Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
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第2章(ヤゴス島)
1 2
第3章(西アルディア)
1 2 3
第4章(スメリア〜クレニア)
1 2
第5章(フォーレス)
1
第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
1 2 3
第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
1 2 3
第12章(アミーグ)
1 2
第13章(バルバラード)
1 2
第14章(殉教者の塔)
1 2 3 4 5 6
最終章(ロマリア〜空中城)
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番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―第14章(スメリア・パレンシアタワー)―

………パレンシア………。
アーク「トッシュは、パレンシアタワーか…」
パレンシアタワーに入ると、兵士は既に倒されていた。
アーク「トッシュの仕業だな…。早く追い付かないと…」

………パレンシアタワー最上階………。
アンデル「儂はこのまま『殉教者の塔』に移動する。いいか、このタワー自体がアークを葬る為の罠なのだ。奴を絶対にこの塔から出すでないぞ!」
ネクロマンサー「承知しております」
アンデル「もしモンジがおかしな動きをしたら、お前が始末をつけろ」
ネクロマンサー「仰せのままに」

………パレンシアタワー………。
トッシュ「ちくしょう!きりがねぇぜ」
コープス「1人で乗り込んで来るとはいい度胸だ。なぶり殺しにしてくれるわ」
トッシュ「てめえらに用はねえ。おやじは何処だ!?」
コープス「いつまでその勢いが続くかな」
アーク「トッシュ! 間に合った…」
トッシュ「すまねぇ」
アーク「まず、こいつらを片付けるぞ。話はそれからだ」
コープス「フン…仲間か…」


バトル!!
仕切り線

パーティ平均レベル:82
モンスターはLV86のコープス・PA-100が3体ずつ。アーク・トッシュでガンガン敵陣に突っ込み、それを残りのパーティで援護、という形で早めに始末したい。
仕切り線

トッシュ「すまねぇ、勝手な行動取っちまって」
アーク「いいんだ、オマエの怒りはオレ達の怒りでもある」
トッシュ「アーク…」
アーク「よし、やるとなったら一気に叩くぞ!」


攻略のPoint!!
仕切り線

このパレンシアタワーではアンデッドのコープスがずっと登場するので、トッシュにピラミッドで入手した光属性のライトセイバーを装備させて前線に送り出そう。ライトセイバーは攻撃力36なので強力。

エレベーターではいきなり30階まで上がり、そこから暫くの間1フロアずつ進んで行く。エレベーターで30階に到達すると、早速先程と同じLV86のコープス・PA-100が待ち構えている。ここでは敵の方から近付いて来るのを待ち、パーティはエレベーター付近で待機していよう。PA-100はストライクパワーを使って来るので、そうなるとリーザのパワーロスやアークのウィークエネミーで対応する。

バトル終了後、フロアの右側へ行き、『30階 東の部屋』から上のフロアへ。そして上がって来た『31階 東の部屋』でコープス3体、PA-100が2体、ネクロマンサー2体とのバトル。このネクロマンサーはマインドマスターを頻繁に使って来るので、真っ先に倒してしまわないとMP残量が極端に少なくなる。大体目安として、1度受けると30〜40ポイントの減少となる。
その後部屋を出て『31階 ホール』の階段を上がり、『32階 ホール』のスイッチを作動させる。そして、エレベーターで到着した『30階 ホール』まで引き返し、今度はホール上側の階段を上がり、『31階 ホール』⇒『31階 西の部屋』で、LV88のコープス3体・PA-100が2体・ネクロマンサー2体とバトル。更に『32階 西の部屋』でもLV88のコープスが3体・PA-100が2体・そしてネクロマンサー2体とのバトルとなる。これで到着した『32階 ホール』では、先程スイッチでドアを開けておいたので、宝箱に入っているニードルレッグを入手。そこには火災報知器を思わせるような赤いスイッチがある。これはエレベーター用のスイッチで、これで『30階 ホール』のエレベーターでこの上の33階に行く事が出来る。

