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- + - 船 上 - + -

 
 
 ストームフィストへと向かう最中、甲板で女王アルシュタートについての話をしていると、突然水中から飛び出して来たザドムとの戦闘となる。
 ザドムのHPは高いので、王子とリオンの協力攻撃を織り交ぜて闘って行こう。
 リオンの好感度が高ければそれだけ与えるダメージも大きくなる。しかしザドムの攻撃で険悪のステータス異常になってしまったら協力攻撃は出来ないので、その時は地道に闘っていくしかない。
 
<船上 出現モンスター>
ザドム
 
<入手アイテム>
◯ザドム : おくすり1、火封じの欠片1、氷の息吹の札1

 
 
 撃退はしたが、更に何匹もザドムが出現をする。しかしその時、遠くから飛んで来た無数の矢がザドムを直撃し、水中に落下していく。
 ザドムを倒したのは、ゴドウィン家の御曹司ギゼルの船からの攻撃だった。
 
 

- + - ス ト ー ム フ ィ ス ト - + -

 
 
 桟橋に到着すると、ゴドウィン家当主マルスカールが自ら出迎えた。
 今夜は宴を用意しているのでお部屋でお休み下さいと言うギゼルの申し出だったが、早速闘技場へ行きたいと言うと、ギゼルがパーティに入り案内をしてくれる事に。
 闘技場に入り、左に進むと窓越しに竜馬を見る事が出来る。青い方がフェイタス竜馬騎兵団の団長補佐ラハルと竜馬フレイル、そして赤い方が突撃隊隊長リューグと竜馬ランスである。
 彼等は闘神祭の開会式の為に来ており、彼等を話をしてみますか?というギゼルの問いに、会ってみたいと答えると闘技場前の桟橋に戻る事になる。トカゲ(は虫類)が苦手なサイアリーズは嫌がるが、一行は竜馬を間近で見てみたくて1階へと戻る。
 しかし、ラハルとリューグはもう行ってしまっており、会う事は出来なかった。
 
 

- + - 闘 技 場 - + -

 
 
 闘技場の中に戻り、まずは通路の左上の扉から闘技場前へ出て、庭の左上隅の古い本7を入手しておこう。更に庭をずっと下へと行くと、下隅に兵法書 双腕がある。パーティ全員の直防と魔防が2ずつ上昇するので、初期状態の初陣よりはほんの少し有利に闘える。
 そして通路から観客席へと入って行くと、代理で闘わせる闘技奴隷ゼガイの練習試合で声援を送るユーラム・バロウズの姿があった。試合場では、ユーラムの代理人ゼガイとギゼルの代理人キルデリクが軽く闘っていた。
 練習試合での軽い手合わせで勝利し浮かれるユーラム。本番での真剣勝負でもないのに優勝を確信するユーラムを見て鼻で笑うギゼル。
 ユーラムと別れると、1階に降りて左上にある医務室へと入る。
 医務室の奥にある地下への階段は、闘技奴隷達が寝泊まりする区画となっており、王族や貴族が訪れる事のない言わば舞台裏である。其処も見ておきたいと答えると、ギゼルは一応案内をしてくれる。
 貴族達の娯楽となっている闘技場での賭け試合は、フェリドをはじめ王族は否定的な考えを持っている。
 数年前に女王アルシュタートと女王騎士長フェリドは元老院に掛け合い、闘技奴隷の虐待や商品としての人身売買は禁止する事となった。しかし、闘技奴隷制度そのものの廃止までは持ち込めなかった。
 牢屋に閉じ込めて試合の度に闘わせる奴隷を見て、王子やリオンは表情を曇らせる。
 
 地下室を出ると、1階の下側の階段から2階に上がり、王族用の貴賓室へと向かう。
 そして1階に戻ると、ギゼルの案内は終了となる。
 すると、アーメス新王国出身の若者が、闘神祭出場を却下された事を不服として乗り込んできた。しかし警備兵達に止められて渋々退散する。そんな様子を見てギゼルは、8年前のアーメス侵攻で多くの命が失われた事もあり、太陽の紋章で制圧してしまえばそんな悲劇は起こらないのだと主張し、王子へそう思うでしょう?と同意を求めてくる。
 王子は「思わない」と反論をする。
 
