Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
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第2章(ヤゴス島)
1 2
第3章(西アルディア)
1 2 3
第4章(スメリア〜クレニア)
1 2
第5章(フォーレス)
1
第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
1 2 3
第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
1 2 3
第12章(アミーグ)
1 2
第13章(バルバラード)
1 2
第14章(殉教者の塔)
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最終章(ロマリア〜空中城)
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番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―第11章(ミルマーナ・海底油田)―

再び、アジャールの街の酒場を訪れる一行。
ロアン「サニア様!」
サニア「列車砲も軍本部も叩いたわ、これでミルマーナは自由を取り戻せるのよ」
ロアン「ヤグンも、確かに軍本部と共に果てた様です。ですが、生き残りの兵士が海底油田に集結している様なのです。トヨーケの森も解放はされましたが、精霊の木の力は弱まるばかりで…」
サニア「まだ終わっていないというの?」
ポコ「後で、恵みの精霊に会いにトヨーケの森に行ってみようよ」
アーク「ああ、精霊に会えば、何か判るかも知れないからな」
ロアン「お気を付け下さい、ヤグン将軍亡き今、奴等も必死の様ですから」
サニア「ええ、ありがとう」

サニア達は早速、軍本部に封鎖されていた森の奥深く、トヨーケの森を訪れた。
美しい緑に囲まれていたトヨーケの森も、すでに茶色一色の荒れ果てた姿へと変わっていた。
精霊の木の周辺からは沼も干上がり、それを見たサニアは愕然とする。
サニア「そんな…!美しかった森がこんなことに…」
ポコ「これがあの恵みの精霊の木なの…」
アーク「精霊の力も、かなり弱くなっているな」
エルク「もう枯れてるんじゃねーか?」
サニア「バカなこと言わないで!!この森が…恵みの精霊の加護が無くなったらミルマーナは、ミルマーナは…」
その瞬間、サニア達の前で光の粒子が収束し、それを媒体として恵みの精霊がその姿を現わした。
サニア「恵みの…精霊!?」
恵みの精霊「アーク、よく来てくれました…。貴方も、もう見たでしょう…この森の惨状を…」
アーク「ええ…」
恵みの精霊「しかしこれは、この森に限ったことではありません。今、世界中の精霊の力が弱まりつつあります…。この森も私の力が弱まっている以上、そう長くはもたないでしょう…」
サニア「そんな!この森が無くなってしまったら、ミルマーナはどうなってしまうの!?せっかく、…せっかく、ヤグンから取り戻すことが出来たのに…」
恵みの精霊「ミルマーナ王の娘、サニアよ…。先程も言いましたが、これはミルマーナだけの問題ではないのです。今、世界中の国が破滅の危機に晒されているのです。でも…残念なことに、人々はそのことに気付いてないのです」
アーク「恵みの精霊よ、ロマリアは一体この世界で何をしようとしているのですか?」
恵みの精霊「彼らが望んでいるのは、世界の破滅…。そして、古の暗黒の力の復活です」
サニア「暗黒の力!?」
リーザ「恵みの精霊が…!」
アーク「一体どうしたのですか…!?」
恵みの精霊「精霊が人前に姿を現わすには精霊力を必要とするのです。量的には、大した量ではないのですが…。最早、その程度の精霊力も残されていないのです。アークよ、急ぎなさい!残された時間は、あと僅かです。精霊の力を受け継ぎし勇者達よ、世界を救えるのは貴方達だけなのです。私は、いつも貴方達を見守っています…。貴方達の進む道に世界の加護があらんことを…」
ア−ク「!!!」
ポコ「恵みの精霊が…!?」
エルク「消えた…。サニア…」
リーザ「エルク、そっとしておいてあげよ…」
エルク「ああ…」
サニア「恵みの精霊は、残された時間はあと僅かと言っていた。逆に考えれば、まだ希望は残っているということ…。恵みの精霊よ…私はその希望に全てを賭ける!そして、ミルマーナを…いえ、この美しい世界を守ってみせる!!それが、ミルマーナ王の娘である私の努め」

