Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
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第2章(ヤゴス島)
1 2
第3章(西アルディア)
1 2 3
第4章(スメリア〜クレニア)
1 2
第5章(フォーレス)
1
第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
1 2 3
第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
1 2 3
第12章(アミーグ)
1 2
第13章(バルバラード)
1 2
第14章(殉教者の塔)
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最終章(ロマリア〜空中城)
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番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―最終章(ロマリア・ロマリア空中城 最終決戦)―

最終決戦を前にして、バトル参加メンバーの選出と装備の再チェックをしておこう。


攻略のPoint!!
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1.パーティ編成の最低条件
 ラストバトルで要求されるのは、とにかく持久力。いくら攻撃力があろうと、長続きしなくては何の意味もない。ある程度の攻撃力・防御力・回復力を数10ターン以上安定させなければならない。

2.ラストボス
 最終決戦の相手である闇の存在、闇黒の支配者。
 LV128でHPは9999。一回の攻撃で300程度ダメージを与えるとしても33ターン以上かかる。LV94のサニアのマジックローブを装備した状態でのLV3シャッフルショットでダメージは40〜50。LV94の覚醒ちょこのLV3ヴァニッシュで300以上。つまり、ヴァニッシュにしろ、トッシュやエルクの攻撃にしろ、闇黒の支配者の攻撃に耐えながらそれを最低33回繰り返さなければ倒せない。

3.ラストボスの攻撃力
 大量虐殺という広範囲型特殊能力攻撃で、平均200以上のダメージを受けてしまう。特殊能力による攻撃に関してはキャラの特性による魔法防御力が大きく関わるため、ダメージは一律ではない。リーザ・シャンテ・サニアといった特殊能力中心のキャラは『ああ…ビックリした…』という程度で済むが、トッシュなどの直接攻撃専門タイプのキャラはほぼ即死。LV107のトッシュは辛うじて瀕死で済んだので、闇黒の支配者に直接攻撃を仕掛ける場合は常に戦闘不能を意識し、覚悟しなければならない。また、直接攻撃を仕掛けた隣接キャラに対しては闇黒の支配者は破壊神降臨という特殊能力を多用する。これもその威力は大きい。

3.回復手段
 闇黒の支配者のMPは0。よって、ロブマインドでMPを回復という手段は使えない。MPに関しては自力での回復でなければならない。ちなみに、LV94のサニアのLV3ディバイドで回復量は40だった。ということで、ディバイドに関しても通常の状態ではあまり回復量に期待はできない。闇黒の支配者とのバトル開始時に先制攻撃で大量虐殺を仕掛けられるため、最初のターンでキュア・リザレクションが必須。

4.必要な要素
 以上4項目により、ラストボス戦に必要な要素は以下の通り。



以下は私のクリア時のパーティの状態なので、ラストバトルへ挑む際の戦力の基準として考えて欲しい。

○エルク:LV115
 装備:ルーンブレイド、ロマンシングストーン、究極の生命の木の実
 役割:LV3インビシブルでの直接攻撃専門。ひたすら攻撃を仕掛ける。LV3インビシブルを使った次のターンでロマンシングストーンを外し、勇者の翼等に切り替える。

○トッシュ:LV107
 装備:ハイパーウェポン、ドラゴンスケイル、ゆかりの紋章
 役割:エルクと交互での直接攻撃。エルクにロマンシングストーンを装備させ続けないので、MPが激減した際の『つなぎ』的存在。ゆかりの紋章は装備しているだけで4段階までチャージ出来るので、4ターンに1回の割合で接近して攻撃のヒットアンドアウェイを。ただし少しでも油断すると簡単に戦闘不能になる。

○覚醒ちょこ:LV94
 装備:赤いくつ、マジックローブ、女神のいのり
 役割:ただひたすらLV3ヴァニッシュを駆使。エルクがLV3インビシブルで無敵状態の時は、覚醒ちょこがロマンシングストーンを装備してLV3ヴァニッシュを連発する。

○リーザ:LV104
 装備:サラマンダー、ミスティックドレス、フレイのかみかざり
 役割:回復とサポート。パワーロス・ホールドエネミーがザルバドピットには有効。