 

- + - ス ト ー ム フ ィ ス ト 市 街 地 - + -

 
 
 ギゼルの提案で、闘神祭を前に賑わっているストームフィスト市街を見物する事にするが、サイアリーズはギゼルと話があると言ってパーティを一時抜ける。
 市街地に出ると、通りでヒョウに芸をさせて見物客を楽しませている旅芸人の女の子がいた。
 また、その近くには先程闘神祭出場を断られたアーメス人の男ガヴァヤがいるが、話し掛けると突然リオンに向かって結婚してくれ!!と言い出す。突然の妙な申し出に、困惑しつつ適当に断るリオン。
 街を散策し、あちこちに宝箱があるので回収して回ろう。5カ所あるが、どれも路地の行き止まりにあるので、街の隅々を歩いて回る事になる。旧市街ではおくすり、包帯、特効薬。そして新市街では革の帽子、ブレスレットが入手出来る。
 
防具屋
革の兜
フルヘルム
シルクのケープ
ハードレザー
チェインメイル
アイアングローブ
ブーツ
アイアンブーツ
羽根つき帽子
リングメイル
ガントレット
 4200ポッチ
 3800ポッチ
 1500ポッチ
 7000ポッチ
 3500ポッチ
 2000ポッチ
 1000ポッチ
 3000ポッチ
 6600ポッチ
 9000ポッチ
 9500ポッチ
頭 直防+6
頭 直防+8
胴 直防+6
胴 直防+18
胴 直防+20 突き-1
腕 直防+5
脚 直防+4 回避+1
脚 直防+10
頭 直防+6
胴 直防+22 突き-1
腕 直防+10
道具屋
おくすり5
特効薬3
身代わり地蔵
毒消し3
気付薬3
すり抜けの札3
包帯
宝石の首飾り
リング
 250ポッチ
 600ポッチ
 5000ポッチ
 150ポッチ
 150ポッチ
 600ポッチ
 50ポッチ
 1500ポッチ
 500ポッチ
HP100回復
HP200回復
戦闘不能から小回復
毒・猛毒の回復
眠りの治癒
ダンジョンから脱出
腕 直防+1
魔力+1
直防+1
紋章屋
火の封印球
雷の封印球
水の封印球
風の封印球
土の封印球
踊る火炎の札3
怒りの一撃の札3
氷の息吹の札3
 6000ポッチ
 6000ポッチ
 7000ポッチ
 5000ポッチ
 4000ポッチ
 1800ポッチ
 1800ポッチ
 2100ポッチ
火魔法(攻撃主体)
雷魔法(攻撃主体)
水魔法(回復主体)
風魔法(攻防一体)
土魔法(援護主体)
踊る火炎と同効果
怒りの一撃と同効果
氷の息吹と同効果
 
 旧市街で中央通りの中間辺りの池から右側の道に入っていくと、リオンが険しい顔になり王子の手を取って次の角を左に曲がって下さい、と囁く。
 それに従って物陰に隠れると、布で顔を隠した怪しい人物が後をつけて来ていた。
 名前は?を聞くと、少年は尾行した事を詫び、シュンと名乗った。腕に白い入れ墨を入れられた闘技奴隷だった。
 
 

- + - ゴ ド ウ ィ ン 城 - + -

 
 
 その頃、ゴドウィン城2階のギゼルの私室では、ギゼルとサイアリーズが話をしていた。
 バロウズ家の用意したゼガイという腕の立つ闘技奴隷に比べ、ゴドウィン家の用意したキルデリクという男では、確実に優勝出来る様な腕には一見して見えなかった為、実際には何を考えて闘神祭に出て来たのか問い質すサイアリーズ。
 策を弄する事の好きなギゼルの事なので、きっと何か仕組んでいるのだろう、と睨んでいる。
 
