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◯カーグ編第五章 〜真実〜


- + - 帆 船 フ ィ オ ナ 号 - + -


 ユーベルにいられなくなったカーグは、ムーンストーン盗賊団の帆船フィオナ号に乗船していた。
 カーグはシャムスンに頼み込み、船乗り達にも伝承としか残っていない伝説の島、クラーフ島を探して飛行してもらっているのだ。カーグは意を決し、シャムスンに自分の生い立ちを告白する。自分が人間と魔族との間に生まれた子供であり、国や仲間から見放された孤独な存在になってしまったと。そして、それでも協力をしてくれるのかと尋ねる。
 シャムスンは、カーグがディルズバルド軍に立ち向かう存在である限り、手を組む事が出来ると言ってくれる。
 そして程なく、クラーフ島を見付ける事が出来、早速着水をして島に到着した。
 船を降りようとするカーグだったが、シャムスンも同行すると言い出した。伝説でしか残っていない未知の島なので、危険もあるだろうが、誰にも荒らされずお宝が眠っている可能性が高いからだという。


- + - 海 岸 - + -


 森を抜け、海岸に出ると、石碑の前に2体のヘモジーがいた。その表情はとても穏やかで、闘争心や敵対心など微塵も感じられない。シャムスンは、こいつらと話をしていると自分がバカに思えてくる…と彼らに話し掛けるのを拒否する。そこで、カーグが2体に話をしてみる事にした。だが2体とも話をするのも億劫そうにボソボソと呟き、眠ってしまう。人に会いたいなら西の村に行けばいい。その言葉に従い、カーグとシャムスンは西へと向かった。
石碑『あたらしいゆうしゃとせいぼによくにたふたりがきた。とおもったら かみのけをたばねたおとこと むねにけがはえたおとこもきた。なんだかさわがしい』


- + - ヘ モ ジ ー 村 - + -


 村の中には、カーグとシャムスンの信じ難い光景が広がっていた。人間と魔族(ヘモジー)が同じ地域で共生しているのである。カーグは自分の目を疑ったが、間違いなく其処では、穏やかに両種族が呑気な会話をしながら暮らしているようだった。この村ではお互いに争う事も無ければ、物の売り買いや精霊石、旧世界の機械類も何もない。だが、一応コラプ族が2体おり、白コラプ族は80Gで回復してくれる。その右横には精霊の心もある。そして、もう1体のコラプ族が色々な物を売ってくれる。
 特に此処で買っておきたいのが、ダイヤコート・ヒカリゴケ・疾風のはちまきである。

ヘモジー村 道具屋リスト
アイテム
いい薬草50G すごい薬草100G
復活の薬160G 万能薬120G
命中の葉140G 回避の葉140G
精霊石3G  
武器パーツ
サファイアコート860G ダイヤコート1200G
照準機240G ヒカリゴケ360G
暗闇のスス360G くさり豆1000G
沈黙石1600G  
アクセサリー
骨の腕輪320G 鉄のブレスレット750G
ヒスイの数珠420G 妖玉の数珠980G
疾風のはちまき1200G 白の護符780G
黒の護符780G アンチヘモジー5600G


 浜辺の桟橋で佇むヘモジーに話し掛けると、『また知らない人だ』と呟く。青い服の女の子と魔族の様な人間の様な男だという。どうやらダークとリリアが此処を訪れたのは間違い無い様だ。そしてそのヘモジーは、2人は新しい勇者と聖母に似ているとも言う。2人は長老の丘のヘモジジの所へ行ったらしい。

 また、その近くにある石碑傍の老人に話し掛けると、これまでヘモジーが彫ってきた石碑の事について教えてくれる。
 この島には、元々ヘモジーしかいなかった。其処へ人間達がやって来て住み着いた。彼らは繰り返される戦争や文明の荒廃に嫌気がさして、全てを捨てて新しい土地を目指し、このクラーフ島へ流れ着いた。だが、ここは大昔からヘモジー達の島。人間達は追い出されるのかと思ったが、ヘモジー達に争いをする気などなく、すんなりと人間達を受け入れた。そして両種族は一緒に暮らし始めた。

