いよいよ、これから世界各地に点在しているだろう5大精霊を、このシルバーノアで探して回る旅が始まる。現時点で行く事の出来る国はスメリア、ミルマーナ、アララトス。ミルマーナへはレベルアップのためにフリーバトルエリアが利用できる。もしアララトスへ赴く前に、パーティ平均レベルをもう少し上げておきたいと考えるなら、センバラの沼辺りがいい。


アララトスの空港に到着すると、そこには男が待っていた。
男「待ってたよ、東方からの人」
アーク「待ってたって？」
男「精霊に会いに来たんだろ？」
アーク「何でそれを？」
男「こっちも商売だからねェ」
トッシュ「商売とは何だ、てめぇ！痛い目あいてぇか、こらぁ！」
男「ひゃひゃひゃっ！こりゃ強そうだわ。とにかく儂の店に来て話を聞いてくれ。こっちじゃ、こっちじゃ、早う、早う」
ククル「どうする？」
アーク「導かれるままにか………。行くしかないなぁ」
結局、一行はこの男の店に行く事になった。

………チョンガラの店………
チョンガラ「お待たせ、お待たせ。何から話そうかい？」
アーク「俺達が知りたいのはこの国の精霊のいる場所だけだ」
チョンガラ「まあまあ、お前さん、ここがどういう国か知ってるのか？ここは3000年前、大崩壊の後人が最初に街を作りそれが大きくなり出来たところ。つまり、儂ら人間の歴史が始まった場所ということだ。だから遺跡も多い。儂はそこで、宝物を探し出しては商売にしておる冒険家なんじゃ」
トッシュ「てめぇの商売の話を聞いてるんじゃねぇぞ」
チョンガラ「分かっとる分かっとる。で、お前さんの知りたがっている事だが、人が新たに歴史を始めた最初の場所には光の精霊が今もいるといわれているんじゃ」
アーク「その場所は、この国の何処なんだ？」
チョンガラ「それは、そう簡単には教えられんなぁ」
ククル「ここからが、商売の話ってわけね？」
チョンガラ「お嬢ちゃん、察しが早いね。で、話は遺跡に戻るんだが、遺跡の宝はいい物程強いモンスターが守っている、だから、儂一人では手に入れたくても手に入れられないものばかりなんじゃ。ある遺跡に案内するから、そこで儂の欲しい宝を取って来てくれ。それと引き換えに光の精霊の居場所を教えよう」
トッシュ「何か信用できねぇな」
チョンガラ「嘘などつかんわい」
ククル「この男の話、信用できるの？」
ゴーゲン「うむ、言っている事は間違っておらん」
アーク「信用しよう。他に手掛かりがあるわけじゃないし。父さんもこの地にいたんだ。無関係じゃないだろう」
チョンガラ「父さん……？」
ククル「何か？」
チョンガラ「………いやいや。では、早速遺跡の場所を教えよう。そこの地下5階にある『召喚のつぼ』を取って来て欲しいんじゃ。この遺跡は深くもっと下の階層があるが、深い階層ほど強いモンスターがおるようじゃ。調子に乗ってどんどん下に行くと、2度と登って来れなくなるぞ。ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ。明日にでも出発するとして、今夜はここに泊まっていいぞ。宿代はサービスじゃ」
トッシュ「いちいち気にくわねぇ奴だぜ」





パーティ平均レベル：15
さて、いよいよここから遺跡ダンジョンの攻略が始まる。
取り敢えずの、今回の目標は地下6階まで。しかし実は、この遺跡ダンジョンは地下50階まである。途中には回復できるポイントも一切なく、地下50階に到達するには、地上へ戻るため、同じく50階を攻略する体力も温存しておかなければならない。つまり、この遺跡ダンジョンを完全攻略するには、このダンジョン100階をしのぐだけの実力を身に付けなければならない。
本来は地下5階の召喚のつぼ入手で充分なのだが、頑張って地下6階のパワーアームを入手しよう。これはチョンガラの専用アイテムで、防御力が30％も上昇するのだ☆　ただし、地下6階のポイズンスモッグを今倒すのはかなりの手間。不可能ではないが、道具を投げたり特殊能力で攻撃したりをずっと続けなくてはならない。直接攻撃は1〜2のダメージしか与えられず、しかもその反撃でこちらは大ダメージ＆毒という分の悪さ。レベル14のポコの小さな爆弾でダメージ2、レベル18のククルの天のさばきでダメージ17。そしてポイズンスモッグはレベル23でHP62。そこまでして倒す意味はないし、それなら地下5階で闇法師・ソードマンと戦い続ける方が現実的。石壁の外から石を投げて中の宝箱だけ入手しよう。決してポイズンスモッグに手出しをしないこと。