○サニア:LV94
 装備:デスイリュージョン、ミスティックドレス、女神のいのり
 役割:トランスファーでエルク・トッシュにターンを出来るだけ回す。
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アーク「ザルバド!!」
トッシュ「ザコに用はねぇ、そこをどきな!」
ザルバド「そうはいかん、もうすぐ偉大なる王が復活するのだ。邪魔はさせん!」
アーク「ロマリア王が闇の力を復活させるというのか!?」
ザルバド「我々モンスターは自らの手で偉大なる王を復活させる事は出来ん。そこで、欲に塗れた人間共を利用する事を考えたのだ。奴等のお陰で、この世界の精霊力は無くなりつつある。そして、限界に達した時に我が偉大なる王が復活を果たし、この世界は一気に崩壊する。我々の新しい世界が始まるのだ」
エルク「まだ闇の力は復活していないし、精霊達は俺達の味方についた!闇の力の復活を阻止し、少しずつでも世界を元に戻していけば崩壊は免れるはずだ!」
ザルバド「ククク、それはどうかな? まあいい。わしを倒して進めるのならば進め。お前達のやって来た事の結果がどんなものか、その目で確かめるがいい!」


バトル!!
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パーティ平均レベル:110
いよいよ、ロマリア最後の将軍であるザルバドとの決着をつける時。
LV120のザルバドピット6体によってザルバド本体は護られている。
ザルバドピットはLV3ヴァニッシュ一発で簡単に倒せるので、出来るだけちょこに任せてしまおう。ただし、ザルバドピットは全滅させてしまうと6体全てが復活してしまう。よって、1〜2体を残してザルバド本体を集中攻撃しよう。
ザルバドはLV122でHPは2496。かなりシブトい。
特殊能力はエクスプロージョン・ブリザード・トルネード・マッドストームを使って来る。MPは604もあるが、LV3の特殊能力ばかりを使うので20回弱の攻撃をすればMPは尽きる。それを逆手に取り、マジックシールドで防御し続けるアークなどのキャラを囮にして、ザルバドのMPが無くなるのを待てば、それこそ本当に楽勝。ザルバドは、MPが尽きれば攻撃のしようがないのだから。よって、2スクエア以内にキャラを置かず、出来るだけ分散させておけば被害は1人しか受けない。残しておいたザルバドピットはリーザのホールドエネミーなどで麻痺させておけばいい。
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攻略のPoint!!
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闇黒の支配者とのラストバトルへ備えて、ひたすらザルバドピットを倒し続けてレベルアップというのもいいかもしれない。ザルバドの真正面でLV3インビシブルを使い、エルクがひたすら剣で攻撃していれば、ザルバドはそのエルクを主に攻撃をする。
なお、目の前のキャラ(密着して攻撃をしている場合)を集中的に攻撃をするというのは、ザルバドに限らず闇黒の支配者外殻・闇黒の支配者本体と全てそうなので、エルクが特殊能力を受ける際にそれの巻き添えとならなければ、他のキャラは比較的というより、かなり安全。
ただし、一度の攻撃で複数を攻撃出来るといった状況、つまり範囲内に2人以上いればそちらが優先的に攻撃対象となるので、ノーダメージでいたければ必ずキャラを分散させる事。どういう事かと言えば、例えばLV3ブリザードでの範囲内に2人以上いれば、その2人以上にダメージを与える様に特殊能力を使う。特殊能力の範囲内でキャラを行動終了させるのはなるべく一人に。
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アーク「急ごう! この奥にロマリア王がいるはずだ。早く止めなくては!」
ザルバド「人間がここまで頑張るとはな…。しかし、わしを倒した先に、お前達が目にするものは人間の愚かさ、醜さ、自分達の無力さだけだ…。進むがいい。絶望への道を。 お前等人間自身が、崩壊へのスイッチを押す瞬間を目の当たりにするがいい!!」

