える?」
サニア「もちろん、ただで教える訳じゃないわよ。一つ条件があるの」
イーガ「条件!?」
サニア「この寺にある『大経典』を見せてもらいたいの」
イーガ「! 大経典は代々の大僧正がラマダの教えと技と歴史を記したもの。しかも、前大僧正が死んだ時に封印されたのだ」
サニア「経典にはラマダの全てが書かれていると聞くわ。モンスターと化してあなた達に倒された前大僧正の秘密もね」
イーガ「駄目だ、経典を読む事が出来るのはラマダの奥義を極めた者のみ。それにその奥義は大経典と共に封印されており、今、この寺に大経典を読む事の出来る者はおらん」
サニア「でも、あなたならその奥義を会得し、経典を読む事が出来る筈よ」
イーガ「駄目だ! 技の封印を解く訳にはいかん」
サニア「予想以上の頑固者ね…」

そこへ、このグレイシーヌのリュウゲン国王が面会の為にラマダ寺を訪れて来た。
僧兵「イーガ師範! リュウゲン国王が面会に来ておりますが」
イーガ「リュウゲン殿が? 分かった、すぐに行く」
サニア「ちょっと、私を無視する気!?」
早速、今回の唐突な大事件について語り出す国王からは、意外な一言が告げられた。
国王「おお!イーガ殿。相変わらず元気そうじゃの」
イーガ「国王もお変わりなく。この様な処にご足労戴き……」
国王「いや、堅い挨拶は無しだ。今日は頼みたい事があって来たのだ。知っての通り、ミルマーナが隣国を攻め落とし、ペイサスに向かって来ておる。我々に選択の余地はない。グレイシーヌは降伏する事にした」
イーガ「リュウゲン殿!?」
国王「そこでイーガ殿、貴殿に頼みがある。このラマダ寺を解散して欲しいのだ」
イーガ「!?」
国王「ヤグン将軍から降伏の条件としてラマダ寺の解散と、僧兵の引き渡しを命じられておるのだ」
イーガ「リュウゲン殿は我々を見捨てると仰るのか!? この国の為、命を懸けて戦ってきた我々を!」
国王「ミルマーナには列車砲がある。あんな物を使われたらペイサスなどひとたまりもない。いくらラマダ僧兵といえど勝てるわけないのだ」
イーガ「しかし、この寺は………」
国王「イーガ殿、国と国民を守る為だ。分かってくれ………」
イーガ「………少し時間を頂きたい」
国王「辛い気持ちは分かるが、宜しく頼む」

アーク「イーガ……」
サニア「ちょっと。あんな好き勝手言われて黙っているつもり!?」
イーガ「だが、国王の決めた事だ………」
サニア「どうしてよ!? 自分達の国なのよ! 何故自分達で守ろうとしないのよ!? 戦う前から諦めてどうするの!」
イーガ「この国の民は戦い方を知らぬ。その民を戦わせる訳にはいかん」
サニア「何を言うの! 知らなければ覚えればいい。あなたが教えればいいじゃない。あなた達もこのまま馬鹿にされたままでいいの」
イーガ「信じている者に裏切られたこの私の気持ちが分かるのか!」
サニア「だったら、あなたは国を失う事の意味を分かってるとでもいうの! 自分の祖国が無くなるのがどんなに辛いことか! あなたには分かるとでも言うの! ヤグンに降伏したらこの国はただでは済まないわ! 思い出も、愛する人も、全てを踏みにじられ失うことになるのよ! それでもいいの!?」
アーク「落ち着くんだサニア」
イーガ「国王の命に背けというのか」
サニア「国がなくなってしまったら、国王どころではないでしょ!」
イーガ「………うむ。年下の者に教えられるとは私もまだまだ修行が足りんな。サニア、何故大僧正の事を知りたいのだ?訳を聞かせてくれぬか?」
サニア「私は両親を殺したモンスターを探しているの。何としてもそのモンスターの手掛かりを掴みたいのよ」
イーガ「そのモンスターに大僧正が関係しているのか?」
サニア「両親を殺したモンスターの一匹があなた達の倒した大僧正よ。そしてもう一匹、巨大な獣のモンスターが…。私はそいつを必ず探し出す!」
イーガ「強い心を持っているな……。分かった。まずは大経典を取りに行く。一緒に来てくれ」
サニア「手を貸してくれるの!?」
イーガ「自分の国は自分で守らねばならん。そのためにお前の情報が必要なのだ。アーク、すまんが少し寄り道をさせてくれ」
アーク「その経典はどこにあるんだ?」
イーガ「ペイサスにある王立図書館に保管してある」
アーク「わかった、時間はあまり無いぞ、急ごう!」