 8年前、王位継承権を争ってシャスレワール姫とファルズラーム姫が激しく対立した時、お互いの夫を暗殺され、更にバロウズ家は長男を、ゴドウィン家はマルスカールの妻であるギゼルの母を暗殺されている。
 その為、王族の娘達3人の内2人(シャスレワール姫の娘ハスワール姫と、ファルズラーム姫の次女サイアリーズ姫)は王位継承権を放棄し、生涯結婚をせず子供も作らない事を誓い、ファルズラーム姫の長女アルシュタート姫ただ一人を王位継承権者とした。こうして王位継承権を巡る王族・貴族の対立を起こさない様にし、サイアリーズとギゼルとの婚約も破棄となった。
 素直なだけでは欲しい物は手に入らないと思い知らされたギゼルは、サイアリーズの知る幼い頃からはすっかり性格が変わってしまい、今に至っている。
 リムスレーアの婿の座を狙って闘神祭に参加した理由を聞いても、ギゼルは素直に答える事はなかった。
 
 

- + - ス ト ー ム フ ィ ス ト 市 街 地 - + -

 
 
 一方、王子達はシュンの話を落ち着いて聞こうと、宿屋へと向かった。
 王族と女王騎士の突然の来店に驚く店員さんに2階の部屋へ案内してもらい、落ち着いたところでシュンから話を聞く。
 闘技場地下の牢屋にいたシュンは、一昨日から夜中に怪しい声を聞くようになったという。周りを石壁で囲まれている為、何処からどの様な内容の会話がするのかはうまく聞き取れないが、その会話はアーメスの訛りがある様だという。
 
 何故、自分の主人ではなく、危ない橋を渡って抜け出して王子にそれを伝えに来たのか、と問うゲオルグだったが、闘技奴隷の扱いについてフェリドとアルシュタートが元老院と交渉した事を貴族達は不愉快に思っており、ここで何か起きればそれを口実に、やはり闘技奴隷は厳しく扱うべきだという事を言い出しかねない、とシュンは答えた。
 出来る限り、自分達がまた酷い扱いを受けない様、貴族には知られたくない事だった。
 シュンの後輩の闘技奴隷は「強すぎる」という理由でハンデとして眼を潰され、それでもまだ強かった為にそこに価値を見出され、荷物の様に船に乗せられて売られていったという。それは、門の紋章戦争(トラン解放戦争)の時、船が難破してクロン寺に辿り着いたモーガンの事だ。
 そういった虐待は今では無くなっているので、その事を闘技奴隷達は感謝している様だ。
 
 ゴドウィン卿やギゼル、また貴族に気付かれる事なく、内密に行動を開始する事で話はまとまり、一時パーティから離れているサイアリーズを連れて来る為に闘技場へと一旦戻る事に。
 闘技場前では、ギゼルとの話を終えたサイアリーズが暇そうにしていた。
 事情を説明し、また先程の宿屋へ向かう。
 
 

- + - 闘 技 場 地 下 通 路 - + -

 
 
 新市街の左側の外れから、闘技場の地下へと通じる通路がある。
 このストームフィストは、昔はファレナ女王国の王都だった。しかし今から237年前、当時の王女クワルシェードがソルファレナへの遷都を行った。この地下通路はその王都の頃建設されたものと思われる。
 
 少し進むと、この地下通路にはエグバートという言動の怪しい貴族風の男がいた。
 ソルファレナへの遷都が行われた際、このストームフィストを女王陛下から拝領したのがエグバートの家系エセルバルド家だった。その後、エセルバルド家からゴドウィン家に支配権が移ったが、それは100年以上も昔の出来事である。
 このエグバートは、その100年以上前のエセルバルド家没落の事をずっと恨んでいる様だ。
 床のピンク色のスイッチを押して鉄扉を開け、宝箱を回収しつつ闘技場地下へ向かう。
 
 
<地下通路 出現モンスター>
マイマイ、アローバット
 
<入手アイテム>
◯マイマイ : おくすり1  /  ○アローバット : ドレインの欠片1
○宝箱 : 毒消し、身代わり地蔵、レザーアーマー

 
 
 闘技奴隷達が閉じ込められている地下牢に出ると、早速声のする奥の辺りに行ってみる。途切れ途切れに伝わる声から「女王」「殺せ」と聞こえた時、思わずシュンが声を上げ、石壁の向こうの者に気付かれた。
 隠し扉を開けてみると、そこには逃げ去る人影と、闘技奴隷ゼガイの姿があった。
 すぐに一行は逃げ去った人影を追う。西の林に出ると、5人の怪しい男に追い付いた。彼等は追い付かれたと知ると襲い掛かって来る。
 
