Arc the Lad II ストーリー完全攻略☆

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序章(東アルディア)
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第2章(ヤゴス島)
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第3章(西アルディア)
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第4章(スメリア〜クレニア)
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第5章(フォーレス)
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第6章(スメリア)
1
第7章(ロマリア)
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第8章(グレイシーヌ)
1
第9章(フォーレス)
1
第10章(ブラキア)
1
第11章(ミルマーナ)
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第12章(アミーグ)
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第13章(バルバラード)
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第14章(殉教者の塔)
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最終章(ロマリア〜空中城)
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番外編 <ちょこ覚醒1 ちょこ覚醒2 ちょこ覚醒3 マザークレアの洞窟

―番外編1(トココの村―前編)―

これは、ちょこの覚醒イベントです。
ロマリアにあるキメラ研究所本部でガルアーノを倒し、ちょこのレベルが55以上の時に発生するイベントです。なお、この章を完全に攻略するにはアークザラッド1でちょこを仲間にしたデータでコンバートしていなければなりません。アークザラッド2から始められた方は、トココの村でのイベントのみで、アララトスの遺跡ダンジョンの地下51階以降はありません。ちょこの覚醒イベントをプレイしたいという方はアークザラッド1でちょこを仲間にしてクリアし、そのクリアデータをコンバートして下さい。


クレニア空港の南に存在する時の森へ足を踏み入れると、ゴーゲンが話し始めた。
ちょこ「わーい。森だー」
ゴーゲン「前から気になっていたんじゃが、どーもこの森はおかしーのう」
ちょこ「おかしのもりー」
サニア「………。結界ね」
ゴーゲン「うむ。普通の人間では森があることさえ判らんじゃろう」
ちょこ「はやくはやくー」
サニア「どーしてあの娘は通れるのかしら」
ゴーゲン「うーむ。よく解らん娘じゃのう。ふぉっふぉっふぉっ」

墓地に赴き、奥の墓石までやって来ると、ちょこが墓石の裏側で何かを見つけた。
ちょこ「みてみて! なんか書いてあるの!」
ゴーゲン「どれどれ。ふむ。 確かに古代文字のようじゃ………。何か子供の落書きのように、うねうねしとる。わしの知っている物とはちょっと違うようじゃな」
エルク「それで、読めるのか?」
ゴーゲン「………古の記憶………力………時の環………」
ちょこ「ちょこそれ読めるのー」
ゴーゲン「何と」
ちょこ「えーとねぇ。我、古の記憶と闇の力、アクラ・エルヴァスをここに封じ、帰らざる時の環を閉じん」
ゴーゲン「その先がさっぱり読めんのじゃ。続けてくれ」
ちょこ「うんと、クルクルプリンはどんな味?とってもかわいい子供の味。ムチムチプリンはどんな味?きっと素敵なお姉さまの味。じゃあ問題。クネクネプリンはどんな味?て書いてるよ」
トッシュ「ちっ、こんなガキの言うことになんかつき合ってらんねーぜ」
ゴーゲン「なんと!クネクネプリンとな」
リーザ「ゴーゲンさん、何か知っているんですか?」
ゴーゲン「クネクネプリンはワシの大好物じゃ」
トッシュ「で、一体何なんだ。そのクネクネプリンってなぁ」
ゴーゲン「そんな恥ずかしいこと、ワシは言えん。それにちと子供に教えるのは早いしのう」
トッシュ「俺をガキ扱いするのか!」
ゴーゲン「まあ、ワシに比べたらのう」
トッシュ「何だと!もう一度封印してやろうか!」
シャンテ「やめなよ、二人とも」
ポコ「でもさー、何でちょここんなの読めるの?」
ちょこ「だってこれ、ちょこが書いたんだもん」
ポコ「なあんだ、そうか。でもクネクネプリンで一体何だろうね」
ちょこ「ますます謎は深まるばかりね」
ポコ「そーだね」
エルク「お前がややこしくしてるんだ」