イーガ「すまなかったな」
サニア「お父様、お母様、待ってて下さい。必ず、仇はとります」

ペイサスショップ

復活の薬
<1000G>
万能薬
<1000G>
回復果物
<400G>
いい薬草
<82G>
カタナ
<1000G>
ライトハンマー
<3000G>
フレイル
<1000G>
ダガー
<3000G>
フレイムトライデント
<3000G>
パワークラブ
<4000G>
ロッド
<1000G>
クロー
<800G>
ひざあて
<1500G>
ライトシンバル
<8000G>
ウィップ
<400G>
マシンガン
<2000G>
ビートアタッカー
<1000G>
ビーク
<1000G>
マスク
<20G>
ライトシックル
<2000G>
ブラックカード
<1200G>
ホワイトビーズ
<2000G>
ショットガン
<10000G>
皮の服
<800G>
ショルダー
<2000G>
  

早速、ペイサスの王立図書館に入る。すると、そこでは何か異変が起こったらしく、行き交う人々も慌ただしい。館内の人に訪ねると、重要な文献が盗まれたらしいと判る。一行は2階へ。
職員「イーガさん!大変です!ラマダ大教典が盗まれました!」
イーガ「一体、何者の仕業か?」
職員「それがいきなり眠らされて。目覚めた時には既に……」
イーガ「何て事だ……」
アーク「盗んだ相手に心当たりはないのか?」
イーガ「解らん。ラマダ僧以外の人間が読んでも何の意味も無い物だ」
サニア「何にせよ早く捜さないと」
早速、犯人捜しの為に街へ出て行こうとするが、サニアがそれを制止した。
サニア「ちょっと待って」
エルク「!?」
サニア「私が大教典のある場所を占ってあげる」
エルク「判るのか?」
サニア「気休め程度だけどね。ちょっと待ってて……。………………。見えたわ…。本はスキンヘッドの青い服の男が持ってる」
エルク「スキンヘッドの青い服の男か、このペイサスに居るのか?」
サニア「グレイシーヌに居る事は間違いないわ。でもそれ以上は判らないわね」
エルク「……街中を探すしかないか」

………ミルマーナ軍本部………。
ザレフ「ヤグン様…」
ヤグン「ザレフか、そっちの状況はどうだ?」
ザレフ「ご心配なく、ラマダ大教典は盗み出しました。もうすぐそちらにお届け致します」
ヤグン「あの『大教典』には我らの秘密が記されている。アーク達の手に渡す訳にはいかんのだ。それに、教典に記されたラマダの技は、我がモンスターの強化にも繋がる。ぬかるなよ」
ザレフ「御意」
ヤグン「ククク、教典を手に入れたら、邪魔なラマダには消えてもらうとしよう。世界一の大国と言えど私にかかれば……。フッフッフッフ」