<西の林 出現モンスター>
怪しい男
 
<入手アイテム>
◯怪しい男 : おくすり1

 
 
 事件後、地下の独房にゼガイを拘束する。駆け付けたギゼルが調べさせたところ、先程の男達の荷物の中からアーメス南岳兵団の刻印が入った短剣が発見された。
 そして、男達の自供から、バロウズ家代理人のゼガイもまたアーメス出身だったと発覚する。もし、闘神祭の中で王族に対する暗殺や襲撃を企てているなら、これは雇ったバロウズ家は関与していない可能性が高い。仮にこれがバロウズ家の仕組んだ事なら、わざわざこんな所で連日打ち合わせをする訳がなく、人知れず事前に段取りは済ませてある筈だからだ。
 
 当のゼガイは一切口を開かず、真相は分からず終いとなるが、取り敢えず未然にアーメスによる女王暗殺は阻止出来た事になる。
 そして、それらが全てギゼルによる策であった事が当のギゼルから父親に語られるが、父マルスカールは策に走り過ぎだ、と漏らす。
 ギゼルは事前にバロウズ家の用意するゼガイや、裏でのアーメス等の動きについての情報を掴んでおり、ゼガイが負ければそれまで、例え勝ってもアーメスによる女王暗殺計画を公表してバロウズ家を元老院から退ける武器に出来た。
 王子によってゼガイの一件が明るみに出なかった方が、ゴドウィン家としては好都合だった。しかしギゼルはそれらを良い見せ物だったとして楽しんでおり、更に他の策を講じている様だ。
 
 

- + - 闘 神 祭 - + -

 
 
 フェイタス竜馬騎兵団によるパフォーマンスが行われ、女王騎士長フェリドの開会宣言によって闘神祭の幕開けとなる。
 そして、試合に先立って奉納試合として王子が闘う事になる。
 
 対戦相手はシュン。手加減なしの一騎討ちとなるが、シュンの直前の台詞から次の行動を予測して制限時間内にボタンを押して対処しよう。
 「全力で」「これで決めます!」といった強気の台詞の時は必殺で来るので、こちらは防御して対処。
 「行きますよ」「負けませんよ!」という時は攻撃して来るので、こちらは必殺を叩き込む。
 「打って来て下さい」「さすがですね」など慎重な台詞の時は防御されるので、こちらは攻撃をする。
 これまでの幻想水滸伝シリーズを経験している人であればお馴染みの一騎討ちイベントなのですぐコツは掴める筈。不慣れな人は事前にセーブしておいて、最初に軽い練習として闘ってみると良い。
 
 奉納試合に勝つと、リムスレーアが勢い良く医務室にやって来て興奮気味に話し始める。ミアキスに「このまま王子が勝ち進めば姫様は王子と結婚?」と嘘をつかれ、それを真に受けて慌てている様だ。
 軽い冗談を本気にしてしまい照れている姫様が可愛かったから、とミアキスはやはりからかって楽しんでいた。
 もしも、リオン、ミアキス、リムスレーアの好感度を上げておきたかったら、わざと奉納試合に負けて「友達だから手加減しなかったんだよ」と選択肢を選べば良い。
 
 奉納試合後、観戦する為に闘技場1階の下側の階段から王族用のフロアに行き、貴賓席へと出よう。
 ギゼルの代理人キルデリクは順当に勝ち進み、更に個人参加の無名の剣士も鮮やかな剣技で難なく勝利した。
 この剣士ベルクートは、以前に元老院で参加志願者名簿を見た時にリオンの目にも止まっている。トラン共和国南方のカナカン地方で隠棲しているラウンディア・ハイアは、各国に名の知れている剣豪。そのハイア門下の剣士であれば、剣技は期待出来るというもの。
 女王騎士達も注目するベルクートに興味を抱いたフェリドは、王子に偶然宿屋で出会ったという名目で、ベルクートの人となりを見て来て欲しいと頼んで来る。
 
 

- + - ス ト ー ム フ ィ ス ト 市 街 地 - + -

 
 