◯地下1階
　モンスター：ファイター3体
　宝箱：復活の薬、薬草
◯地下2階
　モンスター：キラードッグ4体
　宝箱：すばやさの薬、大きい爆弾
◯地下3階
　モンスター：ウィッチクラフト2体、キラードッグ2体
　宝箱：技のブレスレット
◯地下4階
　モンスター：ウィッチクラフト2体、闇法師2体
　宝箱：石、弱りの玉、スリープレスカード
◯地下5階
　モンスター：ソードマン4体、闇法師4体
　宝箱：しびれるりんご、小さい爆弾、召喚のつぼ
◯地下6階
　モンスター：ポイズンスモッグ3体、ソードマン3体
　宝箱：パワーアーム、回復果物

キラードッグ・ソードマンの攻撃力、ウィッチクラフトのエクスプロージョン、闇法師のサイレントと、モンスターの攻撃のバリエーションも豊富になってくる。ここでパーティ平均レベルが17くらいになれば帰り道のバトルは楽になる。
ソードマンは回復果物をよく落とすので、この強力な回復アイテムを多めに入手しておくと良い。アークの周りに仲間を集め、トータルヒーリングで回復すれば、かなり長い時間でも戦い続けていられる（勇者の証しでMPは回復できるので）。



チョンガラ「見事、『召喚のつぼ』を手に入れたようだな」
アーク「ああ、約束を果たしてもらおうか」
チョンガラ「まず、ものを見せてもらおう。……………。確かに『召喚のつぼ』だ。しかし、何で、精霊なんぞに会いたいんじゃ？何か金になる話か？」
ゴーゲン「まあ、お前に解るように言えば、人間の未来の為という事かのぅ？」
アーク「うん、自分でもよく分からないんだ。ただ会わなきゃならないって気がする」
ククル「損得ずくでばかりで人は動くものではないわ」
チョンガラ「損得ばかりで人は動かん、か………？」

チョンガラは、遺跡ダンジョンを探索していた頃の自分を思い出していた。宝を得たはいいが、モンスターに追い詰められてしまう。と、そこへ一人の男が現れ、そのモンスターを瞬時に倒してしまう。その男は、人は欲望のみで動くものではない。今助けた命、この先訪れるだろう少年のために使ってやってはくれないかと言う。その少年は、スメリアから光の精霊に会う為にこの地を訪れるだろう、と。

トッシュ「何黙ってんだ。話が進まねぇだろう」
チョンガラ「あ？ああ……。よし。じゃ明日出発するとしよう」





パーティ平均レベル：17
　ここアゼンダ高地洞窟には、防御力の高いモンスターが3種類登場する。
　それは、ジャイアントバット・シードレイク・スタンゴーレム。
　まずは、あちこちに散らばっているジャイアントバットを迎え撃つ為、初期配置場所に全員で固まろう。そして、ここで回復要員としてチョンガラにケラックという召喚モンスターを召喚させておくといい。更に、もう習慣となったポコの戦の小太鼓を忘れずに。ジャイアントバットは非常に攻撃力も高く（ニンジャ・キラードッグの2倍）、簡単に20〜30ものダメージを受けてしまう。防御力も今まで登場した全モンスターの中でもトップクラスの高さがあるので、戦の小太鼓で攻撃力を高めて背後から、または2人掛かりで攻撃に転じて倒そう。ここは、ポコ・チョンガラ・ゴーゲンが狙われる前に先手を打っておこう。