サニア達は、ミルマーナ軍の残党が集う海底油田へ再び向かった。
シルバーノアで船の発着場に横付けする。
トッシュ「ここが海底油田の入口か…。いやに静かだな…。…高ぇな」
サニア「何やってるのよ!早く行ってくれない!?」
トッシュ「んだとっ!!」
サニア「わぁ、結構高いんだ。分かった、恐いんでしょう?」
トッシュ「何っ!!」
サニア「情けない…男のくせに!」
トッシュ「てめぇ、誰にもの言ってんだ、コラァ!」
サニア「行かないなら、そこをどいてくれない。邪魔だから」
トッシュ「ざけんな、この位どおってことねぇぜ! 見てろよ。おりゃ〜〜〜!…うおぉ。……〜〜〜〜!!!」
サニア「だ、大丈夫?」
トッシュ「けっ、言ったろ。この位どおってことねえんだよ!」
サニア「…さっさと、そこどいてくれない?後がつかえてるって言ってるでしょ、このおバカ!」
トッシュ「ちっ」
サニア・シュウはあっさりと跳び、着地する。
ゴーゲン「やれやれ、年寄りにはこの高さはつらいわい…」
そう言って、ゴーゲンはテレポートで降りる。
シャンテ「イヤなことを思い出しそうだわ…」
シャンテの脳裏には、ロマリア軍艦でのいやな体験(カタパルトからの落下)が一瞬浮かぶ。
続いて、イーガが飛び降りる。
ポコ「うわぁ〜、高いや…」
ポコ、グルガ、リーザ、エルク、アークの順で次いで飛び降りた。
アーク「これから、海底油田施設に侵入し、洗脳マシーンを破壊する。恐らく、こっちの動きは既に敵に伝わっていると思う。戦いは避けられない、気を引き締めてくれ」
トッシュ「よっしゃ、サクッと行ってサクッと帰って来ようぜ」
サニア「そう簡単に行くとは思えないけど…」
トッシュ「何だ、コラァ!!」
サニア「何よっ!」
チョピン「アークさん。シルバーノアは、このまま油田上空で待機します」
アーク「分かった、敵からの攻撃に注意してくれ。さあ、行こう!」
サニア「待って」
アーク「どうした?」
サニア「本当に、ここにある施設を破壊すればミルマーナは完全に解放されるのね!」
アーク「恐らく…だが、サニア。焦りは禁物だぞ。ヤグンの事だ、きっとまだ何か仕掛けがあるはず」
サニア「解ってるわよ、そんなこと!! 時間を取らせちゃったわね…さあ、行きましょ」
一行は、海底油田内部へ向けて歩き始めた。
ヂークベック「マタンカァ〜。コノワシヲ置イテイクトハナニゴトダァ〜」
ちょこ「ちょこを置いて行ったら許さないんだから〜! あり、もういない…」


攻略のPoint!!
仕切り線

パーティ平均レベル:67
いよいよ海底油田内部を攻略するが、パーティ編成でサニアは当然固定メンバーとなっている。
サニアは槍・トランスファー・ロブマインド・シャッフルショットとバトルを有利に進めて行く上での必須キャラクターなので、サニアが強制的に参加するからといって、鬱陶しく感じたり、戦力が落ちる、などというマイナス要素はないはず。この海底油田のバトルは狭い通路でのバトルが多いので、パーティに槍・銃・短剣など、離れた位置から攻撃を出来るメンバーで固定した方が無難。
人それぞれだが、サニア・エルク・シュウ・リーザ・シャンテがいい。この場合、リーザはサラマンダーやショートソードなどで攻撃をメインとして参加させる。パワーロスも利用価値が高い。そして、シャンテをこの場合の回復優先に。なぜシャンテがいるのにリーザも?と疑問に感じるそこの貴方!…貴方は、力技で攻略をするパワーファイターですねっ? いや、そーでもないかもしれませんけど。 海底油田のモンスターは思っている以上に攻撃力が高めなので、念には念を、ということで攻撃・回復の両方で主導権を握れるリーザを加えるのである。
最初のバトルはLV.68のあやし火とレッドファントム。あやし火は移動力がとても高く、離れていてもあっと言う間に詰め寄られてしまう。