 ゲオルグとサイアリーズにも付いて来てもらい、市街地へと出る事になる。
 探さなくてもすぐ会える事になるので、急いだ方がいい、というゲオルグ。あれだけの鮮やかな剣技であれば、自らの優勝の障害になりかねないと判断し、貴族やギゼル辺りが妨害工作に出る可能性が高いとみている。
 その前に、まずは医務室へと行ってみる。するともう一人の影の優勝候補、リンドブルム傭兵旅団ヴィルヘルム支隊の切り込み隊長リヒャルトに会う事が出来る。剣の天才であるこの青年が、ろくに闘えず無念の敗退をしたのである。「こんな筈じゃなかったんだけどな〜。まあいいか」と寝言をぽつぽつと言い、安らかな寝顔で眠っていた。
 順当に勝ち進めばベルクートとリヒャルトが事実上の決勝戦になりそうだったが、残念だ。
 
 闘技場を出ようとすると、第6試合で相手選手にシビレ薬を盛った事が発覚し、連行されていく出場者がいた。医師ムラードから事情を聞いた後、医務室へと行ってみよう。
 すると、先程眠っていたリヒャルトが、ヴィルヘルム支隊の鬼の副長ミューラーから説教を受けていた。恥さらしめが、腹を切って死ね、と毒づくが、リヒャルトはひどいなあ、もう。と笑っている。ミューラーとリヒャルトの楽しいやりとりが見られるので、闘技場を出る前に医務室は訪れておこう。
 それから、ベルクートを探しに改めて闘技場を後にする。
 
 闘技場前では、闘神祭の目的を勘違いして参加志願する女の子ニケアがいた。「16年振りに開催される由緒正しい武闘大会」という事しか知らず、最高の地位と名誉を勝ち取る為、腕試しとして出ようとしている様だ。しかし闘神祭が「次期女王陛下の婿を決める儀式」と知ると、一目散に退散した。
 
 ベルクートを探しに行く前に、ゴドウィン卿の政事方針がどの様なものか端的に現れているイベントがあるので、少し見ておくと後のシナリオ展開が分かり易い。
 旧市街から新市街の方へと行こうとすると、桟橋でドワーフの鍛冶屋ドンゴが衛兵に止められていた。
 「此処に入れるのは人間様だけだ。貴様ら薄汚い劣等種族の来るところではない」と衛兵がドワーフ族を高圧的に追い返している。この街では、人間以外の種族を殺しても罪には問われないという。ファレナ女王国の法典には人間と亜人間とを区別しないと書かれているが、このストームフィスト領においてはゴドウィン卿がその法を執行するのでその様な道理が通用している。
 法典で基本方針が示されていても、各地の領主(有力貴族)が自領での法を執行するので、その辺りでも権威と権力との違いが現れている。王家はただの権威・象徴であって、権力は貴族が握っているのだと。
 
 また、これはどーでもいい事だが、旧市街の右側の方に行ってみると、エグバートがぽつんと佇んでいる。不審者の侵入防止という事で、地下通路が封鎖された為だった。話し掛けるとやはりゴドウィンのドぐされ外道めが!と叫び続ける。
 
 旧市街の左端の通りへとさしかかると、ベルクートを男達が取り囲んでいた。
 貴族達にとって無名の剣士が二代続けて女王騎士長になる事は許しがたいので、その辺りの事情を知る警備兵もやって来ない。しかしベルクートは毅然として男達の脅迫を突っぱねた。
 参加者が刃傷沙汰を起こせば失格になるので、それを誘おうと男達は煽るが、ベルクートは痛めつけて気が済むのなら好きにしなさい、と冷ややかに言うだけで剣を抜こうともしない。
 そこで止めに入った王子達を見て、本物の王家や女王騎士が、こんな少人数で街中を出歩いている筈がない!と勝手な論理を展開して偽物と決め付けて襲い掛かって来る。
 
<旧市街 出現モンスター>
ゴロツキ
 
<入手アイテム>
◯ゴロツキ : おくすり1

 
 
