- + - オーディオCDからのMP3作成 - + - ページ:1/3 | |||
音楽CDをパソコンのハードディスクにコピーして、CDが無くてもいつでも再生出来る様にします。ここで作られたMP3形式の音声データはiPod等のポータブルプレーヤーやPSP等の携帯ゲーム機等に移して聴く事も出来ます。 利点はオーディオCDよりデータサイズが1/5〜1/10程度に小さくなり、扱いやすい事。 欠点はオーディオCDより音質が劣化(CD同等音質、という謳い文句を目にする事がありますが、人間の耳でそんな程度に感じるだけで、ビットレートを上げても少々の劣化は不可避) ○同等機能を持つ類似ソフトウェア一覧
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<作業の概要> 1.4種類のソフトを入手・インストール 2.「EAC」の初期設定を行う 3.オーディオCDをドライブに入れて各種入力 4.MP3形式でエンコード開始 5.ファイル名を確認し、文字化けを修正 6.MP3Gainへドロップし、音圧を調整 |
ページ制作 | 2009年4月12日 | |
変換ソフト | Exact Audio Copy V0.95 beta 4 | ||
日本語化パッチ | EAC日本語言語ファイル | ||
エンコーダ | LAME MP3 Encoder 3.98.2 | ||
音圧均一化 | MP3Gain 1.2.5 | ||
先ずは変換に使用するソフト「Exact Audio Copy(EAC)」を入手し、基本設定をします。EACの公式サイトは英語です。日本語ではありません。
サイトのトップページの左部分に赤い文字で「Resources」とあり、その下に「Download」がありますので、これをクリックします。次に、その「Download」のすぐ下に「Older Versions for Download」という項目が出ますので、此処からちょっと古いバージョン「0.95 beta 4」を入手して下さい。
ややこしいお話で申し訳ないのですが、こういったフリーウェアでは「最新バージョンが安定しているとは限らない」という事が時々あるのです。新機能を搭載したり、今までのソフトの作りを見直したり、というバージョンアップをしたが為に、かえって不安定でバグが増えたりするケースがあるのです。
ネット上でEACについて色々と調べてみると、多くの人は「0.95 prebeta 4」から「0.95 beta 4」という、2003年11月頃に公開されたバージョン「0.95」を愛用している様です。なので、私もこのバージョンを使っています。(最新バージョンの0.99は使わないで下さい)
Downloadをクリックしてこの様なダイアログが出たら「ファイルを保存」をクリックします。
ダウンロードが完了したら、保存したファイルをダブルクリックします。
ダブルクリックしてこの様なダイアログが出たら「実行」をクリックします。
英語版ソフトなのでインストーラも当然英語ですが、日本語のソフトと何も変わりませんので、同じ手順で進めて下さい。
この様なダイアログが出たら「Next >」をクリックします。
ソフトを使用する規約が出ますので、「I Agree」をクリックします。
インストールをする場所を指定します。
通常はCドライブのProgram Filesフォルダの中にExact Audio Copyというフォルダが新規に作られてインストールされるので、何も変更する必要はありません。
Cドライブ以外へソフトをインストールしている、という人は「Browse...」ボタンを押して、保存先を指定して下さい。
保存先がこれで良ければ「Next >」をクリックします。
スタートメニューへ登録するフォルダです。このまま「Install」をクリックします。
「Run Exact Audio Copy 0.95b4」のチェックを外して「Finish」をクリックして下さい。
次に、このソフトは英語版ですので、日本語に表示を変えます。
※0.95 beta 4ではデフォルトで日本語にも対応していますので、この日本語化パッチの入手・導入は必要ありません。0.95 beta 4以外のバージョンや、起動した時英語表示であった方のみ、この手順を参考にして下さい。
英語のままでも使えますが、こういった優秀なソフトでは「日本語化パッチ」というものを作成し、配布して下さっているプログラマーの方がいますので、「EAC 日本語」で検索してみて下さい。すぐにヒットします。
「パッチ」とは、手芸でパッチワークというのがありますが、そういった「縫い合わせる・継ぎ合わせる」という意味と同じで、コンピュータ用語として「プログラムの一部分の書き換え」を指します。
代表的なパッチは「WindowsUpdate」で、OSやソフトのバグ修正・セキュリティ問題の修正です。OSやソフトの中のバグのある部分・問題の発見された部分だけを、パッチを当てて書き直して解決します。
今回の場合は、英語のソフトの表示を日本語に書き換える、というパッチです。
但し!!!