『33階 ホール』には『精霊の心』があるので、ここで一旦回復を。この精霊の心を活動拠点にして、しばらくレベルアップを図るといい。モンスターが出現したらある程度戦って部屋を出て、再び入り直す事を繰り返し、ダメージが蓄積したら精霊の心で完全回復。これを利用しない手はない。
そして、エスカレーターをすり抜けて上に行き、『33階 北の部屋』でマジックガントレットを入手する。 このフロアでは左右にエスカレーターがあるので、スイッチには構わずにまずは右のエスカレーターで上のフロアへ。ここでもバトルになり、フロア左隅にあるスイッチを作動させる。そうしたらエスカレーターのスイッチで上昇から下降へと変え、下に下りる。

今度は左のエスカレーターに乗り、『34階 ホール』に。エスカレーターの左にある『34階 西の部屋』で盗賊のナイフを入手したら、ホール上側のドアをくぐり、『34階 北の部屋』⇒『35階 北の部屋』まで到達する。ここには宝箱が目の前にあり、ヘルドランカーを入手。
『35階 ホール』でも、またバトルとなる。ここでのモンスターのレベルは89。
光るパネルを踏むと別スクエアに転送されてしまうので、くれぐれも、踏まないように注意する。
バトル終了後、ホール左側の『35階 西の部屋』に行き、スイッチを作動させる。
 そうしたら、エスカレーターの分かれ道のあった所まで来た道をずっと戻り、33階ホール→右のエスカレーター→34階ホール→34階 南の部屋の光るパネルと進み、『34階 西の部屋』⇒『35階 西の部屋』と続き、『36階 西の部屋』でバトル。ここのスイッチで『35階 東の部屋』のエスカレーターを作動させ、光るパネルだらけの『35階 ホール』に行く。光るパネルに乗り、ホール下の小部屋に着いたら階段を上がり、スイッチのないエスカレーターに乗る。
これで、ようやく『37階 ホール』まで至り、またエスカレーターの細いフィールドを挟んでのバトルとなる。ここではまず、左のエスカレーターで下のフロアへ下り、クレセントアックス土竜を入手する。この37階では右のエスカレーターの先には何もない。そして、右の部屋の下降専用エスカレーターでは『35階 ホール』へ戻る一方通行。ということで、これらは無視して、ホールにある階段を上がり、『38階 ホール』の上隅のスイッチで『37階 ホール』のエレベーターの電源を入れる。

そこで、スイッチのON⇒OFFを繰り返し4往復ほど作動させ続けると、隠しの77階へ行けるようになる。さらにもう6往復ほどON、OFFを繰り返すと44階にも行く事が出来るようになる。ちなみに、44階ではモンスターが出現するだけ。44階でレベルアップを☆
77階で魔力の葉、ウィンドカード、復活の薬、パレードコート、生命の木の実、マーリンの書が入手出来る。

これでエレベーターで99階に行けば、最上階まであと少し。ただし、エレベーターで99階を選択する前に、トウヴィルでククルのそばに残ったキャラ達のための装備品は外しておこう。99階を選択した瞬間に、次はトウヴィルへ舞台が移る。
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その頃、アンデルはトウヴィルの村人に忍び込ませておいたキメラを神殿へ送りつける。
村人「大変です! 神殿にモンスターが攻め込んで来て…」
エルク「何だって! ククルの張っている結界をどうやって突破したんだ?」
村人「そうじゃないんです。エルクさんに助けてもらった、仲間がモンスターに変身して…」
エルク「人工キメラ! アンデルの野郎!こんなワナを仕掛けてやがったのか! ククルは闘えないんだった!急いで助けに行くぜ」
チョンガラ「儂も、後から、すぐ行くぞい」
チョピン「みなさん、お気を付けて」
村人「急いで下さい!」