　なお、ここのモンスターは、こちらからモンスターの縄張り的エリアに踏み込まない限り、ピクリとも動かずにいる。そのため、残りのジャイアントバットを、まずはケラックを従えたトッシュあたりに囮として近付かせ、ジャイアントバットを全て片付けてからシードレイクに対抗する。これで、こちらの被害はごく最小限なものにできるはず。
　シードレイクは幸いにして反撃レベルが0なので、どの方向から攻撃しても反撃は受けない。バーングラウンド・天の裁きなども付け加えてさっさと倒してしまおう。そして、この辺りでチョンガラにもう一体の召喚モンスター、モフリーを召喚してもらう。このモフリーはなにもない空間に1スクエア分の床を造り出すという特殊能力があるので、これで宝箱へと通じる（または特殊能力での攻撃の届く足場の）床を造っていこう。床を造る必要性があるのは、左上・右下のそれぞれ隅の方にある宝箱。この時点でのモフリーは床を6個造るとMPがなくなる。まず右下に、下側の小さな陸地をジャンプして行ける様に2個造ればいい。そこからトッシュかククルが石を投げれば宝箱に届く。そして、もう1つの左上にある宝箱へは、左上隅から左方向へ3つの足場を作り、歩いて行ける様にしよう。左下は石がギリギリ届くので足場は必要ない。
　スタンゴーレムは神のこぶしというアイテムを所持しているが、ダメージが蓄積するとすぐ自爆する。よって、スタンゴーレムの4スクエア手前をキープして立ち止まり（スタンゴーレムの移動範囲は2なので、こちらに近付いて攻撃するのに3スクエア必要。つまり、4スクエア離れれば、近付けさせる事は出来ても攻撃は届かない）、徐々にスタンゴーレムを広い空間までおびき出して、戦の小太鼓で攻撃力を上げて、パーティ全員で一斉に攻撃して倒してしまおう。

　もっと楽勝な方法もあり、スタンゴーレムに少しだけ歩かせて、4スクエア離れた場所からトッシュかククルで石や小さな爆弾を投げ付ける。これなら、スタンゴーレムに自爆させる事なく、確実に倒して神のこぶしをゲットできる☆

入手アイテム：すばやさの薬、魔力の泉、ちからの実、弱りの玉、パロの実、復活の薬、ブレスレット、魔力の葉、神のこぶし
モンスター：ジャイアントバット7体、シードレイク3体、スタンゴーレム1体


アーク「ここが出口だな。行くぞ！」
光の精霊「やはりここまで来てくれたね。人間の代表として君に聞いて欲しい。人間は僕等の存在を忘れ、自然を破壊しねじ曲げ、自分達の王国を築き上げていった。そして、僕等の力が弱まり、モンスターが現れだした。でもまだ人間は過ちに気が付かない。アーク、他の精霊達を封じ込めているモンスターを倒して、彼らを解放し、その声に耳を傾けて欲しいんだ。自分達人間が何をやって来たかを。僕は君達とも出会えたし、人間を信じてる。その証しとして『光の石』と『王様の像』を渡すよ。アーク頼んだよ」
チョンガラ「それは、家来の手柄を自分のものに出来ると言う『王様の像』ではないか。儂のじゃぞ！『王様の像』は儂のじゃぞ！！」
アーク「世話になった。ここからは自分達で行ける」
チョンガラ「そうか、それではさらばじゃ。……………。儂も帰ろう」





入手アイテム：王様の像


………チョンガラの店………
チョンガラ「………これでいいんじゃろうか？確かに宝は手に入ったけど……」

………アララトス空港………
チョピン「出発なさいますか？　では、お乗り下さい」
チョンガラ「待ってくれぃ！　儂も連れてってくれぃ！」
アーク「何故？損得でしか動かないんじゃないのか？」
チョンガラ「お前等と一緒に精霊の話を聞いてる内に考えが変わってな。まあいいじゃろうが。儂のつぼのモンスター達は頼りになるぞ」
アーク「ゴーゲン、次の目的地は？」
ゴーゲン「石は次の石に我々を導く……」
光の石「………東方の…ラマダの…地に…大地の力が…眠る」
チョンガラ「そういえば、グレイシーヌのラマダには不思議な力を持つ一団がいるという話だ」
アーク「よし、次はグレイシーヌを目指して出発だ！」





ここで、ミルマーナのトヨーケの森へ行き、恵みの精霊から最初の精霊、光の精霊についての話を聞く。
恵みの精霊「光の精霊は5大精霊の中でも一番人間に理解のある精霊です。彼は、あそこで、あなた方の歴史を見続けていたのです。忘れられても、閉じ込められても………。彼の言葉を、よく噛み締めて行動するのですよ。さあ、グレイシーヌへ向かいなさい」

そして、グレイシーヌへ行く前にスメリアのオルニスの丘へ立ち寄ると、各キャラクターの声を使ったイベントが起こる。
これは、イーガを仲間にすると発生しなくなるので、ぜひこの機会に！

入手アイテム：万能薬