海底油田前半は、単調な一本道なので迷うことは無い。途中、分岐している所は宝箱のある小部屋。入手出来るアイテムは下記の一覧にて後述する。この入手アイテム順通りで道は合っているという事であり、入手していないアイテムがあれば、途中で行き忘れた小道があるという事にもなる。
クレーン移動用電源スイッチをONにし、最初のクレーン操作を行った土管の先に『精霊の心』があるので回復出来る。ここでのスイッチは、先程の通路の途中にあった途切れた階段を下階へ伸ばす為のもの。これを作動させておく。『精霊の心』横の部屋は潜水艦格納庫。海底油田クリア後の脱出時に、ここまで戻ることになるので場所をしっかりと覚えておこう。
サニア「これは…!?」
アーク「潜水艦か?」
シュウ「緊急脱出用か何かだろう」
サニア「取り敢えず、ここには用はないわね」
さて、これで通路をそのスイッチで伸ばした階段のところまで戻ると、厄介な土管地獄が待っている。
その手前の小部屋には宝箱が3つあるので、取り忘れのないように。

海底油田で最も厄介な土管地獄(勝手に命名)。ここで最初の土管に入ると、まずは3つ土管の並ぶ部屋に出る。
一回目は左の土管。ここを進むと、3つ宝箱のある小部屋に到達出来る。中身はクラウンナイフ、レイソード、ちからの実。特にレイソードは光属性で攻撃力も高いので、この先非常に活躍出来る剣。これで一周して元の3つの土管の部屋に戻ってくる。
二回目は右の土管に入ろう。ここに、究極の生命の木の実がある。この先を進むとクレーン作動レバーがあるので作動させる。ここでスイッチを作動させると、下の方の土管の並んでいるところが左から真ん中に接続される。
三回目は真ん中の土管。ここを進むとまたスイッチがあるので作動させる。
四回目に右の土管に入り、また究極の生命の木の実のあった通路に再び至り、気にせずに先に進むと、行き着いた先にスイッチがある。これを作動させると、今度は今までと違って上の方の土管が接続される。
これで一旦土管地獄のスタート地点に戻るので、またその土管に入ると、見事にクリアとなる。

……結構分かりやすい説明だと思うがいかがでしょう?


入手アイテム順
ルビー(最初の土管の手前)、(左右に道の別れる右の土管の先)
羅刹、復活の薬(共に最初のクレーン移動用電源スイッチのある通路の手前の分岐している通路の右)
レコの草、スタッドレザー、究極の弱りの薬(スイッチ操作で伸ばした階段の先の小部屋。土管地獄の手前)
クラウンナイフ、レイソード、ちからの実、究極の生命の木の実(土管地獄)
仕切り線