アーク達はザルバドの立っていた場所のワープポイントに飛び込む。
アーク「もうやめるんだ、ガイデル!」
ガイデル「来るな、近寄るんじゃない」
闇の王「惑わされてはいけません。こいつらは貴方に代わってこの世界の王になるつもりなのです。さあ、貴方の最後の切り札を今こそ見せてやるのです。こんな奴等の抵抗など無に等しい事を教えてあげなさい!」
ガイデル「だ、だが、この封印を解けばこの世界が崩壊するのだぞ。崩壊した世界で、私の国は、野望はどうなる」
闇の王「お忘れか? この城が空中に浮いている事を。一度この世界を綺麗にしてやれば良いのです。失ったものは私が望み通り再生して差し上げましょう」
エルク「待て!お前のやろうとしている事は取り返しのつかない事なんだぞ。元に戻すなんて嘘っぱちだ!」
アーク「そのままじっとしているんだ。俺達はお前を倒すのが目的じゃない。この世界を崩壊から救い、そしてお前の後ろにいる邪悪なものを倒す事だ」
ガイデル「く、来るな、近寄るな! 私は死にたくはない!!」
闇の王「何をしている、ガイデル! 目の前にお前の望み続けたものがあるのだ。このままでは奴等に殺されるぞ!」
アーク「聞くんじゃない!頼む、お前に人の心が残っているのなら………」
ガイデル「わ、わしじゃない、貴様等が悪いのだ。わしをここまで追い詰めなければ、こんな事にはならなかったのだ!もうお終いだ。何が起ころうと関係ない!わしにはこの道しか残っていないのだ!!」
アーク「やめろーーー!」
ガイデルは、闇の力の封印を解いた。
地響きが世界中を駆け抜け、人々は逃げ惑う。
ペイサスの街・トヨーケの森などは大火災に見舞われ、インディゴスの街・ヤゴス島などは大津波に瞬く間に飲み込まれ、水没してしまう。
トウヴィルのククルの神殿前では、崩れ落ちて来た石柱に男性が下敷きとなってしまう。

ククル「! !? こ、これは、まさか…、封印が破られた!? 闇の力が復活する! ………アーク」
闇黒の支配者「フフフ、ワイトの血を引く娘よ。貴様の張った結界は愚かな人間共のお陰で消え去った。信じていたものに裏切られた気分はどうだ?」
ククル「結界を破ったぐらいででかい口叩かないで。私にはまだ、信じる人も守るものも残っているわ!」
闇黒の支配者「くくく、元気のいい小娘だ!私はまだ完全に復活した訳ではない。お前の封印のお陰で力を取り戻す事が出来なかったのだ。このままお前を取り込み、完全なる復活を遂げてやろう!」
ククル「ふざけないで!あなたが完全に復活する前にこの私の手で封印してやるわ!さあ、いくよ!」


バトル!!
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ククルのレベル:62(過去編と同じ状態・装備)
闇黒の支配者のレベルはククルと同じ。
ある程度攻撃し、HPが減った時にディバイドを使えばいい。
この時の闇黒の支配者の能力はザコと同質。全く苦戦する事はない。
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闇黒の支配者「馬…鹿…な………この…私…が………」
ククル「やったわ…、急いで封印しないと。 え、そ、そんな…。確かに倒したはず…」
闇黒の支配者「フフフ…、所詮はこの程度か。本当に倒せるとでも思っていたのか?愚か者め!」
ククル「くっ、卑怯な…」
闇黒の支配者「お前を取り込み、我は完全なる力となる。さあ、死して我が力となるのだ!」
ククル「アーク………」
ククルは、闇の力に飲み込まれてしまった。