日本語化パッチはソフトのバージョンそれぞれの専用パッチがあります。
今回で言うと、公式サイトで公開されている最新のEACのバージョンは0.99 prebeta 4ですが、実際に入手して使用するのは、ちょっと古い0.95 beta 4です。
間違えない様に、0.95 beta 4用の日本語化パッチを入手して下さい。
違うバージョン用のパッチを当ててしまうと、予期しないバグやエラーが起こる恐れがあります。
日本語化パッチの配布サイトへアクセスし、0.95 beta 4用のデータをダウンロードします。
Downloadをクリックするとダイアログが出ますので、「ファイルを保存する」をクリックし、OKをクリックします。
ダウンロードが完了したら、そのファイル(ZIP圧縮されています)を右クリックします。
そして「すべて展開」を選択して、このZIP圧縮ファイルを解凍します。
Windows XPであれば、この様にZIP形式の圧縮ファイルを展開ウィザードで解凍出来るのです。
「次へ」をクリックして下さい。
ZIP圧縮ファイルと同じ場所へ解凍しようとします。それで良ければ「次へ」をクリックします。
このまま「完了」をクリックすれば、解凍したフォルダを表示します。
フォルダが開いたら、これはこのままにしておいて下さい。
次に、EAC 0.95 beta 4をインストールした場所を開きます。
何も指定していなければ起動ディスク(Cドライブ)の中の「Program Files」の中にあります。
EACのフォルダの中に「Languages」という、各国の言語ファイルが収められたフォルダがあります。これをダブルクリックして開いて下さい。
先程解凍した日本語化パッチのフォルダの中の「Japanese.txt」というテキストファイルをLnguagesフォルダの中にドラッグして下さい。
これでEACは日本語の表示になります。
もしも、EACを起動しても日本語にならないという方は、この日本語化パッチの中に「readme.txt」という説明書がありますので、その指示に従って下さい。
次に、エンコーダーを入手します。
これもややこしいお話ですが、LAMEの本家本元の公式サイトではLAMEの入手は出来ません。
公式サイトではソースコードという、ソフトウェアを構成するプログラム部分そのものしか公開しておらず、プログラマーの人でないと扱えません。
その為、「RAREWARES」の様に、一般の人がインストール出来るソフトの状態として公開している二次的なサイトからLAMEエンコーダーを入手します。
先ずはトップページ左側のメニューからMP3をクリックし、次にLAME Bundlesをクリックして下さい。
次に、LAME 3.98.2のDownload(549kb)をクリックして下さい。
これまでと同じ様に、ダウンロードをして下さい。
ZIP圧縮ファイルを先程の日本語化パッチと同じ手順で解凍して下さい。
EACは、オーディオCDを読み取って一旦WAVE形式の音声データを作り、それを圧縮してMP3にする、という一連の作業を全てこなせる統合ソフトなのですが、実際の変換作業を行うのはエンコーダーというプログラム部分が行います。これを、音質がかなり良いと評価が高い「LAME(レイム)」で行うのです。
エンコーダー(Encoder)はコード(Code-暗号・符号-)にするソフトの事です。
デジカメの写真を記録するJPEG画像や、地上デジタル放送・ワンセグ放送のMPEG4動画など、音声・画像・動画は必ず「圧縮」されています。生の状態ではなく、少しでもデータを小さく、でもあまり劣化しない様に開発されたデータ圧縮技術が使われていて、MP3もその一つです。
MP3は人間の耳で感知しにくい周波数の部分等のデータを削除して圧縮しているので、一旦MP3に圧縮をすると、元の奇麗な音には戻せません。
エンコーダーがその削除作業をするのです。
〜MP3のデータ圧縮の仕組みの図解(興味ある人はクリックぷりぃず)〜
公式サイトへ行き、上部にあるメニューからDownloadsをクリックして下さい。
次にインストーラをクリックしてダウンロードして下さい。