………ククルの神殿………。
村人「大変です! ククルさん、モンスターが神殿に向かっています」
ククル「私はここを離れるわけにはいかないの」
村人「でも、どうすれば…」
ククル「みんなは早く逃げて、私なら大丈夫、心配いらないわ」
村人「はい、気を付けてね、ククル…。お役に立てなくて、ごめんなさい」
ククル「急いで…」
聖なる魔人「ほう、貴様がククルか? 封印などというから、どんな奴かと思ったが、ただの小娘とはなあ。アンデル様のお達しだからな、まあ、たっぷりと可愛がってやるぜ」
ククル「あんまり、甘く見ないで! でも…、結界を解かない限り、私は闘うことが出来ない。だからといって、むやみに結界を解いてしまったら、アンデル達まで攻め込んでしまう。私はどうしたらいい? アーク………」
エルク「ククル! 大丈夫か?」
ククル「! エルク!」
エルク「遅れてすまない! よくも、俺達を騙しやがったな!」
聖なる魔人「簡単に、引っ掛かる方が悪いのさ」
聖なる魔人「まあいい、ついでに、お前らもまとめて始末してやる」


バトル!!
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パーティ平均レベル:80
LV84の聖なる魔人は全部で4体。
普段バトルに参加していないキャラばかりなら、戦闘不能、全滅の可能性がかなり高い。せめて、エルク・ちょこ・シャンテのようなキャラは互角に戦えるようでなければならない。後は、回復専門としてポコ、攻撃にイーガ・グルガがいれば申し分ない。また、バハムート・ケルベロス・リッチ・アサッシンロードといったトップクラスのモンスターがLV70以上でいれば戦力に充分なり得る。

このバトルでは、とにかくククルの防衛が最大であり絶対の目的。
ある程度ダメージを与えると聖なる魔人はキュアを使うので、ククルの周りのキャラ達は惜しみなく特殊能力を使い、その場を動かずにククルの盾となることに徹する。とにかく、いかなる状況であれ、絶対にククルが攻撃をくらってはいけない。ククルはLV44でHP110。LV84の聖なる魔人にかかればひとたまりもない。
シャンテならサイレントを使って聖なる魔人のキュアを抑え込めるので、この状況に最も適したキャラクター。ダイアモンドダスト・リザレクション・キュアと、攻守どちらにも対応出来る。
仕切り線

エルク「危なかったな」
ククル「ええ…、ありがとう」
チョンガラ「大丈夫じゃったかい? 儂が真っ先に駆け付けてるはずなんじゃが、何せ、シルバーノアを守らにゃならなくてのう」
エルク「全く、調子のいいおやじだね」
チョンガラ「がはははは」
ククル「私なら、もう大丈夫。それより、アーク達の方が心配です」
エルク「チョンガラ船長、早速出番だぜ」
チョンガラ「…わかったわかった。全くもう、いつもながら人使いの荒い連中じゃな。おーい、チョピン!何処におるんじゃ、発進するぞい」
エルク「ククル、アークの事なら心配ない。俺達も、すぐに助けに向かう」
ククル「そうね、エルク達も気を付けて」

………パレンシアタワー99階………。


攻略のPoint!!
仕切り線

ここには何もないのですぐに最上階へ。
最上階には『精霊の心』がある。また、ククルを守り切ったので、エルクもパーティに合流している。
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アーク「雰囲気が変わった…最上階か!?」
トッシュ「!!!」
アーク「どうした、トッシュ?」
モンジ「待ちかねたぞ、トッシュ!!」
アーク「モンジ、何を企んでいる!? それとも、アンデルにそそのかされたのか!?」
モンジ「ふん、貴様がアークか…。なぁに、長い間冷たく暗い寝床で退屈してたんでな…。話し相手になって欲しかっただけだ」
トッシュ「何が話し相手だ!ぐだぐだ抜かしてねぇで、刀を抜きな!!」
アーク「トッシュ!!」
トッシュ「止めねぇでくれ。この事だけは、誰にも譲れねえ。手出しもしねぇでくれ」
アーク「分かった…ただし今回だけだ」
トッシュ「恩にきるぜ」
モンジ「暗い殺気に満ちた、いい目だ。お前と戦う事が、わしの20年間抑えて来た望み。今ここで、その望みが果たされる!」
トッシュ「俺と戦う事が望みだと…! あんたは、俺の知ってるおやじじゃねぇ!これ以上おやじの名を汚さないためにも…てめぇをぶった斬る!!」
モンジ「相も変わらず、怒りに任せただけの攻撃だな。言っただろ?感情に支配された刀では、わしを斬る事は出来んと」
トッシュ「黙れっ!!」
モンジ「言って解らないのならしょうがない。今一度、試してやろう。ただし、今度は呪縛剣ではない。よけ損なえば、その首が飛ぶぞ!」
トッシュ「面白れぇ!!」
トッシュ「真空斬!!」
モンジ「ぐっ!」
トッシュ「どうだ!! あの時の借りは返したぜ!!」
モンジ「なるほど…。あの時とは違い、怒りの中にも冷静さがあるな。面白い、これぞわしが求めていた戦い。もう、お互い手加減はなしだ。本気でいくぞ!!」
トッシュ「あんたの未練と邪悪な欲望…。この俺が断ち斬ってやる!!」