 その石碑の裏側に、先へ続く小道があり、奥へ進むと多くのヘモジー達が丘の上でひなたぼっこをしていた。
 ヘモジジの一人に新しい勇者と聖母の事を聞くと、まずは勇者と聖母の事について話してくれる。遥か昔、この世が終りそうになった事があった。しかし、アークとククルという二人が己が身を犠牲にし、世界を救ったという伝説である。そして、そのアークと仲間達は、このクラーフ島に来たという言い伝えがあるという。……クラーフ島の王族ドン・ガバ・ヘモチョンを名乗った事はあっても、訪れた事は無い筈だが……(苦笑) どうやら、アーク1とアーク2の間の期間に訪れたらしい。その証拠に、シルバーノアを操縦していたチョピンの手記がこの丘の石碑に残されている。
 ともあれ。その後、再び世界を破滅から救いたいと願う二人がこの島を訪れたそうだ。それが、ナフィアとウィンドルフである。魔族と人間とが仲睦まじくする事はお互いの種族にとって禁忌であり、何処へ行っても二人は殺されそうになっていた。そして逃げ延びた末にこの島へ漂着した二人は、人間とヘモジーとが共存するこの村の様子に驚き、この村の様に争いの無い世界を創らなければならないと誓った。そして、手を取り合ってこの島を去っていった。
 ダークとリリアは、そのナフィアとウィンドルフによく似ていたため、ヘモジジ達は驚いた様だ。二人は真実の洞窟に向かった様で、それは船隠しの森を通って島の北側に行った所にあるという。また真実の洞窟には、最近風に乗って流れ着いたモンスターが住み着いているらしい。

 この丘には石碑が幾つも並んでおり、アーク達勇者ご一行の事が記されている。
『……年、彼らを乗せたシルバーノア号は、クラーフ島に到着した。闇の意志は権力や世論を操作し、執拗に彼らを追っている。だが、彼らは屈する事なく、いつの日にか必ず闇を砕くだろう。そしていつか、こう呼ばれるに違いない。<勇者>と。けれど彼らが伝説になった時、果たして誰が知るだろう。彼らは勇者である前に、悩み、傷付き、時に自らの過ちに苦しむただの人間であった事を。だから私は、旅の仲間として此処に彼らの足跡を記す。いつか美しい祖国に帰る日まで、私は彼らの力となろう。 チョピン・フレド・エリク』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはあかいはちまきのひと。せいれいのちからつかえる。はこをさがしてる(アーク)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはふねこぐひと。いつもふねのなかにいる。ごはんくれる。なでてくれる(チョピン)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはつぼをもってるひと。もんすたぁのごしゅじんさま。おうさまばんざい ばんざい(チョンガラ)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはあかいかみのひと。すぐおこる。おさけのむ。おはなあつめる(トッシュ)』
『にんげんたち、このしまにきた。ここにはこなかったけど、おんなのひとのなかまもいるみたい。いつもみんながおもってる(ククル)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはまるくてちいさいひと。のっぽなぼうしをかぶってる。いろんなおとをならす。たのしくなる(ポコ)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはいつもきたえてるひと。みんなにきびしい。じぶんにいちばんきびしい(イーガ)』
『にんげんたち、このしまにきた。ひとりはしろくてながいひげのひと。いっぱいしってる。まほうもいっぱいつかえる(ゴーゲン)』

 カーグとシャムスンも、ダーク・リリアを追って真実の洞窟へと向かった。


- + - 真 実 の 洞 窟 - + -


 洞窟に入るなり、目の前でモンスターに囲まれているダークとリリアの姿があった。シャムスンはすぐに加勢に向かおうとするが、カーグは躊躇していた。リリアを助けに来た筈だが、同時に母親ナフィアを殺したと言われる憎きダークに手を貸す事にもなる。しかし、リリアを助ける為に、カーグも走り出した。


 
すべての敵を倒せ!

 モンスターは、LV17〜19のイービルアイ6体。ダークは操作する事が出来ず、自動で行動する。そして、ダークのレベル・装備などはダーク編のものとは関係ない。いくら攻撃力・防御力が高い状態だろうと、このカーグ編でのダークは弱い。イービルアイに30前後のダメージを受け、30〜40のダメージしか与えられない。
 イービルアイはその姿の通り闇属性のモンスターなので、ヒカリゴケを装備しておくと簡単に倒せる。無論、ダイヤコートもあるに越した事はないが。

<入手アイテム>
◯イービルアイ : 闇の弱りの薬



 モンスターを全て退けると、カーグはダークに話し掛ける。母殺しの罪は重いので、ここで決着を付けて地獄に送ってやると。生き別れた兄弟に対し、会うなり剣を抜いて構えるカーグ。リリアは二人の間に割って入り、此処に至るまでの経緯をカーグに話して聞かせる。こうして、取り敢えずはダークに対するナフィア殺害の容疑は晴れた。お互いに納得のいかない状態ではあるが、共に真実の洞窟の奥へ進む事にした。
 今正面に見えている光る岩戸は封じられており、開く事はない。まずはその左側の通路を進む。
 橙色に輝く岩戸の前では、精霊が語りかけて来る。真実を知りたいと答えると、その前に真に選ばれし者かどうか試練を与えると言い、精霊のしもべをけしかけて来た。


 
精霊のしもべを消せ!

