ニーデル空港に到着すると、場内アナウンスが流れて来た。
『ただいまコロシアムでは、武闘大会を開催しております。間もなく開会の挨拶が始まります。お急ぎ下さい』

コロシアム控え室に着いたら、早速大会委員に話し掛けて参加者を決定する。ここではアクセサリーの『おもちゃの指輪』を入手するためにポコでエントリーする。

アナウンス「間もなく、大会の主催者であるロクトール様からの挨拶があります。間もなく参加者の受付を締め切ります。お急ぎ下さい」
ロクトール「お集りの皆さん。この武闘大会の賞品はあの『風のオーブ』です。古くはキンダム王国で造られ、その後王位を継いでその持ち主になる者は必ず非業の死を遂げ、王家滅亡後も権力者や富豪の間にその美しさと恐怖で語り継がれてきたものです。まさに、この血で血を争う武闘大会の勝者に相応しい物ではないでしょうか？」
一際大きな歓声がわく。
ロクトール「しかし、この大会の勝者にはもう一つの試練が待っている！前回のチャンピオン『トルノ・デ・バンコ』を倒さなくてはならないのです。さあ、それでは生と死を懸けた戦いの火ぶたを斬って落とそうではありませんか！」





ポコのレベル：25
装備するアクセサリーは『たん剣』『魔法のカード』『アーマーストーン』『まがいの像』でいいだろう。1回戦の相手はソードマン。これは試合開始直後に荒獅子太鼓を使えば、一撃で難なく倒す事が出来る。2回戦の相手はソーサラー。ウィンドスラッシャーを使ってくるが、そのダメージは微々たるもの。簡単に倒せてしまう。準決勝の相手はナイトマスター。攻撃力が脅威でキュアも使うが、荒獅子太鼓2発で倒せるのでバトルを長引かせない様に。決勝戦の相手は修験者。天の裁きを連続して使ってくる。しかしポコなら、ダメージはほとんど受けないので本当に楽勝。
そして、いよいよオーブ争奪戦。
対戦相手は、主催者のロクトールが開会時に発表した通り前回チャンピオンの『トルノ・デ・バンコ』だが、彼はアサッシンで、ニンジャの上位クラスである。爆裂手裏剣で大きなダメージを受けてしまうが、これも荒獅子太鼓2発で何とか倒す事が出来る。

入手アイテム：回復果物、薬草、万能薬、みなぎる果実


ロクトール「おめでとう、貴方が真の勇者だ。さあ、賞品の『風のオーブ』を渡そう。ポコさんはよく頑張ってくれましたので、これも差し上げましょう」
『おもちゃの指輪』を手に入れた。
ロクトール「チャンピオンに大きな拍手を……」

アーク「よくやったな」
ククル「貴方がここまでやるとはね」
イーガ「お前を見直したぞ」
ロクトール「本当に強かったですねぇ。しかし、オーブはこのまま渡す訳にはいかないですよ」
ククル「こうして毎回優勝者を後から殺しては賞品のオーブを奪い返して、モンスターをチャンピオンに化けさせていたのね」
ロクトール「お嬢さん、お察しの通りですよ。では、死んでもらいましょう」





パーティ平均レベル：24
取り巻きのソーサラー達は魔導士の姿をしているが、意外に防御力・HPが高い。ウィンドスラッシャーを一斉に使ってくるので、トッシュやチョンガラなどの魔法防御力の低いキャラは不用意に突っ込まず、1体ずつ端の方から相手をするといい。

入手アイテム：おもちゃの指輪、回復果物、薬草、復活の薬、レコの草、ねばねば
モンスター：レッサーデーモン、ソーサラー6体


ポコ「とんでもない大会だったね」
ククル「でも私達の精霊に会うって用は全然済んでないのよ」
アーク「ああ。一体このオーブと精霊にどんな関係があるんだろう？」
ゴーゲン「どれ、儂にも見せてくれんかのぅ。……綺麗なもんじゃのぅ。………おっととととと。……しまったぞぃ」
風の精霊「やっと出られたぞい。風を自由に操ろうと思った商人がモンスターと取り引きして、儂を封じ込めおった。風が吹くのには理由がある、勝手な欲望で変えてはならんのにのぅ」
ククル「貴方風の精霊？」
風の精霊「いかにも。封じ込められた600年の間、ずっと人間の殺し合いの中でやりとりされておった。お前らがオーブを壊してくれなければ、これがずっと続いたかと思うとさすがにぞっとするぞ」
イーガ「人の無知は時として多くの悲劇を生む。しかし、人は学び知る事が出来る。そして知ろうとする気持ちを支えているのもまた欲ではなかろうか」
風の精霊「このオーブを壊したお前らが言うんじゃ信じるけどのう。お前らを信じた証として『風の石』を渡そう」
『風の石』を手に入れた。
『悲劇の眼鏡』を手に入れた。
風の精霊「そうそう、私の分身を水と火の精霊に預けてあるんじゃ。受け取るがいいじゃろう。せっかく信じたんじゃ、裏切らんでくれよ」





これでニーデルの闘技場は解放され、コロシアムでいつでもバトルをすることが出来、勝ち抜いた回数に応じてアイテムが入手出来る。しかし闘技場の参加は、アーク1の全てのアイテムを手に入れようとする場合、最後まで控えておいた方がいい。万が一この先取り逃したアクセサリーがあったとしても、ここでもう一つ入手出来るものが幾つかある。そういった事を考えて、最後の切り札としよう。エンディングに近くなり、『あ、このアイテムを逃したな』というのが闘技場のアイテムリストの中にあれば、それに挑戦すれば良い。

取り敢えず、現段階では受付けをしている大会委員に背後から10回話し掛け、クラヴィスの本をもらっておこう。
大会委員「私の後ろに立たないで下さい。どうなっても知りませんよ。しつこいですね。私はしつこい人は嫌いです。これを差し上げますから、勘弁して下さい」

入手アイテム：悲劇の眼鏡、クラヴィスの本


………ニーデル空港………。
トッシュ「全く、爺いのぼけにも冷や冷やさせられるぜ」
ククル「分かってるんだか分かってないんだか、区別がつかない所が困るのよね」
ゴーゲン「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」
アーク「ゴーゲン、次の目的地は？」
ゴーゲン「石は次の石に我々を導く……」
風の石『………砂漠の…アリバーシャの…地で…忘れられし…水の力』
アーク「今回は、国しか分からないか……。とにかく行ってみてから考えよう」