バトル!!
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トッシュのレベル:85
モンジのレベルは85。しかも敏捷度が高いので先制攻撃。これで虎影斬をくらえば防御力低下となる。が、ゆかりの紋章でチャージし、背後からの一撃が決まればそれで倒す事が出来る。
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トッシュ「どうした、ここまでか? 昔より、腕が落ちたんじゃねえか?」
モンジ「ぬうう…。道連れだ…」
トッシュ「何ぃ!?」
モンジ「このわしの中に流れ込んでいる暗黒の力を一気に高め爆発させる! お前らを、タワーもろとも吹き飛ばしてやるわ!!」
トッシュ「やめろぉ…これ以上、あんたのそんな姿は見たくねえ…やめてくれ…おやじ…」
モンジ「くっ…くくく。悔しかろう、勝ちを目前にしながら死んで行くのだからな!」
トッシュ「ちくしょう、どうしたらいいんだ」
モンジ『トッシュ…』
トッシュ「!? お、おやじ…?」
モンジ『トッシュ、よく聞け…。わしの体は、邪悪な術に支配されている。この術を破る方法は一つ…。わしの体に流れ込む暗黒の力を断つこと…』
トッシュ「どうやったら、その暗黒の力を断てるんだ?」
モンジ『<紋次斬り>だ…。前に一度見せた事があるだろう』
トッシュ「ああ…。体の中を流れる気の集中点にダメージを与え、相手の力を奪い去る技だろ?」
モンジ『暗黒の力の流れ込む、気の集中点を破壊するんだ』
トッシュ「昔やった時は、出来なかったんだぜ。それに、そんな事をしたらおやじは…」
モンジ『トッシュ…わしはもう、この世にはいない。そして、今のお前なら出来るはずだ!わしを信じろ、時間がない!!』
トッシュ「け、けどよぉ」
モンジ『トッシュ、このモンジの最後の頼みだ。これ以上、お前達を苦しめたくない…わしを殺せ!!』
モンジ「何をブツブツ言っておる。もうすぐだ…。もうすぐ、全て消えて無くなる!」
トッシュ「おやじ…!」
モンジ「何をする気だ? 下手に刺激を与えるなよ。今のままでも、お前をバラバラにする位のエネルギーは貯まっているのだぞ」
トッシュ「おやじよぉ、またあの場所で一緒に酒を飲みてぇな…」
モンジ「……!? な、何を言っておる」
トッシュ「あばよ!!」
モンジ「なっ…!?」
トッシュは紋次斬りを放った。
トッシュ「どうだ…?」
モンジ「ば、ばかな…。ち、力が逃げて…!?」
トッシュ「おやじ…」
モンジ「見事だ、トッシュ…」
トッシュ「おやじ…? 正気に戻ったのか!?」
モンジ「またお前と僅かな時間とはいえ、話す事が出来るとは…。奴等に感謝するべきかな…。奴等は、わしが心の底に押さえ付けていた強さへの執着心を利用し、わしを操っていた。だが、お前がそれを断ち切ってくれた…。ありがとうよ…」
トッシュ「おやじ…俺は、あんたを…あんたを…」
モンジ「何も言うな…わしは、お前に救ってもらったのだぞ。わしの紋次斬りも会得したようだな…これで思い残す事はない…」
トッシュ「おやじ…」
モンジ「全ての人間の持つ『負』の感情につけ込み、モンスター化させるのが奴等のやり方…。この奥にも。奴等の罠がある…心してかかれ……。ごほっ、ごほっ」
トッシュ「おやじ、大丈夫か!!」
モンジ「どうやら…時間が来た…よう…だ。最後に会えて嬉しかったぞ…わしの…自慢…の…むす…こ…」
トッシュ「ち、ちょっと待ってくれよ! !!!!? おやじ? そんな…。馬鹿野郎、おれだって話したい事が…たくさん…おやじぃぃーーーー!!」
トッシュは紋次から、<紋次斬り>を受け継いだ。