エレベーターで降下する前に、手前の部屋で休憩・セーブできるので、体力を回復させておこう。早速エレベーターで海底油田深奥部に向かおうとすると、
『”この先、重要区域につきヤグン将軍の許可無き者の立ち入りを禁ずる”』とある。
もちろん、これを無視してエレベーターで降下する。
サニア「これが洗脳マシーン…。 何なの、あの上に乗っている物体は…。正面に回った方がよさそうね」
ヤグン『くっくっく、旧ミルマーナ王国の王女様か』
サニア「誰!? 今、旧ミルマーナ王国と言ったわね!?」
ヤグン『その通り…バカな王が治めていたミルマーナはもう終わった。これからは、このヤグンが統治する新ミルマーナ王国が始まるのだ』
サニア「ヤグン…!? 生きていたのね…。嬉しいわ、この私の手でカタキが討てるのね」
ヤグン『やれやれ、威勢の良い王女様だ…。だが、あの時逃した小娘がここまでやって来るとは…。私の判断が甘かったということか…。すぐに、野垂れ死ぬと思っていたのだがな』 サニア「どこにいる、ヤグン!! 姿を見せなさい!!」
ヤグン『どこにいる、だと? ふはははは、貴様の目は節穴か?私は、さっきからここにいるではないか。お前の目の前にな!!』
サニア「まさか!?」
ヤグンの傍らにいつもいたあの猿が、ヤグン将軍の本体だった。
猿は瞬く間に巨大な化け猿へと変貌を遂げる。
ヤグン「私にこの姿をとらせたのだ…。生きて帰れると思うなよ!!」
サニア「モンスターを率いて、父と母を殺した巨大な化け物…。お前だったのね、ヤグン!!」
ヤグン「くっくっく、我らの野望を達成するのに邪魔だったんだよ。お前の両親も、恵みの精霊もな! だから殺したんだよ…。そして、恵みの精霊も間もなく滅びる。くっくっく…それにしても、やはり肉は人間の肉に限るよなぁ…。美味かったぞ、母親の方は特になぁ!」
サニア「…ヤグン。お前だけは、絶対に生かしておけない!! 今まで犯した数々の罪、その命で償え!!」
ヤグン「罪だと? 元々この計画はアンデルが考えたものだ。この私は奴に手を貸したに過ぎん。その私に何の罪があるというのだ?アンデルが殉教者の塔を完成させれば、この世は我らの物になるのだ。奴のことだ、既に世界中にこの洗脳マシーンを取り付けてるだろうよ。小賢しい虫けら共よ。残念だがお前らは、その世界を見ること無くここで死ぬのだ!!」
ヤグンは跳躍し、サニア達を踏み潰そうとしたが、あっさりかわされてしまう。
ヤグン「くっ…!!」
逆に、サニアが振り向き様に投げ放ったカードがヤグンの心臓の辺りを狙う。ヤグンは間一髪のところで左腕でガードし、サニアのカードが突き刺さった。ヤグンの左腕から鮮血が飛び散る。
サニア「お前には、絶対に負ける訳にはいかない!!」
ヤグン「小娘がぁ。てめえの腹わた、生きたまま引きずり出して食らってやるわ!!」


バトル!!
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パーティ平均レベル:68
ここで再びパーティ編成となるが、やはりサニアは固定メンバー。
ピポグリフォ6体はLV.71で、ヤグンはLV.75。
ヤグンはコンフュージョン・スーパーノヴァを使って来るので、メモリーズとマジックローブを装備したシャンテを加えた方がいい。ヤグンは後回しにして放っておいて、まずは取り巻くピポグリフォから片付けないと展開が苦しくなる。サニアのトランスファーでトッシュ・エルク・ちょこ等がパーティにいればターンを多く回すようにしてピポグリフォを始末していく。
仕切り線

ヤグン「くはっ、バ…バカな…。ま、負けるのか…この私が…こんな…ガキ共…に…。ぐおおぉぉぉ…か、体がぁぁぁ」
ヤグンの巨体は崩れ去っていく。
ゴーゲン「あれが洗脳マシーンじゃな?」
サニア「ええ、外から叩いても大して効果ないみたい…」
ゴーゲン「それにしても無愛想な形じゃのう。女神さんはべっぴんじゃったぞ」
アーク「ゴーゲン頼む」
ゴーゲン「ほいほい、ちょっと離れておれ。……エクスプロージョン!!」
サニア「水が…!」
アーク「急がないと、油田の崩壊に巻き込まれるぞ!!」
サニア「これで、ミルマーナからヤグンの影は完全に消えるのね!」

警報が鳴り響き、施設内に非常事態を告げるアナウンスが流れる。
『地下第4ブロック内で、事故発生。地下第4ブロック内で、事故発生。所員及び、警備員は速やかに緊急避難ドックまで退避して下さい。繰り返します―』
アーク「洗脳マシーンは破壊した!ここも、もう危ない。さっさと脱出するぞ!」
エルク「シルバーノアに着くまでもつのか?」
トッシュ「この調子だと、もう長くはねえな」
シュウ「確か、ここに来る途中に潜水艦があったはずだ。それを頂こう」
アーク「よし、それに賭けてみよう!」