 精霊のしもべは光属性なので、先程とは逆に闇属性攻撃をする暗闇のススを装備すると良い。ダークはやはり自動で動き回り、精霊のしもべに突っかかって行くので、回復をさせながら戦う事。精霊のしもべはスリープウィンドを多用する。ご注意を。


真実を語るきらめき『遥か遠いいにしえの時代、世界は誰のものでもありませんでした。人は自然の力を敬い、時に畏れ、万物に宿る精霊たちと共に暮らしていたのです。……』

真実を語るきらめき『非力だった人間たちは、精霊の加護を受け、精霊に感謝しながら生きていました。やがて、人間は繁栄を望み、栄華を求めるようになります。精霊の力を借りず、自分たちで文化文明を築き、発展させていきました……』

真実を語るきらめき『文明が発展する事は、同時に自然を破壊する事であり、世界を汚染する事にもなりました。その結果、人と精霊の間に結ばれていた絆は断たれてしまったのです。悠久の時が流れ、精霊たちは何時しかその力を石に込めて、世界から姿を消しました……』

真実を語るきらめき『やがて、人間は更なる発展や栄華を求めて、残り少なかった資源をとうとう使い果たしてしまったのです。文明は衰退し、世界は荒廃しました。ところが、今度は精霊石がエネルギー源になる事を発見するのです。それ以来、人は精霊石を燃料として使い続けています……』


 
精霊のしもべを消せ!

 今度は、ダークとカーグが右側、シャムスンが左下という布陣で精霊のしもべ6体を挟んで戦う。その6体の内、左上の2体がアイテムを落とすので、忘れずに素早く拾っておく。その内の一つはカーグ専用武器パーツのはやぶさの瞳なので、真っ先に攻撃して入手しておこう。
 今度の精霊のしもべ達はパラライズウィンドを使ってくる。麻痺させられると厄介なので、鉄のブレスレットを何個も装備し、ダメージを受けない様にした方が良い。

<入手アイテム>
◯精霊のしもべ(上) : 生命の木の実、精霊石18個
◯精霊のしもべ(右上) : はやぶさの瞳、精霊石18個



真実を語るきらめき『いにしえの時代、邪悪な心で世界を支配し、神にまで挑もうとした人間王。彼がその際、生きた兵器として造り出したのが、モンスターなのです。モンスターは、その種が自ら望んでこの世に生を受けたものではありません。相手を攻撃するという目的の為に、人為的に誕生させられたのです……』

真実を語るきらめき『精霊たちが消えたことにより、モンスターに変化が起こりました。それまで、世界は人間が支配しており、モンスターは飽く迄人間社会から追いやられた存在に過ぎませんでした。ところが、モンスターの中に高い知能とより強い魔力を持つ者が現れ始めたのです……』

真実を語るきらめき『地・水・火・風・光という最上位の精霊の力を宿した大精霊石――。一部のモンスターは、その大精霊石の力を得て、魔族へと進化したのでした。やがて、魔族は人間が支配していた世界を少しずつ切り崩し、今やその勢力圏は、人間と同じ位に広がっているのです……』

真実を語るきらめき『モンスターが戦闘目的で造られた存在であるため、そこから進化した魔族は、根源的にまず戦おうとするのです。戦えば、強い者と弱い者が生まれます。強い者が、弱い者を支配する。こうした弱肉強食の考え方が魔族世界の秩序となったのも、当然の帰結でした……』


 
精霊のしもべを消せ!

 右から2番目の精霊のしもべがマル専用武器パーツの光水晶の矢じりを落とすので、まずは倒して入手しておく。そして、左から2番目の精霊のしもべは光の守りの薬を落とす。
 その後、残りの精霊のしもべを倒していこう。
 このバトルの精霊のしもべはサイレントでこちらを沈黙に陥れる。回復はすごい薬草で。

<入手アイテム>
◯精霊のしもべ(右から2番目) : 光水晶の矢じり、精霊石19個
◯精霊のしもべ(左から2番目) : 光の守りの薬、精霊石12個



真実を伝える光『遥か昔のいにしえの時代、人は今よりずっと高度な科学文明を築き上げ、栄華を極めました。そんな中、邪悪な心を持った人間王が現れ、全ての世界を我が物にしようと天界にまで挑んだのです……』