アーク「終わったか…」
トッシュ「ああ…。時間を取らせちまったな…。行こうぜ、アーク」
ネクロマンサー「ようやく、ここまで辿る着いたか…」
アーク「アンデルはどこだ!!」
ネクロマンサー「今頃は、トウヴィルを落としていらっしゃるだろう。そして、お前は母親と共にここで死ぬ!くっくっく、いい結末だ…。これを見ろ!」
アーク「母さん!!」
ネクロマンサー「母親を見殺しにしてでも世界を救わなくてはならないのだろう?勇者も大変だ」
アーク「くっ…!」
ネクロマンサー「!? な、何者!!」
アーク「父…さん…?」
ヨシュア「アーク、ポルタは私が引き受けた!思いっきり戦え!!」
ネクロマンサー「くそっ…!! 殺れ! 何!!」
ヨシュア「ふん、なめられたものだな。一つ言っておいてやる。こんなオンボロ、何体出そうがこのヨシュアの敵ではないわ!! お前の相手は、アーク達のはず…。ポルタに手を出すのなら、私が相手をしよう!!」
ネクロマンサー「くっ…。まあいい、どうせこの塔は間もなく崩壊する。階段も、エレベータも既に破壊した。どうあがこうが、お前達に逃れる術はない! 当然、そこのじじいもな!」
トッシュ「抜け出す方法なんざ、てめえを叩き斬った後で考えてやるさ!!」
ネクロマンサー「いきがるな、若造が! 貴様らの首、アンデル様への手土産にしてやるわ!!」


バトル!!
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パーティ平均レベル:85
モンスターはLV95のネクロマンサー1体と、LV80のPA-200が6体。
それほど手強い相手でもないので、軽く相手をしてやろう。ネクロマンサーはレベルが高いが、所詮はネクロマンサー。恐れるほどの力はない。
仕切り線

アーク「父さん!」
ヨシュア「アーク…」
アーク「母さんは…?」
ヨシュア「気を失っているだけだ…。大分衰弱している様だが大丈夫だ」
アーク「良かった…。父さん…。父さんが、僕や母さんを捨てた訳じゃないことは、とっくに判ってた。父さんが望んだ通り、俺は仲間達と世界を回り、精霊達の声を聞いたんだ。その内に少しずつ分かって来たんだ…。世界の事、そして父さんの気持ちが…」
ヨシュア「アーク…。大きく成長したな。今程、お前の親である事を誇らしく思った事はないぞ。今こそ話そう…。私が、お前達を残してシオン山に入った時のことを…。私は、あの時シオン山に入り、この世界での命を断ち、精霊に捧げたのだ。その代償として、私は精霊達から時間を自由に行き来出来る力を授かったのだ。そして、その時から私は、お前達―愛、勇気、そして正しき心を持った戦士が集えるように、過去に未来に走り続けたのだ。その―」
トッシュ「ちっ、始まりやがった!?」
アーク「早く脱出を…」
トッシュ「どうやって…!? 出口は塞いだってさっき奴が言っていたんだぜ」