一行は墓地を後にし、時の森を一旦出て行く。そして再び時の森を訪れてみた。
ちょこ「わーい。 ちょこの村だ〜」
ちょこは時の森を駆け抜け、トココの村の自宅へ急ぐ。
ちょこ「父さまただいまなの」
ラルゴ「お帰りちょこ。元気だったかい?」
ちょこ「ちょこねぇ、いっぱいいっぱいぼうけんしてきたんだよ」
ラルゴ「どしたんだい?ちょこ」
ちょこ「シルバがいないよ。ねえ、父さま、シルバは?」
ラルゴ「なんだい?シルバって?」
ちょこ「シルバはシルバなの。お散歩かな。ちょこさがして来る」
ラルゴ「シルバ………? 聞いたことはあるんだが?」
家を出たちょこは、トココの村の中を歩き、やがて村入口までやって来た。が、もちろんシルバの事を諦めた訳ではない
『シルバの事はあきらめますか?』
の問いに、迷わず『いいえ』と答える事。
 改めて更にシルバを探すため、ちょこは自宅まで引き返した。
ラルゴ「捜し物は見つかったかい?」
ちょこ「ううん、シルバいないの。そうだ。うらにわで遊んでるのかも。…あれえ?鍵がかかってるの。鍵をさがさなきゃなの」
ちょこは廊下の奥に行ってみた。すると、高々と積み上げられていた物が一気に崩れ、ちょこを押しつぶす。
ちょこ「く…くるしーの。あっ、カギだー」
ちょこはドアのところまで戻り、その見付けた鍵で開け、裏庭に出た。
ちょこ「あいたー。……なんだろう?これ?………シルバの……お墓? これ、ちょこの字だ。……でも、どうして?ちょこなにも覚えてないよ?なんで?シルバ、死んじゃったの?」
ラルゴ「捜し物は見つかったかい?」
ちょこ「ううん、シルバいないの」
リーザ「シルバってどんな動物なの?一緒に探してあげるわ」
ちょこ「なあに、シルバって?」
エルク「なにって」
ちょこ「ちょこ、狼なんて飼ってないよ。ちょこ遊びに行ってくる」
エルク「いったいどういう意味だ?」
ラルゴ「そろそろ限界なのかもしれません…。ちょこは、記憶と感情に封印をかけてあります。精神に苦痛を与える記憶はすぐ忘れるように。悲しみや憎しみに心をとらわれぬように。そうしなければ、今のあの娘は人として生きることが出来ないでしょう」
エルク「人として?」
ラルゴ「今は、それだけしかお話しできません」
エルクとリーザは顔を見合わせ、ちょこを探しに表に出る。
エルク「!」
ちょこ「シルバ………殺され………ちゃっ………」
ちょこは、それだけ呟くとその場に急に倒れてしまった。
リーザ「ちょこ!」
ラルゴ「どうした!ちょこ!」
その時、駆け寄って来た村人が次々にスライムに変化していく。
エルク「いったい、どういうことだ?」
リーザ「ラルゴさん、はやくちょこを!」
ラルゴはちょこを抱え、自宅の方に急いで引き返した。
リーザ「エルク、こっちにも………」


バトル!!
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バトルに参加する固定メンバーはエルクとリーザ。
残りはゴーゲンや飛行モンスター(ガーゴイルやデスプリースト辺りが妥当)がいい。
この先のイベントを発生させるには、ここで絶対にグリーンスライムを全滅させてはならない。村人の化けたグリーンスライム8体をいかにしてかわし切るか。このバトルはこれが全てとなる。
 幸いにして、バトル開始後にまず下に進み、右側の柵の出っ張ったところへジャンプすれば、エルク・リーザ2人分の安全な隔離スペースがある。二人はここでひたすら待機。
 その間に、ゴーゲン(または飛行モンスター)にマップ右上の教会までバイオレットレーサーを装備して急いでもらう(バイオレットレーサーは人間キャラであるゴーゲンにしか装備出来ないが)。この時、合成ロマンシングストーンとテレポートLV.3を併用すると時間短縮になる。教会の屋根の右上隅の陰に宝箱があり、中にはちょこ専用武器の赤いくつがあるので忘れずに必ず入手しておこう。屋根の斜めになった部分から、宝箱の一部がはみ出してみえるので、よく見てみよう。
 飛行モンスターはバトル開始後グリーンスライムと闘わない様に道に沿って下に移動し、そこから左下の茂み奥深くの宝箱を開けて魔力の葉を入手し、待機。

 グリーンスライム8体はLV55でHP135。チャージをしたり、強力な武器を装備したりしていなければ、間違えて倒してしまう、という事はあまりないだろう。パーティのレベルが100前後であるとか、そういった場合は別として。
 グリーンスライムから距離をとるまでは、武器を一切装備しない方が確実で安全。

グリーンスライム「た……す……け……て」
リーザ「みんな待って!」
エルク「なんか、様子がおかしいぞ」
リーザ「スライムが人間に化けてたなんておかしいわ」
ゴーゲン「スライムに人間に化ける能力はないはずじゃ」
エルク「ただのスライムじゃないのか?」
ゴーゲン「誰かが幻覚を使ってスライムを人間だと思わせていたか………。その逆か………」
リーザ「近くに幻覚を使っている者がいるとゆうことね」
ゴーゲン「うむ。そいつに聞くのが一番じゃろう」
リーザ「スライムの相手は後ね」