アーク「何て事を………。 何て事を!」
エルク「ちくしょぉぉおお!」
ガイデル「ふはっはっはっはっはっはっはっ。思い知ったか。わしの力を!わしの恐ろしさを!!」
アーク「お前は何も解っていない。自分が、してしまった事の意味を」
ガイデル「解っているさ。私が世界の王になったという事がな!」
エルク「この、馬鹿野郎が!! 貴様の世界なんか残りゃしないんだ!!誰の世界も………」
闇の王「その通りだ。神が造った、愚かな人間の世界は消え去る」
ガイデル「何を言うか。わしが、力を得たのだ。世界をこの手で支配する最高の力をな」
闇の王「ガイデル、お前の役目は終わった。消え去るがいい」
巨大な鏡はヒビ割れ、そこから赤い光線が噴き出し、ガイデルの身体は消滅した。
ガイデル「のわぁぁぁ!」
闇黒の支配者「ご苦労だったな。アーク」
アーク「何!?」
闇黒の支配者「お前がガイデルを追い詰めてくれたお陰だ。そして、私は復活する事が出来たのだ」
アーク「貴様、最初からそれが狙いだったのか………」
闇黒の支配者「そうだ、お前達が頑張る程、ガイデルは恐怖したのだ」
アーク「違う!お前がガイデルをそそのかした!!」
闇黒の支配者「私は人間の負の意志によって復活する。お前達人間の欲深い本性によって私はここに復活したのだ!」
アーク「確かに人間は弱い生き物だ。だがそれが全てではない」
エルク「お前が思っている程、俺達は落ちちゃいないぜ!まだ終わった訳じゃねぇんだよ!」
闇黒の支配者「フフフ、あの小娘も同じ事を言っておったな。既に、私の身体の一部だがな」
アーク「何だと!!」
闇黒の支配者「安心しろ、お前達もすぐ取り込んでやる。そして、その力でこの世界の全てを手に入れようぞ!」
アーク達は闇黒の支配者の創り出す異空間へと転移される。

闇黒の支配者「ふふふ、精霊共よ。貴様等の仕掛けた最後の小細工、私の力で跡形もなく消し去ってやるわ!」


バトル!!
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闇黒の支配者はLV124でHP4152。
闇黒の支配者本体ではないので、まずは簡単に倒す事が出来る。
この闇黒の支配者の外殻すらも倒せないようでは、この後のラストバトルに挑むには圧倒的な力不足。まずは離れた状態でストライクパワー・スピードアップなどを使う。そして、LV3インビシブルで無敵となったエルクで先制攻撃を仕掛け、闇黒の支配者の攻撃パターンを見ておく。エルクが闇黒の支配者の攻撃を受けるだけなら痛くもかゆくもない。
その間にトッシュはゆかりの紋章でチャージレベルが高まっていく。
ちょこのヴァニッシュを使用させる時は、エルクがインビシブルを使った直後。
エルクはロマンシングストーンを外し、勇者の翼で全パラメータを上昇させる。そしてちょこにそのターンだけロマンシングストーンを装備させてヴァニッシュを。リーザ・サニアはミスティックドレスを装備しているので、女神のいのりで節約している限りはMPの心配はいらない。
闇黒の支配者の時折使うモラル崩壊の範囲内にはエルク以外のキャラを簡単に入れてはならない。モラル崩壊という特殊能力を受けると大ダメージとなる。よって、トッシュが充分にチャージして、エルクのストライクパワーを加えて攻撃をした直後、サニアのトランスファーで避難する。
こうした徹底的な防御策を講じることで、闇黒の支配者を楽に倒す事が出来る。
なお、この闇黒の支配者の外殻を倒す直前は、必ずHPを回復させておく事。
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バトル!!
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この闇黒の支配者の外殻を倒すと、闇黒の支配者本体とのラストバトル。
闇黒の支配者本体はLV128でHP9999。
はっきり言って、レベル・装備等は一切関係ない。インビシブルを使えるキャラで延々とチマチマした攻撃をひたすら繰り返す。これに尽きる。先制攻撃での大量虐殺という攻撃で、いきなり平均200以上のダメージを受けてしまう。闇黒の支配者は、近付く者に大量虐殺・破壊神降臨という特殊能力を使う。
攻撃力さえあれば、闇黒の支配者に直接攻撃をするキャラは誰でもいい。……インビシブルさえ使えれば。ロボット系モンスターもインビシブルを使えるが、MPが消耗した時に回復策がないので控えておく。