………シルバーノア………。
チョピン「まずい、タワーが崩壊を始めている! チョンガラさん、接岸している時間がありません!」
チョンガラ「まいったのぅ。全く、儂はなぜこんな役ばっかり(カメラ目線で)…」
チョピン「チョンガラさん、誰に言ってるんですか?」
チョンガラ「ええぃくそ、もうヤケじゃ! 無理にでも接岸しろ! 儂が救出に行く!! 行け! 突っ込めぇぇぇぇ!!!」
チョピン「はいっ!!」

………パレンシアタワー最上階………。
トッシュ「なんだ!?」
突然、タワーの壁の一部が爆破され、開いた穴からチョンガラが現れた。
チョンガラ「げほっ、げほっ!!」
アーク「チョンガラ!」
チョンガラ「何をしておる、早く来んかい!」
アーク「よし、みんな急ぐんだ!! チョンガラ、助かったよ」
チョンガラ「全く、いつも冷や冷やさせおって!!」
アーク「さあ、父さんも早く!」
チョンガラ「むむっ? お前さんは、あの時の…」
ヨシュア「そうか、あの時の約束を守って息子のために…」
チョンガラ「ふん、つまらん事を言ってないでさっさと来んか!」
アーク「父さん、早く!!」
ヨシュア「シルバーノア…懐かしいな」
アーク「さあ、早く!」
ヨシュアはポルタをアークに抱きかかえさせた。
アーク「父さんも」
ヨシュア「ウグッ!」
アーク「父さん…?」
ヨシュア「ゴホッ、ゴホッ!!」
ヨシュアはうずくまり、吐血する。
アーク「どうしたんだよ、父さん!?」
ヨシュア「今までのツケがまわって来た様だ…。時を旅する力は、神ならぬ者が使うのには重過ぎるのだ。例え精霊から力を得た私でさえ、それは例外ではないのだよ。すまんな、アーク…。私の旅も、この辺りが限界か…」
アーク「そんなこと言うなよ! そうだ、ククルなら治せるかも知れない。さあ父さん、行こう!」
ヨシュア「…そうだな」

ネクロマンサー『逃 が … す も の か』

アーク「何だ、こいつは!?」
ヨシュア「あのネクロマンサーめ…。この塔に充満している邪悪な気と怨念、死骸を融合させたのか!? しかも不完全…知性は無いな」
アーク「くっ、ここまで来て…」
ヨシュア「アーク、ここは私に任せて早く逃げるんだ!」
アーク「そんな…せっかく父さんに追い付く事が出来たのに…。父さんを置いて行く事なんて出来るかよ!!」
ネクロマンサー『ヴァッファッファッファ…。 殺す… 全て…殺す』
ヨシュア「アーク…。お前はもう独りではないのだ。お前がここで戦おうとすれば、仲間をも危機に晒す事になる」
アーク「……」
ヨシュア「最後に悲しませ続けたポルタを、アンデルの手から救い出す事が出来…。そして、お前の成長した姿も見る事が出来た…。こんなもうろくに戦えぬ男のために世界の希望を危機に晒す訳にはいかない。息子よ、これを持って行け」
ヨシュアは、アークに『ヨシュアの形見』を渡した。
アーク「これは…」
ヨシュア「私が精霊より受けた力だ。何かの役に立つだろう」
ヨシュアの形見を手に入れました
ヨシュア「我が心はいつもお前のそばにある、それを忘れるな!」
アーク「父さん!!」
ヨシュア「行け!! 未来は、まだ決まっていない!! 進み続けるのだ、アーク!! 仲間と共に!」
ポルタ「ヨシュア…」
ヨシュア「ポルタ、気が付いたか。 すまん、心配をかけっ放しで…。いつか、全てが終わった後にまた3人で暮らせたらと思っていたが…。それも、叶わぬ夢になりそうだ」
ポルタ「ヨシュア、私は…幸せでした。 貴方の妻であることを誇りに思っています」
ヨシュア「…ありがとう」
ネクロマンサー『逃がすかぁぁぁー!!』
ヨシュア「我が意志は、息子アークに引き継がれた!! これでもう思い残す事はない!! スメリアを食い物にした化け物め、王家の血をなめるでないぞ!!」

仕切り線

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