赤いくつ・魔力の葉を入手したら、飛行モンスターで左下隅の出口から墓場へ移動する。

『墓場への出口です。出ますか?』
『はい』

入手アイテム
赤い靴(教会の裏)、魔力の葉(左下の茂みの奥の出口手前)
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エルク「ここは………」
リーザ「こんな所にお墓に通じる道があったのね」
ゴーゲン「うむ、向こうから力を感じる」
エルク「! 妖しい気配がする」
すると、そのエルクの声に呼応するように、全ての墓からリビングデッドが出現し、襲い掛かってくる。


バトル!!
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このバトルも固定メンバーはエルクとリーザ。
このバトルでは、墓地奥の光を放つ墓石を破壊すればいい。
リビングデッドのレベルも48と低いので、10体と多めだがさっさと終わらせてしまおう。ここのリビングデッドは特に頻繁にライトシューズを投げてくる。1ターンの間に半数以上が投げてくることが多々見受けられる。なお、この墓石(『とうめい』というキャラクター名)からは盗むが使えないので、それが目的でシュウをパーティに加えても無意味。
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エルク「終わったようだな」
リーザ「ちょこが心配だわ。早く行きましょう」
アーク「スライムはいなくなったようだな」
リーザ「やっぱり、あの墓石のせいかしら」
エルク「結局、何だったんだろう。あの墓石は」
ゴーゲン「何かの魔術がかけられていたようじゃが」
リーザ「確か、ちょこは何かが眠ってるって言ってたわ」
ゴーゲン「眠っている?まだ油断は出来んのう」
アーク「ラルゴに聞くのが一番だろう。まだ何かを隠しているようだし」

ちょこの家に入ると、ちょこは寝室で眠っていた。
エルク「様子はどうだ?」
ラルゴ「眠っています。もう、心配ないでしょう」
エルク「聞いてもいいか? あの墓石は一体何なんだ?」
ラルゴ「いいでしょう」
寝室を出て、3人は居間に向かった。
ラルゴ「その前に、まずあの娘のことからお話しましょう。ちょこは私の娘ではありません。そして、人間でもありません。あの娘は、死んだ娘の身代わりなんです。私には昔、妻と娘がいました。しかし、私のいない間に村がモンスターに襲われ………。私はまだ息のあった娘の記憶を記憶石に転写して、それを魔族の娘だったあの娘に移し変えたのが今のちょこです。確かに、あの娘は人間ではありませんがあの娘は人間と同じ心を持っています。リーザさん、貴女なら分かるでしょう」
リーザ「彼らの心の中にも僅かですが優しい心があります。ただ彼らにとってそれは生き抜く為には邪魔になってしまう………」
ラルゴ「私はちょこを人間として育てる為に、あの娘の中の闇の力を取り出して石に封じました」
エルク「それがあの墓石か…」
ラルゴ「そうです。恐らく、あの墓石から流れ出した闇の気がモンスターを呼び寄せたんでしょう」
エルク「そういうことか」
ラルゴ「私はちょこを自分の本当の娘として育ててきたつもりです。しかし、それももう限界のようだ。もし、あの娘が感情のままに力を解放することがあれば、今のままではどうなるか。もしよかったら、またあの娘を一緒に連れていってくれませんか。今のあの娘には、自分の力の使い方を覚える必要があります。いつまでもあの娘に、娘の身代わりをさせておくわけには行かないでしょう」

ちょこ「ここ、どこだろ?」
ちょこの意識は、深く暗い闇の中にいた。
ちょこが歩き始めると、目の前にうずくまって泣いている少女がいた。

ちょこ「どうしたの?どこか痛いの?」
少女「みんな、いなくなっちゃったの…」
ちょこ「迷子になったのね」
少女「みんな、死んじゃった…」
ちょこ「え」
少女「お願い、あたしをここから出して」
ちょこ「ここ、どこなの?」
少女「貴女にしか出来ないの。あたしをここから出して」
ちょこ「分かったの。一緒に出口を探すの!」
少女「ほんと! あたしをここから出してくれるのね。よかった…」
それだけ言うと、少女は消え去ってしまった。
ちょこ「あれぇ。消えちゃった」

墓地――。
アクラ「やっとこの時が来たわ。復讐の時が………」

一行はトココの村から出た。
ちょこ「なんか村の人へんなのー」
エルク「しばらく村には来ない方が良さそうだな」
ちょこ「なんでー?」
リーザ「きっとその内みんな元に戻るわ。それまで一緒に冒険しましょう、ね」
ちょこ「うん、わかったのー。ちょこ、冒険するー」

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ここで、一旦ちょこ覚醒イベントは途切れる。
続きはアンデルを倒してからとなる。

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