攻略のPoint!!
仕切り線

パーティ平均レベル:69
急いで海底油田を脱出しなければならない。制限時間は20分。
これは、ムダな動きをせずにまっすぐ潜水艦に向かえば充分に間に合う時間なので、慌てる必要は全く無い。ただ、何度も経験する戦闘で長引くのは避けたい。途中、スタート地点の方まで戻ろうとすると、最初は塞がっていた小部屋に入れるようになっており、そこには手配モンスターのグロヴィスと宝箱3つがある。ちなみに、このグロヴィスからは短剣のフェイトが盗める。盗む確率を上げるため、シュウには貝がらを装備させておく。もしもフェイトが盗めない場合は毒薬となる。
潜水艦格納庫の手前の『精霊の心』で回復し、最後のバトルに臨む。
ダークパラディン「来たか…。我らの計画を邪魔する者よ。アンデル様の命により、ここから一歩も通す訳にはいかない。ここで、油田と運命を共にするがいい!!」
LV.72のバシリスク4体とダークパラディン。バシリスクは攻撃力は高いがHPが低めなので一気に片を付けたい。
入手アイテム
魔法のりんご、パロの実、シャインファング
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トッシュ「よっしゃ、到着だ!」
アーク「どうやら、まだ無事のようだな」
ポコ「良かった、これでひと安心だね。うわー、びっくりした」
突然、激しい地響きが起こり、施設全体を揺るがす。
トッシュ「ちっ、油田の崩壊が本格的に始まったみてぇだな」
アーク「グズグズしてられない!みんな、早く乗るんだ!!」

アンデル「ヤグンも落ちたか…。まあ、いい…。あの御方の、復活までの時間稼ぎにはなっただろう…」
ヤグン「アン…デル」
アンデル「!? ヤグン、生きていたのか」
ヤグン「助…けて…くれ。頼…む…。借り…は、かなら…ず返…す」
アンデル「…不様だな……。私の計画を無駄にし、洗脳マシーンも破壊されておきながら、お前だけ生き残るとはな…」
ヤグン「助かる…」
アンデル「4将軍の面汚しめ!」
ヤグン「なっ…!?」
アンデルは顔色一つ変えず、助けを請う瀕死のヤグンにトドメを刺した。
アンデル「ふんっ。ここも、もうそろそろ危ないか…」
アンデルは空間を転移していった。

イーガ「サニア、早くしろ!」
サニア「分かってるわ。 これで、ミルマーナは救われる…」

………とある海岸………。
トッシュ「ふう、ようやく終わったな…」
エルク「全く、爆発に巻き込まれて潜水艦は壊れるし…どうなるかと思ったぜ」
ポコ「サニア大人しいね…」
サニア「……………(お父様、お母様…カタキはとりました。どうか天国でお幸せに…)」
ヂークベック「カラダガ、重イ…。海水ハマズイ…ボデーガサビル。誰カ、助ケチクレ」
サニア「……………」
ちょこ「うげ〜…からい〜」
アーク「取り敢えず、シルバーノアが来るのを待って、アジャールに戻ろう」

………アジャール酒場………。
ロアン「これで、ようやくミルマーナも元の美しい国に戻るんですね」
サニア「そうね、そのためには、みんなで力を合わせなければね。大変なのはこれからよ」
ロアン「サニア様もいらっしゃるんです、大丈夫ですよ」
サニア「ごめんなさい…、私は今この国に尽くすことが出来ない。王女サニアは、もう死んだのよ。私は只の旅の占い師…」
ロアン「サニア様、ご冗談でしょう?」
サニア「ロアン、解って…。でも、いつか必ず戻って来る。約束します。それまでミルマーナをお願い」
ロアン「分かりました、お預かり致します」
イーガ「ミルマーナが気になるのなら、残ってもいいのだぞ」
アーク「ああ、サニアは、もう充分協力してくれたんだし…」
サニア「いいえ、余計な心配をしないで。ヤグンが言っていたことが本当だとすると、まだ世界のどこかに塔が残っている事になる。これから、世界を救わなきゃならないんだから、貴方達だけに任せてられないわ。さあ、行くわよ!」

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