 男達を追い払うと、ベルクートを宿屋まで連れて行く。すると、宿屋で前に会ったマリノが心配そうに表に出ていた。
 ベルクートが無事に戻って来ると大喜びで、王子達にもお礼にご馳走したいから、と招待してくれる。自分が助けられたので自分がお礼をするのが筋だから、というベルクートだったが、強引にマリノに押し切られ、宿屋へと入って行った。
 マリノとおかみさんが階下に戻った後、ベルクートは、この闘神祭に出場を志願し優勝したいという理由を語ってくれた。
 折角フェリドとアルシュタートによって闘技奴隷の待遇が良くなったが、時期女王騎士長が貴族であれば、また闘技奴隷の扱いは以前の様な悲惨なものに戻ってしまうので、闘技奴隷の制度廃止の為にどうしても勝ち抜きたいという。
 ベルクートは下戸で、あっという間に酔って眠ってしまった。ベルクートの事はマリノに任せ、宿屋を後にする。
 
 翌日。
 決勝まで勝ち進んだベルクートとキルデリク。妨害工作をするとしたら今日しかもう残されていないので、様子見も兼ねてベルクートの泊まる宿屋に行ってみる事にする。
 しかし、宿屋に行ってみると恐れていた事態になっていた。
 お使いに出たマリノが攫われ、ベルクートに西の林まで一人で来いという手紙が届いた。
 西の林の中に樵が使う小屋があり、恐らくそこにマリノは監禁されているという。そこに犯人が潜伏しているなら、けもの道の様な裏道から回り込み、裏をかけるかもしれないとサイアリーズが提案する。
 早速ベルクートと共に西の林へ。
 

- + - 西 の 林 - + -

 
 
◯パーティーの状態 < 仲間 : 3 / 108 >
 
王子 LV13 -- 紋章 : 見切りの紋章 -- 三烈棍 : Lv.3 / 30
女王騎士額あて・女王騎士正鎧・女王騎士グローブ・女王騎士ブーツ・リング・おくすり5・火炎の矢の札3・銀のエムブレム
 
リオン LV13 -- 紋章 : 土の紋章 -- ウツギ : Lv.3 / 35
女王騎士額あて・女王騎士正鎧・女王騎士グローブ・女王騎士ブーツ・おくすり5・毒消し3・土の守護神の札3・スカーフ
 
ゲオルグ LV20 -- 紋章 : 必殺の紋章 -- 風 : Lv.1 / 20
女王騎士額あて・女王騎士正鎧・女王騎士グローブ・女王騎士ブーツ・チーズケーキ6・疾走する雷撃の札3
 
サイアリーズ LV13 -- 紋章 : 風の紋章 -- 日輪圏 : Lv.1 / 10
革の帽子・女王騎士略鎧・ブレスレット・おくすり5・眠りの風の札3
 
ベルクート LV19 -- 紋章 : はやぶさの紋章 -- アカツィア : Lv.1 / 20
レザーアーマー・ブーツ・おくすり5

 
 新市街の右端の道から街の外へ出て、すぐ南西の西の林に向かう。
 フィールドで出現するカットバニーを倒すと、確率は低めだが見切りの紋章を落とす事がある。これを前列にいる王子に宿しておけば少し楽になる。
 西の林には宝箱が4つあるので残さず回収しよう。左側の道に2カ所、右側のけもの道に2カ所あるが、茂みの中なので分かり難い。但し左側の道は、小屋でのイベントを終えた後の帰路で通る事が出来る。
 兵法書 雁を入手すれば「雁の陣」という陣形を使う事が出来る様になり、全員の命中と技術が2上がる。デフォルトの初陣よりは少しだけ良くなるので、ゲオルグとベルクートを前衛に出し、王子、リオン、サイアリーズの順に並べてみよう。
 
 小屋に近付くと、小屋の中にマリノと男二人。外に男が五人いる。前にベルクートに絡んで来た連中で、やはり裏道の存在は知らないので全く警戒していなかった。裏側から乗り込み、マリノを助け出すと、物音を聞いて表にいた連中が小屋に入って来る。
 王子達をニセモノと決め付け、好き勝手な言動を繰り返すゴロツキにベルクートは怒りを露にする。
 ゴロツキを倒し、マリノを助け出して安堵する一同。その時リオンは気配を感じて振り返るが、誰もいなかった。
 