真実を伝える光『人間王の行いは、神の怒りに触れました。そして、世界は滅亡の危機に瀕してしまったのです。しかし、精霊の力を授かった勇者たちが、人間王闇の力が一体化した闇黒の支配者を、聖櫃によって封印し、世界を救ったのです……』

真実を伝える光『その後、長き時を置いて、闇黒の支配者は復活しようとしました。けれども、それを阻止するために新たな勇者たちが戦いを挑み、敗れた闇黒の支配者は、再び聖櫃の中に封じられ、長き眠りについたのです……』

真実の洞窟の見取図


 3つの紋章の岩戸でそれぞれ試練を乗り越えると、入口の封じられていた岩戸が、先程の3つの紋章で白く光っている。精霊はカーグ達を受け入れ、岩戸を解放した。リリアとシャムスンに説得され、カーグとダークは共に岩戸の奥へと入って行った。
 リリアに追い付くと、鍾乳石で形成された百枚岩の奥の水面から、希望の精霊が姿を現した。
 希望の精霊の話を聞いた後、一行は考える時間が必要なため、一旦村へ戻った。


- + - ヘ モ ジ ー 村 - + -


 村に入ると、ダークは人間どもと一緒にいたくないので一人にさせて欲しいと言い、丘の方へと去っていった。シャムスンとリリアも、それぞれ村の奥へと歩いていった。

 その夜。シャムスンが、光霊石を託して姿を消したリリアの実の父親だとカーグにバレてしまう。光霊石を手に入れる為に村を襲ったダッカムに復讐するため、ディルズバルド軍を狙う同志を集めて盗賊団を結成した事も。そして、シャムスンはリリアを救う為に世界各地を飛び回り、その為にカーグはこれまで、シャムスン率いるムーンストーン盗賊団と遭遇し、助けられていたのだ。
 そして、カーグとダークが意見を対立させて斬り結んだ後、ディルズバルド軍が東から攻めて来ると知らせに来たシャムスンと共に、海岸へ向かった。


- + - 海 岸 - + -


 
ディルズバルド軍を打ち破れ!

 LV15のガンナー3体、LV15のライフル兵1体、LV16の一般兵2体、そしてLV18の指揮官1体が相手。まずは指揮官を倒し、鉄のブレスレットを入手しよう。ダークはガンナーや一般兵に斬り掛かっていくので、敵からの攻撃を集中的に受けやすい。すごい薬草で回復を。

<入手アイテム>
◯ライフル兵 : 命中の葉、精霊石11個  /  ◯一般兵 : 医療キット、精霊石6〜11個
◯指揮官 : 鉄のブレスレット、精霊石16個



 援軍はいつになっても来ない。それもその筈、海岸に現れたのはカーグ達を誘き出す陽動の兵士だったのだ。その間ディルズバルド軍の本隊がヘモジー村に攻め入り、リリアを探しつつ村人を襲っていた。


- + - ヘ モ ジ ー 村 - + -


 村の中だけでは飽き足らず、長老の丘で、ディルズバルド軍がヘモジジ達を全て射殺していた。カーグ達は兵士達に斬り掛かっていった。

 
ディルズバルド軍を打ち破れ!

 LV17と18のガンナーが1体ずつ、LV17の一般兵が4体、そしてLV17の指揮官1体。まずは厄介な指揮官を倒し、ディルズバイザーを入手しよう。それから遠距離攻撃のガンナーを仕留め、最後に一般兵を倒していく。ガンナーは、青電子普通レンズという飛空挺パーツを落とす事がある。

<入手アイテム>
◯指揮官 : ディルズバイザー  /  ◯一般兵 : いい薬草、精霊石11個
◯ガンナー(下) : 青電子普通レンズ、精霊石17個



 戦いの後、ダークは大精霊石を全て集め、人間どもをこの世界から消し去ってしまう決意を改めて固め、ヘモジー村を去って行った。
 殺されたヘモジジ達を埋葬し、鎮魂の儀式を執り行う。その間、シャムスンは見ていられないので村まで戻っていた。カーグはシャムスンに、執拗にリリアを狙うダッカムの行動に思い当たる事はないか聞いてみる。すると、リリアは妻フィオナが難産の末に産んだ子供で、産まれる時に光を見たと言う。そしてその光は、この子は精霊の承認を受けた者の生まれ変わりだと告げたそうだ。
 ダッカムはそれを知り、5大精霊石と、精霊に関わりのあるリリアを狙うのではとカーグは考えた。カーグはダッカムを追う為、ニーデリアで別れた仲間達に、協力をしてもらおうと頼み込むため、再びシャムスンの帆船でニーデリアへ向かった。


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