エルク「スキンヘッドの青い服の男か、早く探さないと」


攻略のPoint!!
仕切り線

男は、全部で11人いる。
まずは図書館のすぐ前でうろうろしている1人目。

男「此処に居た占い師は何処に行ったんだ? 図書館の本?俺はずっと占い師を探してるんだ。本なんか知らねぇよ」
2人目はギルド前の柳の木の下。
男「本?おらぁ本なんか読まねぇだよ。おらぁ、さっき田舎から着いたばっかりだでぇ。図書館の見物はこれからだぁ」
3人目はハンターズギルドの中の受付前。
男「最近いい仕事がなくてなぁ。 何だ、事件かい!?一緒に手伝ってやろうか?最近仕事がなくて腕がなまっちまってよぉ」
4人目はギルドの裏路地の柳の木の傍。
男「何だよ、ジロジロ見るんじゃねぇ。 俺は図書館になんか行った頃ねぇよ。ずっと此処ら辺を散歩してたんだ」
5人目は、ショップに入ってすぐ右側の観葉植物の陰。
男「俺は売りもんじゃねぇぞ! 本?此処にゃ本なんか置いてねぇよ。俺は此処で店番してるんだ」
6人目は宿屋の1階にある酒場の酔っぱらい。
男「うぃ〜よっぱらっちまたぁら。 うぃ〜!よぉ、一緒にろうらい。俺はまらまらのめりゅぜぇ〜」
7人目はその2階の宿屋の左のソファの脇。
男「あ〜ねむてぇ。 俺は今迄寝ていたんだよ。さあ、もうひと休みするか」
8人目はその宿屋奥の右側の寝室。
男「勝手に人の部屋に入るなよ! 教典?知らないな。俺はずっとこの部屋に居たよ」
9人目は宿屋前の柳の木の陰。これが最後まで見つけにくい一人だろう。
男「本が欲しけりゃ図書館にでも行きな! 何だぁ、図書館に本がねぇのかよ。まぁ、俺にゃ関係ないけどな。俺はずっと此処に居たぜぇ」
10人目は図書館1階の右下。
男「俺は犯人じゃねぇ。 俺は此処に本を読みに来たんだ。何も盗っちゃいねぇよ」
そしてラストの11人目が図書館2階にいる捜査官。
捜査官「こらこら、私は犯人ではない!この事件を捜査しているハンターだ。知っての通りこの街には犯人そっくりの人間がいる。まずその人達のアリバイを調査して欲しいのだ。今迄何人のアリバイを聞いたんだ?」
サニア「10人」
捜査官「そうか、その中に犯人はいなかったんだな。多分まだ何処かに潜んでいる筈だ。それを調査して私に報告してもらいたい。宜しく頼む! だから私は犯人ではない。だがいい心掛けだ。犯人は意外な所に居るかも知れんからな。私はギルドから先程この図書館に到着したのだ。これでいいかな? 何人のアリバイを聞いたんだ?」
サニア「11人」
捜査官「そんなバカな、全員犯人ではないだと?犯人め、既にこの街から逃げてしまったのか…。いや待て、だったら話は早い!この国で犯人の行きそうな場所はそう多くない。空港は既に閉鎖されているし、ラマダ寺やラマダ山に近付くような危険を冒す訳はない。『封印の遺跡』はモンスターが多く、普通の人間が近付く場所ではない。残ったのは『ノヤム原野』『アナン台地』『ルタール平野』の3ヶ所だ。犯人はこの何処かに潜んでいる筈だ。頑張ってくれ!」
仕切り線

犯人が逃げ込んだのは、ラマダ寺の南にある『ノヤム原野』だった。
イーガ「!」
男「お、驚かすなよ」
モンスター「教典はどうした?」
男「これが教典だ。ちゃんと盗んで来てやったぜ。約束の金を貰おうか」
モンスター「よかろう」
男「ぐっ。 や、約束が違う………」
モンスター「お前の褒美などこれで十分だ」
イーガ「その教典、返してもらおう!!お前が持っていたところで何の意味も持たぬものだ」
モンスター「よく此処を嗅ぎ付けたな。この教典はお前達の手に渡す訳にはいかんのだ。アーク。お前らが生きているとヤグン様が迷惑するのだよ」
サニア「ヤグン!?」
モンスター「ククク。ついでだ。教典と一緒にお前達の首も貰おう!」


バトル!!
仕切り線

パーティ平均レベル:47
モンスターはレベル47のブラックナイト7体。キメラ研究所をクリアして、フリーバトルエリアでレベルアップをしていなければかなりの脅威となるはず。シュウのスピードアップ、パンディットのストライクパワーなど、特殊能力でサポートをしないと、肉弾戦専門のエルク・トッシュ・アーク・イーガ・グルガ以外のキャラには苦戦を強いられることは必至。
有効な手は、魔法のりんごか生命の木の実で毎ターンチャージするエルクに敵の攻撃の大半を集中させ、インビシブルを使って無敵状態となり、反撃で弱ったところをシュウのマシンガンやサニア・リーザの遠距離攻撃で仕留めるというもの。この時、特に成長させたいキャラにサニアがトランスファーをかけ続ければいい。そして、リーザのパワーロスはこういった状況で最も威力を発揮するので、ブラックナイトの攻撃力に対抗する為に有効活用しておきたい。
仕切り線