ちなみに、闇黒の支配者のMPは0。よって、ロブマインドでMPを回復という手段が使えない。更にディバイドでも40程度しか回復しないので、キュア代わりにはならない。マジックローブを装備して魔力を高めたサニアのLV3シャッフルショットのダメージが40〜50。覚醒ちょこのLV3エクスプロージョンなら200程度で、LV3ヴァニッシュなら300以上。
……これで9999のHPを奪わなければならないので、時間はかなりかかる。
エルクの一度の攻撃で200〜300与えたとしても、早くて33ターン。150〜200のダメージでは50ターンもかかってしまう。インビシブルを3ターンに一回使うので、実質50〜70ターンでの決着となる。
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闇黒の支配者「人間がこれ程の力を持っているとはな………。だがお前等人間には私を倒す事も封じる事も出来ん。フフフ、この世界が手に入らんのなら、この地上の生物全てを消し去ってやる」
エルク「なぜだ、奴は不死身か!?」
アーク「止めなければ………でもどうすれば」
闇黒の支配者「こ、これはどうした事だ!? か、身体が………」
ククル『しっかりしてアーク』
アーク「ククル! ククルなのか!?」
ククル『アークよく聞いて。私の肉体は既に滅んでしまった。でも魔王が弱っている今なら意志の力で動きを封じる事が出来る。アーク。貴方の力で魔王を封印するのよ!私が魔王の動きを封じている間に早く封印を!』
アーク「しかし、聖柩は破壊されて………」
ヨシュア『息子よ、お前の手にした剣にお前の持つ全ての力を注ぎ込むのだ。力を得たその剣が魔王の封印となる。アーク、私の意識が消えてしまう前に早く………』
闇黒の支配者「馬鹿な………たかが小娘の意志が私の力よりも強いというのか………。アークよ、私を封印すれば貴様の命も無くなるのだぞ。考えてもみよ………この世界が命を懸ける程価値のあるものなのか………」
アーク「………俺は、人間を、この世界の未来を信じる!精霊の力よ、我が剣に宿り、古よりの災いを振り払う力を与えよ。 魔王よ、全ての怒りを、悲しみを、思い知れ!」
闇黒の支配者「がぁぁ!このまま、また破れ去り、永遠とも思える眠りにつかねばならんのか………。私はいつか再び………復活する………愚かな人間がいる限り………必ずな………」

世界中が、崩壊に際しての甚大な被害を被っていた。
水没したインディゴスの町………。
黒煙をあげ、くすぶっている精霊の樹………。

エルク「リーザ、大丈夫か?」
リーザ「ええ。 みんなは?」
シャンテ「どうやら、生き延びたみたいね」
エルク「何とかな」
サニア「いつまで寝てるの!」
柱に引っ掛かって宙吊りになっているポコを、サニアはカードを投げ付けて床に落とした。
ポコ「ぎゃっ! ひどいなぁ、もう。 他のみんなは?」
ゴーゲン「どうかしたんかの?」
サニア「あんた達を心配してたのよ」
トッシュ「どうやら、死に損なっちまったようだな」
エルク「……………。 何もかも、無くなっちまったのか」
リーザ「………そうね」
トッシュ「ひでぇ、有り様だぜ」
エルク「俺達は何の為に戦って来たんだ? アーク。 あんた、何の為に死んだんだ…。こんな絶望だけしかない未来を俺達に見せる為なのか? 世界が滅びちまったのに。俺達だけ生き残って、どうなるってんだ!」
リーザ「エルク…」
エルク「ちくしょう………」
アーク『まだ終わっちゃいないさ』
ククル『希望を捨てない限りはね』
エルク「アーク!」
リーザ「ククルさん!」
アーク『世界は荒廃してしまったが、消えてしまった訳じゃない』
ククル『生命は、絶えてはいない。全てが失われた訳じゃないの』
アーク『生き残った者でやり直すんだ』
ククル『そう。それが、神の下した判断なの。 私達は、生き残った命に光を与えに行きます。再生する世界への希望という光をね』
アーク『それが、僕達の最後の仕事だ。この世界を、もう一度生まれ変わらせるのは、君達の、子供なんだ。エルク、頼んだよ』


Fin


仕切り線

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