 マリノがパーティに入っている(同行している)時は、毎ターン終了時にパーティ全員のHPが5%回復する。少しずつ回復するので便利だ。
 
<ストームフィスト周辺・西の林 出現モンスター>
カットバニー、もさもさ、マイマイ、ひいらぎこぞう、カズラー、ゴロツキ、ワイルドボー、ひいらぎの精
 
<入手アイテム>
○カットバニー : おくすり1、見切りの封印球  /  ○もさもさ : おくすり1  /  ○マイマイ : おくすり1
○ひいらぎこぞう : おくすり1、毒消し1  /  ○カズラー : カズラー湯の素  /  ○ゴロツキ : おくすり1
◯ワイルドボー : 力の欠片1、霜降り肉、毛皮服  /  ○ひいらぎの精 : 特効薬1、?盆栽(植木)、羽根つき帽子
○宝箱 : 兵法書 雁、特効薬、羽根かざり、沈黙の封印球

 
 

- + - ス ト ー ム フ ィ ス ト 市 街 地 - + -

 
 
 宿屋に戻ると、王子達も念の為の護衛として同じ宿屋で一泊する事になる。
 夜、寝付けないので部屋を出るとマリノがいた。マリノは、王子にお礼を言った後やはり明日の事を口にする。明日、ベルクートが優勝してしまえばリムスレーアと結婚する事になってしまう。しかしマリノは明るく振る舞い、1階に下りて行った。
 王子が1階に下りていくと、ゲオルグが入り口前に立って見張っていた。ゲオルグは取り越し苦労だとは思っているが、それでも寝ずの番をしていた。
 2階の部屋に戻り、寝る事に。
 
 翌朝、起こしに来たリオンの顔は痣だらけになっていた。寝起きの悪いサイアリーズを起こしに行った為だった。
 1階に下りると、マリノの様子がおかしかった。昨日の事があるので、まだ気持ちの整理が付いていないだろうというおかみさん達。
 取り敢えず、マリノの事は宿屋の人達に任せ、闘技場に向かう。
 
 

- + - 闘 技 場 - + -

 
 
 貴賓席に着くと、キルデリクとベルクートの決勝戦となる。
 しかし、明らかにベルクートの様子がおかしい。俯いていてフラフラしており、構えている剣に全く力がない。あっと言う間にキルデリクに剣を弾き飛ばされてしまい、止めを刺されようとしている。
「危ない!」と叫び三節棍を両者の間へ投げ付け、キルデリクの動きを止める王子。
 闘神祭は、ギゼルの勝利として幕を閉じる事となった。
 ベルクートはすぐに医務室へと運び込まれ、王子達も医務室へと向かう。
 
 医師ムラードが見たところ、ベルクートはかすり傷しか負っておらず問題はないという。魔法か薬で眠らされている様だが、不思議な事にそのどちらでもない。紋章官が絶えず見張っており、闘技場内で魔法を使えば必ず発覚する。そして、薬だとしてもそういった症状や特徴が出ている訳でもない。
 原因が分からずムラードは困惑していたが、そこに飛び込んで来たのはマリノだった。マリノはベルクートを見て悲鳴を上げ、泣き崩れた。
 
 ベルクートを眠らせたのは、マリノが朝食で出したスープだった。そして、リオンは匂いも味もしないこの眠り薬の事を知っていた。但し、その眠り薬自体はもう存在していない筈だという。仮に存在していても、それを入手出来るのは王家やそれに近しい元老などの貴族のみ。
 マリノは、宿屋の者達をも人質とした貴族の手先によって、薬をベルクートに仕込む様脅されていた様だ。ベルクートが優勝すれば次期女王陛下リムスレーアと結婚し、庶民の自分ではもう手の届かない存在になってしまう、という口実にして。実際にマリノはそれを恐れており悩んでもいた。
 やり場の無い怒りに苛立ち、サイアリーズは地下独房のゼガイの所へ向かった。王子とリオンも地下へと下りて行く。すると官吏がフェリドからの伝言を王子に伝える。「じきに優勝者祝福の議と閉会式が始まるが気にするな。こちらは適当に流しておくから、自分が大事だと思うことを優先してくれ」との事。流石にフェリドは水面下の状況を感じ取っており、そして王子を信頼していた。
 