アーク「この教典にどんな秘密があると言うのだ?」
イーガ「解らん、だがヤグン達の正体を知る手掛かりにはなりそうだな」
サニア「ヤグン…」
イーガ「知っているのか?」
サニア「あなた達には関係ないわ!」
ゴーゲン「恐いお嬢ちゃんじゃのぅ」
ポコ「気の強いところはククルみたいだね」
イーガ「時間はあまり無い。教典の封印を解く為、ラマダ山に行くぞ」
大経典を取り戻したイーガ達は、さっそく封印を解く為にラマダ山に向かう。山頂の祭壇に大経典を納め、しばし待つと地の精霊が姿を現わした。
アーク「静かだな」
地の精霊「再びこの地を訪れるとは、この私に何か用があるのだな?」
イーガ「地の精霊殿、経典の封印を解いて頂きたい」
地の精霊「経典の知識を得るには、資格がいる。しかし、その資格を持つ者は、今のラマダにはいない。だから私の手で封印したのだ」
イーガ「私が奥義を会得し、その資格を得ます!」
地の精霊「私が伝えたラマダの技は、大地の力を使う技だ。しかし、技は使い方を間違えば全てを無にすることも出来る。『ラマダ真拳』は、その強力さ故、封印されている技。イーガ、お前はその技を使おうと言うのか!」
イーガ「私には今、守らなければならない国がある。守らなければならない仲間達がいる。私の力の全てを使ってやらなければならない事がある。その為にはどうしても奥義と経典が必要なのです! 地の精霊殿。全てが終わった時に、私の身と共に奥義を封印しても構いません! だから…」
地の精霊「イーガよ、アークと共に旅立ち、少しは成長した様だの。だが、思い込みの激しいところは、相変わらずだ…。まだまだ修行を積む必要があるぞ。 封印されし奥義と経典、受け取るがよい!」
地の精霊は大経典の封印を解き放ち、イーガにその全てを与えた。
地の精霊「イーガよ、お前はラマダの全てを得たのだ。これからお前が、このラマダを受け継ぐのだぞ」
イーガ「はっ!」
地の精霊「アークよ、既に世界の崩壊は始まっている。人々の心にある負の力が増大し、自然のバランスが崩れようとしているのだ。もう我々、精霊の力ではそう長くは抑える事は出来んだろう。 急ぐのだ!我らの力を受け継ぎし勇者よ!全てが終わってしまう前に元凶を探し出すのだ!」
アーク「全ての元凶か………」
イーガは、大経典から知り得た知識をサニアに伝えた。
イーガ「サニア。教典によれば、大僧正はヤグンの命を受けてこのラマダに来た様だ」
サニア「もう一匹のモンスターの事は?」
イーガ「それは判らん、だが奴等がヤグンの命令で動いていた事は確かだ」
サニア「…ヤグン、私から祖国を奪った張本人…」
アーク「サニア?」
サニア「アーク、ミルマーナ軍はペイサスの南にある国境付近にいるわ」
エルク「!! 行こうぜ!早くしねぇとペイサスがやられちまう」
サニア「私にも手伝わせて。もしかしたらモンスターの手掛かりが掴めるかも知れない。それとも、勇者達は女一人守れないのかしら?」
アーク「分かった、その代わり無茶はするな!」
サニア「ええ」
エルク「さあ、行くぞ!」
一行は、すぐに国境付近を目指し、ラマダ山を後にした。


攻略のPoint!!
仕切り線

ここで、グレイシーヌのギルド仕事を請け負えるようになる。 初めは『家を探してます』と『愛の告白、僕に勇気を下さい!』の2つ。だが、『家を探してます』はアリバーシャにまで行かないと解決は出来ないので、現時点では請け負っていてもいなくても状況は同じ。つまり、請け負ったまま放置せざるを得ないのである。
もう一つの『愛の告白、僕に勇気を下さい!』で登場する手配モンスター『ヨミの使い』からは、ストームソードという剣が入手出来るらしいという事が言われているが、単なる攻略本の記載ミスであり、入手は出来ないし、その様な名前の剣はない。
仕切り線

グレイシーヌ空港の南にミルマーナ軍の進駐している国境線がある。
駐屯地を直接叩けば、一時的ではあるがミルマーナ軍のペイサスへの攻撃を食い止めることが出来る、そう判断しての一行の行動だった。

サニア「ここよ」
アーク「ここを叩けば。 一時的だが、ペイサスへの攻撃を食い止める事が出来るだろう」
木陰から、気付かれないように慎重にミルマーナ軍の動向を探ろうとする一行だった筈だが、計算外の行動に出る人間がいた。
トッシュである。
トッシュは、突然木陰から飛び出し、正面から堂々とミルマーナ軍相手に喧嘩を売る。

トッシュ「ぐだぐだ言ってねぇでさっさとやっちまおうぜ!!」
ミルマーナ兵「! 何だ貴様!?」
トッシュ「へっ、俺が誰だか分からねぇのかよ?」
ミルマーナ兵「お前!? すぐにヤグン様に報告しろ!!」
ミルマーナ兵2「はっ!」

………ミルマーナ軍本部………。
ミルマーナ兵「ご報告します。アーク達がグレイシーヌの国境に現れました」
ヤグン「アークだと?あの小僧め、今度は儂の邪魔をしようというのか?列車砲『グラウノルン』に砲撃の準備をさせろ!」
ミルマーナ兵「ペイサスは射程距離外ですが?」
ヤグン「馬鹿者!アークだ、アークを狙うのだ!」
ミルマーナ兵「しかし、列車砲では威力がありすぎて。アークだけでなく味方にも被害が出ます」
ヤグン「アーク達を葬れるのだ。多少の犠牲はやむを得まい」
ミルマーナ兵「味方を見捨てるのですか?」
ヤグン「構わん!グレイシーヌなど何時でも落とせる。今は、アークを仕留める事だけ考えろ!」
ミルマーナ兵「はっ!」

トッシュ「どうしたい。恐くて掛かって来れねぇのか?」
サニア「何なのあいつ? いきなり飛び込むなんて何考えてんのよ!?」
イーガ「奴は何も考えとらん」
ポコ「トッシュはいつもああなんだ」
サニア「貴方達、よく今まで生きて来れたわね…」
アーク「……」
ミルマーナ兵「あまりいきがるなよ」
ミルマーナ兵「ヤグン将軍のお許しが出たのだ。貴様らを倒し、グレイシーヌも滅ぼしてくれるわ」
トッシュ「出来るもんならやってみな!」


バトル!!
仕切り線

パーティ平均レベル:45〜48
モンスターはデスフレイム4体とスケルトンナイト5体で、レベルは全て47。さらに、このバトルに限っては特殊な存在がある。それは、列車砲『グラウノルン』の砲撃。まず最初のターンで目標を定め、次のターンになると爆撃を行い、範囲内の敵味方を問わず等しく100前後の大ダメージを与える。列車砲によってモンスターを倒されるだけでは経験値にならない。この列車砲には単純明快な動きが存在し、パーティ内の誰か一人を延々と狙い続ける傾向にある。ということで、その囮となるキャラは出来るだけ列車砲を誘導し続け、残りのパーティで確実にモンスターを仕留めていこう。
グラウノルンに経験値を横取りされないように☆
仕切り線

アーク「ヤグンめ、味方も基地も犠牲にするとは…」
イーガ「うむ、だがそのお陰で、この陣地も使い物にならなくなったな」
サニア「ヤグン…………。 やはりあいつの仕業なのね………。 私は…私は…」
アーク「サニア、ヤグンとの間に何があったんだ?」
サニア「私が生まれたミルマーナは、静かで豊かな国だった…。その私の国をヤグンが踏みにじったのよ!モンスターに両親を殺され、一人生き残った私は、国を追われひたすら身を隠して生きてきたわ。ただ、復讐の事だけを考えて生きてきた。両親を殺したモンスターを探す事だけを考えていた」
イーガ「焦ることはない、いつか必ず機会は来る」
シャンテ「そうよ、一緒に戦っていれば探しているモンスターも見付かるかも」
サニア「私はあなた達を利用しようとしたのよ。一緒に行く訳にはいかないわ」
アーク「俺達だってそんなに立派な人間じゃない。みんなそれぞれの思いを持って戦っているんだ」
イーガ「我が祖国を救ってくれたのだ。今度は私がお前を助けよう」

………大僧正の部屋………。
ラマダ寺にて、再び国王と対面するイーガ。

国王「イーガ殿!一体どういうつもりなのだ!?ミルマーナに戦争を仕掛けるなど正気ではない」
イーガ「恐れながらリューゲン国王。本当にこの国の事をお考えならば、ミルマーナと戦うべきです」
国王「勝てないと分かっていて戦えと申すのか!?」
イーガ「ミルマーナの後ろにはロマリアがついております。奴等は世界を破滅へと導いているのです」
国王「しかし………」
イーガ「奴等はこの国が本気になる事を恐れているのです。我が国が立ち上がれば、他の国もそれに続くでしょう。それがロマリアを倒す大きな力になるのです」
国王「何故、我が国でなければならんのだ………。他の国でもよかろう………」
イーガ「リューゲン殿!その甘えた心がこの国をダメにしていったのですぞ!我がラマダ僧兵が先頭に立ち戦いの準備を進めます。国王はグレイシーヌの民をまとめて下さい」
国王「うむ………やらねばならんのだな。 もし………。もし負けたらこの国はどうなるのだ………」
イーガ「負ければ、世界が滅びるだけです」