 王子が独房に入ると、サイアリーズはゼガイに質問をする。ゼガイは、今回の暗殺未遂には関係無いのではないか、と。そしてそれを肯定するゼガイ。あの時そう言ってくれれば・・・と王子が呟いても、闘技奴隷の自分が何を言っても同じ事だ、と冷静に答える。
 ゼガイはアーメス出身だ、そして闘技場の地下には隠し通路がある。そういった情報をアーメス側に流し、更にマリノの手を汚させてベルクートを罠に嵌める。
 様々な仕掛けを張り巡らし、それがどういう結末になるか、成り行きに任せて傍観して楽しむ。それがギゼルの楽しみ方だった。ゼガイがアーメス出身で女王暗殺の密議をしているとして失格となり、ベルクートは眠り薬を飲まされてしまったが、そうなる様に仕向けたのではなく、そうなる可能性があった事が、偶然そうなっただけの事だった。
 しかし、最終的には闘神祭を自分の優勝で終える。ギゼルは見事に目的を果たしたのだった。
 このままではゼガイが無実の罪で処刑されてしまう為、アルシュタートに知らせに行こうとする。だがゼガイは恬淡としており、処刑される覚悟は出来ていた。王子は、処刑なんか絶対させない!とゼガイに言った。
 
 女王の部屋に行くと、王子達はこれまでの一部始終をアルシュタートとフェリドに打ち明けた。しかし、どれも偶然が重なったものであり、その上それらを仕掛けた者の存在を示す証拠は何一つ掴んではいない。
 アルシュタートは、女王といえど神ではないので、それだけの情報では元老を告発する事は出来ないと嘆く。すると、太陽の紋章のせいでアルシュタートはまた豹変してしまう。この紋章の力で神となり、ゴドウィン卿にロードレイクの様な裁きを下せば良い、と。王子がアルシュタートに呼びかける事で、何とか暴走せず正気を取り戻す。
 ゴドウィン卿を止める事は出来ないが、せめて無実であるゼガイは処刑される事にならない様取り計らうとフェリドは約束してくれた。
 
 翌朝。
 リムスレーアの部屋に行くと、リムスレーアから質問をされる。何か隠し事をしていないか、と。ごめん、言えない。と正直に答えると、リムスレーアは自分がまだ幼く未熟な為、知らない方がいい事もあるだろう、と素直に納得してくれた。
 女王の部屋に行き、アルシュタートに挨拶をすると、ソルファレナに戻ってから対策を考えようと言われる。半月後のギゼルとリムスレーアの婚約の儀で、今度はギゼルを太陽宮に招く事になる。手を打つとすればその時だ、と。フェリドにも挨拶をしたら、これまでに闘技場やストームフィスト市街地で会った人々に一通り会ってみよう。
 
 ゲオルグは用があってもう出て行っており、サイアリーズはお酒を飲みまくって部屋で寝ている。触らぬ神に祟りなし。
 まずは1階の医務室へ。ムラードから、その後のベルクートとマリノについて話を聞く。ベルクートはマリノに薬を盛られた事実は無いと言い張るし、実際にそんな証拠は何も残っていないので、ムラードとしても報告する事は出来ない。そこでこの件は無かったという事で公にはならずに済む様だ。
 次に地下室に行くと、シュンがゼガイは濡れ衣を着せられていたのかと聞いてくるので、素直に、ああ。と答える。するとシュンは自分の軽率さを悔いるが、女王騎士長フェリドの計らいで処刑されずに済むとリオンから聞かされると安心する。
 そして市街地に出て、ノーマとエルンストに話し掛ける。ファレナの偉大な魔法使いを実は探しているが、心当たりは無いかというノーマの問いに「リオン、知ってる?」と聞いてみるが、リオンも知らない様だ。
 
 宿屋に行ってみると、ベルクートは眠り薬「冥夢の秘薬」の副作用もなく、元気そうだった。
 狡猾なファレナの貴族が相手では、自分一人ではどうにも出来ないと自覚しており、それもありマリノの件はシラを切り続ける方が良いというベルクートの判断は正しかったといえる。
 暫くはゆっくり療養するというベルクートとマリノと別れ、闘技場に戻る。
 用が済んだらフェリドに話し掛け、ソルファレナへと戻る。闘技奴隷のゼガイは、ゲオルグがフェリドの命を受けて独房から連れ出して来た。アーメスとの関係も含めて太陽宮で女王騎士の管轄下において厳しく取り調べる、という名目で。これで処刑をされる事なく、身柄を確保出来た。
 
 
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