図書館に集まったアークらは、サニアの占いを見守っていた。
サニア「二つの国から奇妙な力を感じるわ。ブラキア……フォーレス。押さえ付けられるような力よ」
アーク「それが『殉教者の塔』と関係あるのか?」
サニア「ええ、多分この力を使って何かを復活させようとしているのね」
トッシュ「でもよ。その力が何なのか判らなきゃ手の出しようなないぜ」
サニア「いいえ、二つの国の何処かに、力を生み出す元になっているモノがある筈よ」
アーク「それを探し出すのか…」
イーガ「国王と話はついた。この国もやる気を出してくれるといいが」
サニア「そう、人に頼っていてはダメ。黙っていては何も始まらない。自分の手を汚さなければ何も出来ないわ」
アーク「ロマリアにはまだ『アンデル』、『ヤグン』、『ザルバド』の三人の将軍が残っている。これから先は奴等も本気で向かって来るだろう。今以上に苦しい戦いになる」
トッシュ「覚悟の上だ、いくらでも相手になってやるぜ」
アーク「まずはブラキアとフォーレスだ。力の発生源を探り出しに行くぞ!」

………シルバーノア作戦室………。
チョンガラ「やっと戻って来たか。待ちくたびれたぞ」
アーク「チョンガラ、『殉教者計画』を潰しに行くぞ。急いでくれ!」
チョンガラ「待て待て、これから世界中を駆け巡る事になるんじゃ。儂が、世界の国の説明をしてやろう。それを聞いてから出発しても遅くはあるまい」
アーク「チョンガラが調べたのか?」
チョンガラ「うひょひょひょ。儂はこの飛行船の艦長じゃぞ。その位の情報、何時でも教えてやれるわい」
アーク「分かった。聞かせてくれ」

東アルディア
アルディアはもう知っとるじゃろ。文明も進んだ国で、金で何でも解決する国だな。ハンター制度が生まれたのも、そんな訳じゃろ。儂も昔は金が全てじゃったがな。

西アルディア
アルディアの西の未開発の場所じゃ。砂漠や荒野が広がっておって人もあまり住んどらん。悪巧みをするのに丁度良い場所だったって事かのぉ。

ヤゴス島
ヴィルマーとか言う、ガンコ者の学者が居るんじゃったな。何かと役に立つかもしれんから、たまに覗いてみるのもいいかもな。

スメリア
儂らを、罠に嵌めた憎たらしいアンデルが支配している国じゃな。空港には降りられんから、ククルの神殿に行くしかないな。アークの母親も捕まっとる様じゃから、決着を付けなくちゃならんが、今は殉教者の塔を壊す方が先じゃな。

グレイシーヌ
イーガの故郷で、ラマダ寺のある場所じゃ。一度、行ってきたから、もう分かっとるじゃろ。ラマダ寺では、何時でも修行が出来るから、必要なら訪ねてみる事だわい。

フォーレス
リーザの生まれた国だそうじゃの。美しい国じゃが、どうやら此処から殉教者計画が始まっている事を示す反応が出ているんじゃ。何か高い建物があれば、それが怪しいんじゃがな。

アララトス
アーク達と会うまで、儂が居た国じゃな。光の精霊と出会ったのも此処じゃ。儂の店には、エルク達と会う迄に手に入れた物がしまってあるんじゃ。遺跡もあるから、たまには寄ってくれ。

クレニア島
3つの大陸の真ん中に位置する島じゃな。闘技場があるから、たまには此処で力試しもいいかもな。

ニーデル
クレニアと同じ闘技場のある国じゃが、エルク達と会う前に、風の精霊と会ったのはこの国じゃ。

ロマリア
敵の本拠地のある国で、何かと謎の多い所じゃな。城の周りの都市ごと、城壁に囲まれていて侵入は難しいじゃろうなぁ。

ブラキア
10年程前に、ニーデルの植民地から戦争で独立した国じゃな。此処から殉教者計画が始まっている事を示す反応が出ているんじゃ。グルガの生まれた国らしいの。何か高い建物があれば、それが怪しいんじゃが、グルガは知らんのか。

アリバーシャ
儂らが、水の精霊と出会った国じゃ。今でも、遺跡は残っているが、其処を守っていたサリュ族は今はこの国には居らん。悲しい出来事だったわい。


チョンガラ「どうじゃ、分かったかな? そろそろ出発するかの? よっしゃ、シルバーノア発進じゃ!!」

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